リゾートホテル業界の仕事の裏側！結局楽しいの？つらいの？ - “働く”をもっと楽しく！仕事応援型ウェブマガジンJOBLY [ジョブリー]

リゾートホテル業界の仕事は、結局楽しいの？つらいの？

都会の喧騒から離れ、ゆったりした雰囲気の中、まどろみのひとときを過ごす・・・。リゾートホテルは誰もが極上のひとときを過ごすための場所です。

私は、リゾートホテルの現場で10年働いていました。（今は現場を離れ本社勤務です。）リゾートホテルで働くことは、楽しいときもあればつらいときもありますが、やりがいはあります。採用から勤務、給与まで気になることをご紹介いたします。

就職説明会の雰囲気は？

リゾートホテル、シティホテルには、ホスピタリティのプロになりたい学生が志望してきますので、就職説明会には如何にも人のよさそうな若者たちが多く集まってきます。また、企業側の担当者も人のよさそうなオジサマ方がいらっしゃって丁寧に説明していただけます。

出来るだけ多くの企業を訪れ、企業研究をしておきましょう。その後の採用面接で「何故あなたは当社を志望されるのですか？」と必ず聞かれます。

採用に役に立つ資格はあるの？

サービス業というと特に資格は必要ないように思えますが、やはり取っておくと実務に役立つ資格があります。

取得しておくと役にたつ資格

英語（英語検定、TOEIC等）
簿記
国内旅行業務取扱管理者

英語については、外人のお客様がいらっしゃったときに非常に役に立ちます。国内のホテルで海外のお客様が常に訪れるホテルでないのならば全員が話せる必要はないのですが、英語が話せると職場で頼られ、評価もアップすると思います。

簿記については、フロント、レストラン等、ホテルではお金を取り扱う頻度が高いです。毎日レジの締め処理も行いますので、数字に強いほうが業務を効率的に進めることができます。

国内旅行業務取扱管理者については、お客様との会話の中でキラッと光る知識を出せます。また、旅行業、ホテル業志望者は、国内旅行業務取扱管理者を持っている人が比較的多いので、採用試験でも生かせると思います。

面接で重要視されるポイントは？

さて、面接の際に重要視されるポイントはどこだと思いますか？それは、メンタルの強さと、体力です。

サービス業は当然クレーム対応があります。クレーム耐性が強くないと到底つとまりません。圧迫面接はないと思いますが、メンタルの強さはアピールしたほうがいいと思います。

同じく、体力も重要です。健康そうか？、極端な話、1週間休みなしでも働けそうか？こんなところを面接官に見られていると思います。面接では、体育会に所属していたとか、運動が苦手な人は、ゼミの研究室に一週間泊り込んだことがある、等のアピールが有効だと思います。

勤務先で待ち受けているものは・・・

さて、無事採用が決まり、入社式を終えると1～2週間のオリエンテーションを行い、その後配属先が決まります。全国展開をしている会社だと、ここで同期とはバラバラになります。私も行ったことも住んだこともない伊豆に配属されました。

配属後、早速ゴールデンウィークを向かえ、鬼のような忙しさを経験します。その後も週末は忙しいけど、平日は至極暇な日々を送ります。ほとんど定時で帰れます。雨が降れば更に客足は少なくなります。

そして7月を迎えます。リゾートは家族連れが非常に多いので、夏休みになると急がしさは一気にピークになります。そのピークの状態が1ヶ月半ぐらい続きます。

ここからがホテル業界の厳しさですが、人手が足りない部署に支援に行かされます。それこそ経理担当者も総務担当者もフロント担当者も空いている時間は、客室掃除、宴会場の片付け、など誰でもできそうな、そして毎日起こりそうな仕事には何でも借り出されます。リゾートホテルは繁閑の差がとにかく激しく、シーズン中はまさに体力勝負！

しかし、皆でホテルを支えている気分になりますので、団結力も増し、一日終わった後の達成感もそれなりに感じます。また基本的には従業員はいい人が多いのでとても楽しく仕事をすることが出来ます。個人的にはレストランは男性も女性もとてもいい人が多かったですね。