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開業して必ず成功する人に共通している素質とは何か?

会社で働く側からすれば、フリーで働いている人ってなんだかかっこいいですよね。フリーデザイナー、フリーライター。フリーランスの仕事内容はさまざまですが、それでも、会社に縛られず、イヤな上司もいない…そんな羨ましい世界は誰もが憧れるものです。

しかし、実際にフリーで働く側からすれば、そんな甘いものではありません。自由に見えますが、会社員の方よりもはるかに責任を背負っています。かっこいいな、そんな憧れだけでフリーになったとしても、現実は甘くないですよ。

筆者もなんだかんだフリーの身です

筆者自身も、現在はフリーランスで働いています。知り合う方々にフリーだと告げると、大抵の人が羨ましがります。かっこいい、と。しかし、そう言われるたびに、心の中ではそんなことないと全力で否定しています。傍から見るのと実際になるのとでは、全く違うのです。

筆者自身、フリーランスとして働き始める前までは、フリーという言葉の響きに憧れをいただいていました。フリーで活躍する人と会うたびに、羨ましいと思っていました。時間にも会社にも縛られず、好きなところで好きなだけ好きなことをできる。なんて羨ましい仕事なんだ、と思っていました。

カフェでパソコンを開いてカタカタ仕事をしている様子を見ると、あの人もフリーなのかな?かっこいいな、と自分にはない自由さに憧れの気持ちを抱いていました。そういう人を目にするたびに、「いつか私もフリーに」が合言葉になっていました。

そんな自分の気持ちとは正反対に、周りは誰ひとり賛成する人はいませんでした。フリーで働くなんて…。そんな実力どこにあるの?と。やってみなよ、とは誰ひとり言う人はいませんでした。それでもフリーへの道はあきらめられず、会社を辞めてからいろいろありましたが、フリーランスとして生きていくことを決めたのでした。

自由と責任の大きさは同じです

筆者が憧れていた「自由」な暮らし。実際に、フリーとして働き始めると、夢描いていたものとはかけ離れた現実が待っていました。仕事のスケジュール管理も、金銭管理も、仕事を受注するのも、なにもかも自分一人でやらなくてはいけません。今までは会社で働いていたので、それぞれの部署の人が担当していました。

仕事を取ってくるのは営業さん。

お給料の計算をするのは人事部。

何か困ったことがあれば総務部。

そんな感じで、常に相談できる相手がいました。何かミスを犯しても、フォローしてくれる上司がいました。気遣ってくれる同僚がいました。今では、全てを自分一人で解決しなくてはいけません。

お客様と連絡を取り合うのも自分。

作業を進めるのも自分。

請求書を発行するのも自分。

仕事を一緒に進める同僚はいません。相談・報告をする上司もいません。全てを自分で決めて、自分で行動するしかありません。それだけの決意がなければ、フリーでは働いていけません。決して人のせいにはできないのですから。周りに甘えてもいられません。

その分、達成したときの喜びは、会社員時代とは比べ物になりません。自分の力で取った仕事。自分の力で信頼してもらったこと。どれもが今の私には財産です。会社員でもフリーランスでも、どちらもメリット・デメリットはあります。どちらを選ぶのも自由です。あとは、自分がどうしたいか、それだけじゃないですか?