あなたはできてる?アルバイトを辞める時のマナー
アルバイトは、多くの人が、「限られた期間働く仕事」として、とらえていることが多いでしょう。
学生であれば、休みの間働いてお金を稼ぐとか、次の就職口が見つかるまでの間、資格取得の間に生活費を稼ぐためなど、アルバイトで働く理由は、人それぞれです。
働き始める時は、これからお金を稼がせてもらう場所ですから、マナーにも気を配る人がほとんどです。アルバイトは、賃金が発生するので、仕事をして以上は、立派な社会人の一人として扱われます。
期間限定のアルバイトと言っても、何かの縁があって、雇ってもらった職場です。社会人として、気持ちの良い締めくくりを心がけたいものですね。
やりがちなNG辞め方
まずは、やりがちなNGの辞め方について考えてみましょう。
一番多いのが、「いきなり辞めたいというパターン」です。自分がアルバイトを辞めたいと思う時期がかなり迫ってから、上司に報告します。
アルバイトは、次の職場へのつなぎなどに活用する人が多いため、多くの人が限られた期間、働くことがあります。そのため、自分の中では、働き始めてすぐに「このアルバイトは、いつ頃まで。」と明確な時期を認識しながら、働く人も多いはず。
でも、職場の上司や仲間たちにしてみれば、あなたがいつまで働くつもりでいるのかなんて、全く知らないわけです。
それにもかかわらず、自分の中では既に決着がついていることとして考え、自分が辞めたいと考えている時期が迫ってからでないと、周囲に報告しないという事態が起きるのです。
「来週から仕事を辞めます。」とか、「明日でアルバイトを辞めたいです。」などと、直近で上司に報告するのはマナー違反です。
次にやりがちなパターンは、「音信普通パターン」です。もはや、辞めるという意思表示すらしないまま、「アルバイトに通わなくなったのだから、察してほしい。」とばかりに、いきなりの無断欠勤を心がける人たちもいます。
社会人としてというよりも、一人の大人として、これはいただけませんね。「無断欠勤は、職場の仲間達に不必要な心配をさせるだけでなく、職場で残りの賃金の扱いをどうしたらいいのかとか、ロッカーの鍵は?とか、制服を返さないままにしてしまったりと、大迷惑をかけることにもなるのです。
心がけたいマナー
では、どういった辞め方がいいのでしょうか?ポイントは、
- 辞める時期を前もって報告する。
- 上司に面と向かって報告する。
です。
この2点さえ、守れば、アルバイトを去るときに後を濁さずに済むのです。簡単なようですが、「単なるアルバイトだから。」という甘えがあるとなかなか出来ないことかもしれません。
まず、辞める時期ですが、「どのくらい前もって報告すればよいのか?」という疑問が浮かびます。
職場にもよりますが、一般的には、1ヶ月前が無難でしょう。なぜなら、あなたが抜けることで、職場はあなたの代わりとなる人を再度雇わなければならなくなります。
募集をかけたからといってすぐに人が集まるわけではありませんので、余裕を持った報告が望まれるのです。
また、2週間後に代わりの人が見つかったとしても、その人に1から仕事を教える時間も必要になるわけです。
また、「上司に面と向かって報告する。」の意味ですが、これは最近だとアルバイトを辞めるという報告をメールや電話で済ませてしまう人が多くなっているからです。
「辞める。」というのは、確かに伝えにくく、出来れば顔を合わせずに済ませたいというのが人間の心理ですね。
でも、アルバイトをし、賃金をもらっていた職場です。顔も見せずに「辞めます。」は失礼極まりないことと認識しましょう。
きちんと、「辞める時期、辞める理由」を上司に伝えれば、上司も納得してくれるはずです。
気持ちの良い終わりは、次のステップに
アルバイトをきちんと終わりにすることが出来れば、次の新しいステップに踏み出すきっかけにもなります。
辞める時のマナーとして、「1ヶ月程度を目処に前もって報告。」と「上司ときちんと顔を合わせて報告する。」の2点は守りましょう。