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転職活動をする際に忘れがちな退職時の面倒なトラブルとは?

転職活動における退職のトラブルとは?

転職活動中は、内定を勝ち取ることに集中していると思います。希望の転職先から内定をもらったら、現在の就業先に退職の意思を伝える必要があります。

退職の意思を現在の就業先に伝え退職時期を決定し、転職先の入社日を決定するにあたり、現在の就業先とトラブルになると、退職もスムーズに進みません。

今回は円滑な退職をするために考慮しなければならないことをいくつか考えてみます。

転職は自分一人の活動ではありません

転職活動は誰にも相談せずに進めていると思いますが、これらの人と関わっていくことを最初に意識してください。転職、退職のタイミングに大きく関わってきます。

  • 家族
  • 転職先
  • 現在の就業先
  • 転職エージェント

転職活動で最初に相談するのは?

転職活動で最初に相談する相手は家族(奥様)です。家族には転職活動を始めることを宣言しておきましょう。

家族は自分のことを何でも理解してくれると思いがちですが、転職先から内定をもらった後、家族に話をして反対をされるケースは多々あります。

自分としては家族のことを考えての転職かもしれませんが、家族としては新しい会社で(旦那が)うまくやっていけるのか、今までの生活と比較し、給与、休暇、帰宅時間が変わってきてしまうのではないか、と不安に感じます。

このような時、結果的に仕事を取るか家族を取るかと考えたときに、家族を捨て仕事を取る人はいません。

よって、最初に奥様の反応を確認しておくことをお勧めします。そして、自分がなぜ転職をしたいのかを理解しておいていただいてください。

家族の同意を得ておかなければ、転職タイミングを逃すことになるかもしれません。

入社予定日は慎重に決定しましょう

希望の転職先で内定が決定した場合、次に入社日予定日を決定する必要があります。そのためには、現在就業中の方なら就業先の退職予定日を決めなければなりません。

会社には就業規則がありますので、就業先の就業規則を見て、退職のどれぐらいまえに会社へ退職の申告が必要なのか調べておきましょう。

また、現在自分が関わる仕事の進捗、退職後の人の補充にどれだけ時間がかかるかも余裕を持って考えておきましょう。

これらを考えずに、転職先に適当な入社予定日を伝えておき、遅れることになると内定を取り消される場合もあります。

退職は強い意志を持って進めよう

現在の就業先に退職の意思を伝えると、会社から慰留を求められる場合があります。会社にとって必要と思われている人ならば、慰留を強く求めれます。

しかし、あなたには退職をし新しい仕事に就きたかった理由があると思います。

転職とは今まで世話になった会社に対し義理を欠く好意です。しかし、ここでためらい転職を断念したとしても、一度辞めると言いだした人に対して会社はやさしくありません。

会社にいづらくなり、半年後、一年後に退職する人が多くいます。退職の話を会社に告げたら、退職をするタイミングを逃さないようにしましょう。

トラブルになった場合は?

現在の就業先に退職の意思を伝えても、慰留を強く求められ、なかなか退職させてくれない場合もあります。

どうせ辞める会社なのだから出社拒否をして、無理やりにでも退職すればよいのでは、と考えるかもしれませんが、退職の手続きを今の就業先にしてもらわなければならないことを考えるとなるべく円滑な退職をするべきです。

このような場合は転職先の会社に入社予定日を調整してもらう必要があります。 転職エージェントを利用しているならすぐに相談しましょう。

エージェントは、紹介した転職者に内定が出ると、契約先であるあなたの転職先の会社から報酬が入る仕組みになっています。よって、利益を逃さないために入社が延長になることを転職予定の会社に説得してくれます。

また、あなたが現在の就業先から強い慰留を求められ転職に対し消極的になっていると、エージェントは転職を強く勧めてくるでしょう。

転職エージェントには現在の状況を正直に話し、自分の転職がスムーズに進むための力になってもらいましょう。

労働基準監督署に相談するべきか?

現在の就業先がどうしても会社をやめさせてくれない場合、労働基準監督署に相談する方法があります。

退職のトラブルについて、労働基準監督署では誰でも無料で相談することが出来ます。自分の就業先の地区にある労働基準監督署に電話をして、訪問日を決定します。

労働基準監督署では就業規則で退職日に関する項目を確認され、それに適さない場合、会社に対し指導を行ってくれます。指導を行ってもらうかどうかはこちらで選ぶことができます。

しかし、このようなことを行うと退職日までは職場の空気が悪くなり大変いづらくなります。よって、なるべくこのような手段は取らないことをお勧めします。

転職・退職はなるべくトラブルを生まないように周囲のことも考え、余裕をもったスケジュールで進めることができるように準備をしてください。