意外とツラい!?公務員を退職するための方法教えます!
公務員を辞めたい。そうは言っても周囲は理解してくれる人は今ないでしょう。安定した仕事場で楽という間違った印象に悩んでいる公務員も多いのです。
公務員を退職したい人にとっては仕事上の悩みのほかに、周囲の人間関係が問題になることも大いにあります。やっかみや応対中に暴言を吐かれるということも公務員特有の悩みです。
退職を決めたら淡々と
悩んだ結果、退職を決意した場合にはすぐに上司に相談しましょう。退職届をいきなり持っていくという必要はありません。むしろ退職届がいきなり受理されるということもありません。
任期付き契約の公務員でない限りは、退職の意思がない限りは終身雇用です。そして公務員を退職したいと伝えても、何重にも手続きを経る必要があるのです。
そして人事上の取り扱いとして必ず慰留はされます。退職理由と再就職先が決まっているかということが慰留中に面談される話題の中心です。
公務員が在職中に転職活動を大っぴらにすることは許されませんので家業を継ぐような場合でなければ、一定期間無職となるのです。
さらに退職理由が仕事上の問題である場合には転属や配置転換で対処できるのかということも聞かれることがあります。退職に踏み切った理由をもとに考えていきましょう。
自己都合では退職金はあるの?
厳密にはありません。ただし、退職後にある程度の金額を受け取ります。公務員では退職金制度というものは定年退職者か一定の条件を満たした場合にのみありますので注意が必要です。
民間の話を聞いていると、退職時に受け取ったお金が少ないと感じるかもしれません。その場合には、ハローワークに行ってみましょう。
ハローワークでは公務員の退職者においても、民間相当の退職金を充当する制度に当てはまるか審査してくれるのです。
お金を受け取れる要件は厳しいですが、退職後の少しでもお金が必要な場合には職探しのついでに相談してみてもいいかもしれません。
退職まで言われる言葉への対応を練ろう
- 次の職場どうするの?
- 今以上の仕事は無いよ
- 仕事の斡旋できないよ
公務員を退職する際によく言われる言葉がこれらの言葉です。どれも本当のことですので、じっくりと考えてから退職をするように諭されるのです。
どの言葉にもきちんと答えられるようでなければ上司や人事は快く退職を認めるということは無いでしょう。現実には、公務員の職場ほど人材を丁寧に扱うところはないからです。
次の就職先や何がしたいかが固めながら、何度も上司や人事と相談をしましょう。重ねて言いますが、この時点で引き返すことも可能ですので踏ん切りがつかなければ退職しないという選択肢もあります。
途中まで悩んで退職を取りやめるのも選択として全く間違っていません。それで問題視されることもありませんし、仕事を続ける上で問題となることも少ないでしょう。
退職後もお世話になるので礼儀は尽くす
民間企業を退職した場合には翌日からは赤の他人で何ら関係なく生活できます。しかし、公務員の場合にはそうはいかないことが多いです。
仕事上はもちろん社会保険をはじめとする書類の管理を任せる場合があります。その際には、退職後もいきなり電話がかかってきたりすることもあるのです。
まれにですが、書類や経費の管理で呼び出しを受けることもあるのです。税金を扱う職場なのでチェックは必要なことです。
これらのことを考えて、退職するからといって退職直前はいい加減に仕事をしていたり退職の申し出をする際に適当なことをしていると対応が悪くなることがあります。
そのため退職するからと言っても、辞めるその日までは丁寧に礼儀を尽くしておきましょう。
退職を決めたなら
もう公務員の仕事はやってられない。そのようなきっかけがあって、じっくり考えた結果退職を決断した人にとっては退職までの道のりは時間的にも精神的にも長いものになります。
退職の決断を最後までやり遂げようとしている人にとっては、慰留も手続きもなにもかもが面倒なことかもしれません。そのようなツラさは仕事以上のものがあります。
だからこそ、退職してもすっきりと職場を後にするという意識は薄れがちです。退職直前まで良好な関係を保っていても意味がない。
それは間違いです。退職後にもなんらかの付き合いがあるかもしれませんし、退職金関係でお世話になることもあります。
なるべくなら職場の同僚に気持ちいい形で送られるようにしてみましょう。そうすれば次のステージにもすんなりと入り込むことができるようになります。