気をつけよう!退職トラブルを防ぐパートを辞める時の必須マナー
生活のため、お小遣い、メリハリが欲しくて。パートをするにもそれなりの理由があります。もっともパートずっと続けるというわけでもなく辞める必要が出てくることがあります。
夫の転勤やパートの必要がなくなったこと、パート先の人間関係、転職と事情は人それぞれです。それでもパート先を辞めるにあたっては職場にいろいろと気を使う必要があります。
パートだって立派な仕事
パートをしている間は職場で自分がどれだけ戦力になっているかは分かりにくいと思います。
とはいえ、雇われているのですから何かしら貢献しているところに穴が開く ことになります。
ここでパート先を辞めるときに困るのが、辞めるまでの期間です。上司に相談できるぐらい余裕があれば問題ありません。辞めるまでの申し継ぎや後輩への教育をできるだけの時間があります。
大変なのは急な用事ですぐにやめる必要が出てきたときです。こういったときにパートとはいえ仕事では重要な戦力ですから、後々影響が出ないように配慮しましょう。急な退職でも退職までに以下のことを申し継ぐ必要があります。
- 仕事のノウハウ
- 特に配慮が必要な取引先
- 連絡先の網羅
これらのことは急ぎで十分な申し継ぎができなくとも最低限押さえておくべきところです。自然にこなしていた業務でも自分では意識せずとも周りにはできていない仕事をしていることがあります。
次に入ってくるパートが仕事を始めたさいに、少しでも仕事に入りやすい資料やメモを残しておくのも立派な仕事の内です。これらがきちんとされていないと退職後のトラブルの原因になりやすいのです。
モノ・ヒト・カネ全てがトラブルの元
トラブルを未然に防ぐには事前の相談が重要とは言いました。といっても、パート先との相談ができていなくとも自分自身が身を守るために注意しておくポイントがあります。
借り物の返却もその一つです。備品でも借りているものは必ず返しましょう。自費で購入していた場合にはパート先に自費購入したものだと伝えておかなければ問題となる可能性があります。
仮に中途半端に使っている使い古しであっても、まとめて返却しておくのがトラブルを避けるためには必須のことです。同僚に渡すのではなく、必ず上司にまとめたものを受け取ってもらうようにしましょう。
人間関係でも退職理由や時期を説明しておかなければ、何らかのトラブルに巻き込まれることがあります。不倫のでっち上げや金銭の貸し借りで言いがかりをつけられるのも退職後がほとんどです。
パート先で関係が良好だと思っていても、離れてしまえば噂に対して手を打つことはできません。退職の際にはそのような噂やトラブルの種となるようなものは摘み取るようにしておくのが吉です。
カネの問題は最もややこしくなります。最後の月のパート代はきちんと支給されているか、経費で利用したお金が返ってきているかなどは必ず確認しましょう。パートの退職後には金銭トラブルは非常に起こりやすいのです。
数か月たってから気づいても対応してくれるとは限りません。それ以上に対応しようにも交通費との兼ね合いで泣き寝入りしてしまう例が後を絶ちません。どれだけパート代が入るのかや、退職時に現金支給や明細を前もって用意してくれる可能性もあります。
マナーが悪いと即トラブル
マナーを守らないとトラブルは必ずと言っていいほどトラブルが発生します。退職しなければならない日が決まっているにもかかわらず、上司に報告も相談もせず直前に辞めることを伝えるなどもってのほかです。
このように直前に辞めることを伝えると業務の不始末でその月のパート代を支払わないパート先もあります。自分自身のマナーの悪さがトラブルを引き寄せてしまうのです。
もし急に退職しなければならなくなっても分かったその日に電話の一つでも入れて、次の勤務日に詳細を伝えるのがマナーです。パート先になるべく迷惑がかからないようにしなければなりません。
そうすればパート先もある程度は配慮してくれます。人員の見通しが立てば仕事は回りますから、トラブルが起こる可能性も低く抑えることができます。
退職するからこそスッキリ辞めよう
パートを退職するまでにトラブルになるのも、退職後にトラブルに巻き込まれるのも非常に面倒です。夫の転勤や自分の転職が退職理由だと、新しい環境に慣れつつトラブルの対処をしなければなりません。
面倒事を避けるためにもパート先はマナーよく辞めましょう。少しのことに気を配ってトラブルもなく円満に退職して、心残りなく次の生活を迎えましょう。