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新卒の就職面接の質問を如何に乗り切るか?重要な4つのポイント

新卒の就職面接の質問を如何に乗り切るか?重要な4つのポイント

はじめに、新卒で就職の面接を受ける場合に覚えておいて欲しいことがあります。皆さんは面接でどんなことを聞かれるかということに不安を感じていませんか?もしそうならば、心配は無用です。

実は就職で聞かれる質問はたった2つしかないのです。
今回は想定される上記2つの質問について考えてみましょう。2つとはカテゴリーが2つという意味で、質問のされ方は様々あります。ですが、面接で何か質問を受けた場合に、2つのカテゴリーの内、どちらを答えるべきかを考え、そして回答します。これで面接はばっちりです。

1. 面接で聞かれる2つの質問

新卒で面接を受ける場合、質問される内容は非常に限定的です。繰り返しになりますが質問は2つのカテゴリーしかありません。その2つとは下の通りです。

① 過去何をしてきたか (自分は何者か)? ② これから何をしたいか?

この2つしか聞かれません。別の言い方をすれば①は過去のこと、②は未来のことです。例を交えて考えてみましょう。

2. 過去に関する質問

例えば、①についての質問は「自己紹介をしてください」「あなたの強みはなんですか」「大学時代に力を入れたことはなんですか」といった質問が挙げられます。いずれの質問も基本は過去の時点で、

「自分が何をしてきて、今どう感じているのか」という質問です。

つまり、自分の過去について徹底的に分析をしておけば、どんな質問にも答えられます。自分の生い立ち、自分の性格、自分が楽しいと感じること、やってきた事などを深掘りしていけばどんな質問にも答えることができます。

最もダメなパターンは、想定質問集などを買ってきて、それらの個々の質問に対して答えを準備することです。このようなやり方は応用がききません、質問を少しひねられると答えに窮してしまいます。大切な事は1つのことを徹底的に掘り下げ、様々な角度で切り口を変え考えておくことです。

3. 未来に関する質問

例えば、②についての質問は「弊社への志望動機は何ですか」「会社に入って何がしたいですか」「会社に入って貢献できることは何がありますか」といった質問が挙げられます。いずれの質問も基本は未来の時点で、

「自分が将来何をしているか」という質問です。

つまり、会社に入ってから何をしたいかを徹底的に考えておけば、やはりどんな質問も答えることができます。

ここで陥りがちなことは、入りたい会社を決めてから志望動機を考えるやり方です。このやり方は駄目です。なぜなら、真にやりたいことがなく、会社のネームバリュー等に惹かれて入社を考えているからです。

入りたい会社を決める⇒志望動機を決める、このやり方では真の志望動機は浮かんできません。口先では上手く答えられるかもしれませんが、本当に自分がやりたいことが考えられていないからです。その会社で出来そうなことを述べているため、自分のやりたいこと(=出来そうなこと)に制限が掛かっています。

一方で、正しいやり方は、志望動機を決める⇒志望動機を実現できそうな会社を選ぶことです。自分が本当にやりたいことを制限なく考え、そこで会社を選定すれば、その志望動機に説得力が増します。ここは重要なことなのでぜひ覚えておいてください。

また、未来について考えることは、過去何をしてきたかと密接に関わってきます。過去自分が楽しと思えたことを掘り下げれば、自分が将来何をしたいかも自ずと浮かんでくるでしょう。この意味で、①の過去についてじっくり考えることは、未来について考えるヒントも得られます。

4. 面接での質疑応答

面接での質疑応答で気をつけるべき点は以下2つです。

? 聞かれた事にきちんと答える ④ はきっりと答える

よくある間違いは、聞かれたこととは違うことを回答する人たちです。質問の意図を勝手に解釈し、全く見当違いな回答をしてしまう場合があります。質問の意図が分からなければ必ず確認しましょう。分からずに答えるよりも、分からないことは分からないと聞くことはマイナスではありません。

また、はっきりと答えましょう。大声で答える必要はありませんが、聞き取れない程度の声で、もにょもにょと発言をしていては相手はイメージダウンをしてしまいます。はっきりとした口調で質問に回答しましょう。

声が小さくなってしまう理由は、自分の答えに自信がないことが大半です。

ですが、上記で述べたように「過去のこと」「未来のこと」を徹底的に考えていけば、どんな質問にも答えられると確信でき、自分の発言にも自信が持てるはずです。自分で本当に練り上げたものならば、面接官は笑ったり馬鹿にしたりしません。万が一、そのような会社があったらこちらから願い下げしましょう。

5. まとめ

面接官が面接を通してみる事は、「この人と一緒にこれから会社で働けるか」という点です。この一点のみを質疑応答という形で、イメージしていく訳です。その為、相手とイメージが共有できるように具体的な話が必要になります。

質問の形態は形を変えますが、聞かれることは「過去のこと」「未来のこと」の2つのみです。これをどのような質問が来ても答えられるように、深く掘り下げてください。

深く掘り下げれば、多少ひねった質問が来ても応用が出来ます。具体的な話も出来ます。具体的な話になれば、自分の方が当然詳しいので、面接官に自信を持って回答ができます。

又、基本中の基本ですが「聞かれたことにきちんと答える」ことも非常に大切です。面接官と会話が噛み合わないようでは駄目です。分からなければ質問して「何を答えるか」教えてもらいましょう。

更に、はっきりと答えましょう。自信がないように見えるのは大きなマイナスです。自分が考え抜いた「答え」を面接官にはっきりとぶつけましょう。そうすれば、「一緒に働いてみたい」「一緒に働くと面白いかも」と必ず思ってもらえます。

就職での面接試験は人生を左右する大きなイベントです。事前に準備をして、しっかりと備えましょう。十分な備えがあれば必ず内定を取れることは間違いなしです。