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教えます!面接での「緊張」を「余裕」に変える笑顔の使い方!

就職の面接では、緊張しすぎず、姿勢や動作に気をつけて、あいさつは明るく丁寧に…など、調べてみるとたくさんの「好印象の与え方」を書き記したものが目につきます。しかし、よくよく見てみると、具体的にどうしたら緊張しないのか。という方法まで書いてあることは、あまり多くありません。

「緊張しすぎない」なんてはっきり言って分かってるけど、どうしたら緊張しないですむの?そんな疑問をお持ちのあなたに、面接で緊張感を出さずにこなす、具体的かつ、実戦的な方法をひとつ紹介したいと思います。騙されたと思って一度試してみませんか?

緊張をコントロールするのは至難の業

面接は、数をこなせば慣れてくるという人がよくいますが、はっきり言ってそれは志望している会社の面接まで、いろいろ受けてみる時間とゆとりがある場合に限られてくるのかな、と思います。

しかも、場数を踏んで緊張を回避する方法の場合、個人差が大きく、数回で慣れてしまう人もいれば、自分は何度やっても緊張してしまう性格なんだと、いらない情報を得る結果になってしまう人もいるでしょう。

結論から言いますと、付け焼刃のようなやり方で、湧きあがる緊張を根本からコントロールするのはなかなか難しい事のように思います。自分の感情をそこまでコントロールできる人がいたら、もはや就職活動などやめて何者かを目指す道もあるかもしれません。

緊張は必ずしも相手に伝わらない

よく、「とても緊張しています」といっても全然緊張していないように見える人がいます。つまり本人が緊張しているか、と、それを相手が察知するかどうかは、必ずしもイコールではないと言う事です。

緊張がこちらにまで伝わり、動悸までうつってしまいそうな人もいますが、いわゆるポーカーフェイスと呼ばれるような人たちは、相手に自分の感情を読み取られないようにするのがとても上手です。

つまり、感情ではなく表情をコントロールすることによって、内部の緊張を相手に伝えずに違った印象を与えることができるのです。

作り笑顔は怖い?

相手にリラックス感やゆとりの印象を与える方法として、最も有効なものの一つが「笑顔」です。相手に好印象を与える手段として人生で幾度となく作り笑顔をしてしまった事が、皆さんにもあるのではないでしょうか…。

しかし、ただ笑えばいいというものではありません。本当はすごく怒っている人が必死に笑っているとき、ゾッとしませんか?ガチガチに緊張している人の作り笑顔ほど、緊張が伝わるものものありません。では緊張を隠し、相手に余裕を感じさせる笑顔を作るにはどうしたらいいのでしょうか。

大切なのは笑顔の作り方と使用するタイミング

まず、歯を見せて笑うのは控えた方がいいかと思います。歯を見せるような笑顔の場合、面接官によっては「ヘラヘラしている」という印象を与えてしまう恐れがあります。それは面接において好印象どころかマイナスの評価へ直結します。大切なのは、やわらかい印象を残しつつ、まじめで芯が強く頼れそうな印象を与える事です。

そのためには「口角を引き上げる程度の笑顔」が最も適していると思います。笑顔をつくる、と言うよりは口元をぐっと引きしめる感じで、少しだけ上に引き上げます。背筋を伸ばして座り、口角を引き締めるだけで、偏差値+10程度はかしこくみえる事かと思います。

しかし、面接の間ずっと、ニコニコしてるのは不自然ですよね。この笑顔を作るのは、基本的には「自分が発言しない間だけ」です。発言してる間は、これでもか、というくらい真剣なまなざしで答えるとよいでしょう。

発言している間に、誠実な印象を与えて、残りの態度で余裕感を演出するという、分かりやすく効率的な方法です。真剣な場面を作ることにより、笑顔に真実味が増します。あと、表情の筋肉に休息も与えられて一石三鳥と言ったところでしょうか。

一つだけ、気をつけないといけないのは、緊張している場面の場合、思っているより表情筋が固くなり、自分が思っているより笑えてなかった!ということがあります。ちょっとやり過ぎかな?とおもうくらい口角を引き上げると、ちょうどいいかもしれません。一人でこっそり練習するのもよいでしょう。

だたし、これは一般的な面接の場合であり、「面接で緊張しないような奴は、いらん!」といった会社様も世の中にはあるかと思いますので、実践する際には面接を受ける会社を良くリサーチすることをお勧めします。

最後に、この笑顔のおまけ的に良い所なのですが、口元を引き締めると、自然と自分の意識も引き締まります。表面的な方法ですが、内面的に良い作用も秘めているので、一度試してみてはいかがでしょうか。