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仕事を楽しむには、『仕事はつまらない』という前提から始まる!

楽しい仕事は存在しない 仕事を楽しむ人がいるだけ

【仕事が楽しくない人へ】

仕事に対する前提を変えないと、仕事は楽しくなりません。そもそも仕事はつまらないものだからです。つまらないから面白いんです。意味分かんないですよね?説明しますね。

例えばディズニーランドは、大人も子供も楽しいテーマパークですよね。想像してほしいのですが、そこで丸1日楽しみました。とても最高のひと時でした。また来たいなーって感じています。

そこでまたすぐ翌日、ディズニーランドで遊べることになりました。やはり楽しかった。また来たいな~と感じます。更に3日目も遊んでいいよ、となりました。少し飽き始めてきました。閉館までまだ時間があります。もういいかなって気持ちになりました。4日目、5日目、6日目・・・・。

どうですか?楽しいですか?最後ら辺はむしろ、苦痛に感じませんでしたか?そう!楽しいことってすぐ飽きてしまうんです。長続きしないんです。ところが仕事って飽きないんです。なぜか?仕事を通じて成長できるからです。成長は人間の根源的な喜びであり欲求でもあります。

仕事はつまらないから、こう質問するのです。

仕事が楽しくなるにはどうすればいいか?

仕事を楽しくするために自分は何ができるか?

仕事はつまらないという前提を持ちつつ、この質問を自分にぶつけるのです。

具体例をあげましょう。私が24歳の時に、大手のチェーン店で有名なイタリア料理のお店「カプリチョーザ」でアルバイトをしていました。その店舗は大変忙しく、毎日ヘトヘトでした。とにかく忙しく2ヶ月皿を洗う日々、ほぼ毎日洗い物。料理はあまり触れず・・・。

もう辞めようと思いました。面白くないから。でも心のどこかでこのままでは嫌だな~とは思っていました。そこでふと大量の洗い物を見て、これを洗うのにどれくらい時間がかかるんだろう?って思いました。時間を計ってみると17分かかりました。なるほど、こんだけ時間がかかっていたのか。もっと早くできないだろうか?

次に計ったら14分、13分、11分。時間を意識するようになり、洗い物が早いスタッフのやり方を見て、更に工夫し、マネすると、10分まで時間が短縮されました。最終的には8分でできるようになりました。これまでの半分以下の時間でできるようになりました。気づくと仕事が楽しいと感じるようになりました。

するとピザを任されるようになりました。これも同じ要領ではないかと思い、やってみるとこれも早くできるようになりました。日に日にどんどん仕事が楽しくなってきました。人は仕事を任されると嬉しくなるんですね。

気づけばバイトリーダーになり、新人育成を任されるまでになり、この仕事を辞める時は最高の幕引きで終え、最終日は泣いてしまうほどでした。辞める時には惜しまれ、社員にならないかとまでありました。どうしてもやりたいことがあり、辞めましたが、最高のアルバイトだったと自負しています。

仕事は一生懸命やると面白くなるという性質があります。仕事がつまらないなら3ヶ月だけ一生懸命してみることをオススメします。そして、『どうしたらこの仕事が楽しくなるか?』『どうしたら早くできるか?』を常に考えながら。

個人的には早くできるようになる、スピードが上がるというのが仕事が楽しくなる最初のポイントのような気がします。仕事が面白いと思って取り組むと、実際のギャップにショックを受けると思います。それよりは期待値の低いところから入って、自ら楽しくしていく。

やはり、仕事の前提は『仕事はつまらないもの』から始めて、楽しくするには?と常に考えることで、本当に仕事が楽しくなります。遊び心を持って仕事をすることですね。みなさんの仕事が最高のものになりますように。