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絶対に失敗しない高齢受験者の公務員面接

絶対に失敗しない高齢受験者の公務員面接

何度受験しても公務員試験に合格しない。そのような悩みを持つ方は公務員人気から年々多くなっています。筆記試験では毎回上位に食い込んでいても、面接では上手くいかないということはよくあることなのです。そこで公務員面接に特化した対策を取るべきなのです。

スーパーマンよりも努力家

公務員試験では年齢層が広く事情がある受験者が多いため、面接官は年齢相応の対応というのは求めていません。まもなく30歳になる人も新卒の人にも全く同じ尺度で得点を付けます。これは意外と見落としがちな事情の一つです。高齢受験生にとってはなんとか若い受験者よりも優れていると無理に話を作る傾向にあるのです。

そういった薄っぺらい話は公務員といえど面接官には分かってしまいます。むしろ、何度も面接で不合格ながら今回も筆記を通って面接を受けていることを素直に言う方がよほど好感をもたれるのです。成功体験のみを積み重ねてスーパーマンになるよりも、失敗しても立ち上がる努力家というストーリーを組む必要があります。

なぜなら公務員は仕事上、地道で地味な仕事を淡々とこなすことが多く、それに適した人材が必要だからです。むろんスーパーマンも必要で採用します。とはいえ面接の対策上、高齢受験者は別の路線で攻めなければ確実に負けるのでなおさら努力家路線が必須なのです。

常識の逆張りで勝つ面接

公務員試験では現在は足切り点を超えれば面接で大逆転できるという状態になっています。これは常識になりつつありますが、筆記で引き離して面接で最低限でも採用を勝ち取ることも可能です。特に、地方公務員では日程の関係で筆記を最重要視して勉強をする人というのは割合から言っても少なくなっています。

そこで高齢受験者は何度も面接を経験したという地の利を活かし、筆記で点数を離しておいて面接では徹底的に無難に終わらせるという戦法をとることもできます。志望動機、自己PRも前年度の使いまわしであっても、最低限のブラッシュアップで採用される位置につけることができます。それでも面接に苦手意識が残る場合にはこれらの対策を面接時に取る必要があります。

  • 緊張しない!ではなく緊張をアピール
  • 考えるのは言いたいことだけ
  • 面接官の目は得点表

緊張しない!ではなく緊張をアピール

高齢受験者ともなれば面接で自分がどれだけ緊張してしまうかも理解しているはずです。緊張が表に出て上手くいかなかった苦い経験もあると思います。だからこそ、緊張しないように考えるのではなく、緊張していることを認めましょう。何度、噛んでしまっても「すみません、緊張で噛んでしまいました」とゆっくり言えば余裕も生まれ時間稼ぎもできます。

考えるのは言いたいことだけ

面接を何回もしていると起こりやすいのが心にもない綺麗な返しばかりしてしまうことです。前述のように高齢受験者は公務員としては地道な人材であればこそ光ります。なので、聞かれたことに対しては言いたいことを言ったほうが良いのです。多少不器用に聞こえるぐらいでも真剣みが伝わります。ありのままの自分を見せて評価してもらう。そのぐらいの意気があれば、評価は後からついてきます。

面接官の目は得点表

面接の苦手な方にとって面接官の目を見るということは苦痛かもしれません。とはいえ、面接では面接官の目をじっと見つめましょう。見れば見るほど面接の点数が上がる得点表だと思っていれば、たった数十分の我慢で合格を得ることができます。これにはもちろん理由があります。面接中に、一度目線を外してしまうと人の目を見ることが苦手な方にとっては二度と目を見て話すことができなくなる恐れがあるからです。

この3つの対策は面接が苦手な方向けの公務員試験に特化したテクニックです。民間企業では通じませんが、公務員面接では高評価を得やすい手法です。特に、面接官の目を見続けることは他の受験者はほとんどと言っていいぐらいに出来ていません。少しでも自信がありそうに見せることで、話している言葉に力を持たせる手法で非常に有効です。

たかが面接、されど面接

これらの公務員面接に特化した対策はテクニック中心です。志望動機や自己PRといったあなた自身のものは、あなたの中から生み出すものだからです。それを面接官にきちんと伝えるのに必要なのが、これらのテクニックなのです。公務員試験を受験する人たちの多くが民間企業を真剣に受けていない現状を考えると当然ですが、面接の場数も練習も圧倒的に少ないのです。

予備校で準備されている面接対策も何年も公務員面接を受けている人にとっては不必要に思えるかもしれません。しかし、必要なのは場数と練習なのです。他人に面接を見て聞いてもらって評価してもらうというプロセスを経なければ、テクニックすら使う余裕も生まれません。

公務員面接は対策を立てていれば合格すると言われています。しかし、対策を細部まできちんと立てている人が少ないのも事実なのです。高齢受験者の多くは、慣れからくる自分では気づかない程度の準備不足を見破られて不合格になってきているのです。公務員面接に特化した対策を練りさえすれば合格するのは難しくありません。自分の力を信じて合格を勝ち取りましょう。