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精神的にもう限界?!辛くなったアルバイトを辞める方法

精神的にもう限界?! 辛くなったアルバイトを辞める方法

せっかく張り切って始めたアルバイトも苦しくなって辞めたくなったことは誰にでもあるのではないでしょうか。

しかし辞めるに辞められずに精神的にも限界がやってきて体まで壊してしまうことだって多々あります。自分を守るためにも勇気を出してアルバイトを辞めることは間違ったことではありません。

3カ月我慢してダメなら覚悟を決める!

どんな仕事でも最初は心身ともにキツいのは当たり前のことです。辞めたいと思ったらまずは3カ月続けてみましょう。この3カ月という期間は仕事にも環境にも慣れるために必要な時間です。

アルバイトを始めて1週間や2週間で辞めたいと思うのと3カ月頑張って辞めよう、と決心するのとではかなり大きな差があります。

体力的にしんどい仕事というのは慣れるとこなせるようになるものです。3カ月経ったら仕事のペースも掴めてくるのでこの手のしんどさは乗り越えられるものなのです。しかし一番やっかいなのは精神的にしんどい場合です。

やはり人間関係というのはどんな環境においても一番切っては切れないものであります。

最初は新しい出会いや仕事場の人間模様に慣れるのに必死で居心地が悪いのは自然なことです。しかし3カ月経っても人間関係に悩まされるようでは少し考えた方がいいかもしれません。

ズルズルと嫌な思いをして長く居続けて辞められなくなる前にスッパリとある程度の期間で見切りをつけることも大事です。

早まらずに冷静に辞める時期を見極める

精神的に参っている時は何が何でもすぐに辞めてしまいたい、と思いますよね。しかし最低限気を付けなければならないことがあります。それは1カ月前には職場に辞める旨を伝えることです。

辞める理由は家族の事情や個人的な理由で構いません。上司に普段の恨みつらみを吐き出して残りの働く期間に気まずい思いをしながら働く必要などはありません。だからと言ってもう辞めてしまうのだから、と無責任な行動をとるのは一社会人としていけません。

辞めると決心したら最低1カ月以内には申し出ましょう。辞める際も“立つ鳥跡を濁さず”です。嫌な思いを何重にも重ねて後を去るよりはきちんとした大人な対応をしてひとつの仕事を終わらせることもその後の自分のためにも大事なことです。

しかし中には1カ月も働いてなんていられないくらい精神的に大きなダメージを受けている場合もあります。そんな時は今日のうちにでも辞めてしまいたい、と思うかもしれません。本日限りで辞めさせて下さい、というのはかなりアグレッシブな行動です。

働き先からすると残りのシフトの埋め合わせなどの迷惑を被ることになるのでその職場にはもう二度と顔を出せなくなるような悪い関係で幕を閉じることになってしまいます。

しかしそんな無理やりな行動に出なくてはならないくらいの非常事態を抱えている人も沢山いるのです。

しかし本日限りで辞める場合はお給料が支払われた日の後で辞めることを最低限覚えておきましょう。銀行振り込みや手渡しでも同じことですが、辞めてしまった後にお給料についての話し合いなどを持ちかけるのはかなり気まずく難しいことです。

仕事先の機嫌を損ねてしまって今まで頑張って働いたお給料が払われないなどあってはいけません。お給料が払われる日までは最低限頑張りましょう。

自分を責めずに強気でいこう!!

辞めると決めたらもう弱気になることはありません。毎日見ていた環境もきっと違って見えるでしょう。一度目標を持ってしまえば辞める日までの期間などは勢いですぐに過ぎ去ってしまいます。

アルバイトを辞める際に陥ってしまうのが、一度辞めると次の仕事も同じ理由で辞めてしまう、というサイクルがあるということです。これを辞め癖といいます。辞め癖がついてしまうとせっかく新しいアルバイト先を見つけても同じことを繰り返してしまうのです。

人は一度嫌な経験をしてしまうと次にまったく違う環境に行った時にもそのトラウマを自分の中でまた知らず知らずのうちに再現してしまうのです。

もしかしたら自分が長い期間働き続けられる職場に巡りあっても自分自身が抱え続けるトラウマのせいで台無しにしてしまいます。

そんな負のサイクルを次のアルバイト先にも持ち込まないためにも自分を肯定してあげましょう。自分が最後までやるだけのことをしてここまで頑張ってきた、と褒めてあげましょう。そして次の職場では新たな気持ちで働くことに集中するのです。

もし無理な辞め方をしてしまい仕事先を怒らせてしまった場合には給料を支払ってもらえない、などの問題も出てきてしまいます。その際にも申し訳なく思って気弱になる必要はありません。働いた分のお給料を受け取るのは当然のことです。

直接話し合うのが困難な場合は内容証明を使って稼いだ分のお給料をしっかりと請求しましょう。対応してもらえない場合には労働基準監督署という公的な機関に相談することができます。

お給料の未払いというのはどこにでも存在する問題です。自分がもらえるべき権利を主張せずに泣き寝入りする必要はありません。

同じ悩みを抱える人が毎日のように公的機関に相談をしているのです。自分だけが陥ってしまった問題なのだ、と一人で抱え込まずに周りの人に相談して早急に解決できるように努力しましょう。

無料で相談ができる町の弁護士さんなどもいるので専門家にアドバイスをもらうこともできます。

他にも全国には法務相談所という機関が存在し、24時間メールと電話で対応してくれます。電話などでの回答が難しい場合は専門家が面談をしてくれるのでとても心強い機関でもあります。アルバイトという立場であっても仕事に変わりはないのです。

世の中には自分と同じように精神的に辛い思いを抱えながらアルバイトをしている人が沢山います。しかしこのような状況におかれている人が最も陥ってしまうのが辞められずに一人で悩んで苦しんでしまう、ということです。

続けるよりも辞めることの方がとっても勇気のいる行動なのです。しかし自分の精神や体調を壊してまで続けても得られるものはありません。自分自身を守ることも私達に必要な大事なことなのです。