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履歴書に貼る写真を撮る時の服装コーディネイト術

履歴書に貼る写真を撮る時の服装コーディネイト術

履歴書には写真が必要不可欠です。なぜ、なのでしょうか。これには二つの目的があると言えます。一つ目は、面接をした人以外にもどのような方なのかを伝えると言う意味、もう一つは面接にきた人本人と履歴書記載の人が同じ人物であるという確認という二つの意味が隠されています。

そういった意味を有しているのですから、思った以上にインパクトを秘めているものなのです。

写真の特異性

履歴書に貼られる写真は特にインパクトを秘めている存在です。通常の場合、履歴書を見る時最初に目が行くのは写真です。これはなぜなのでしょうか。履歴書を出す立場としては気にしないかもしれませんが、履歴書を見る方は無意識に先ず写真を見ます。これは、異質なものだからなのです。

履歴書とは文字情報がその殆どを占めています。その中で、唯一の画像情報として認識されるから異質なのです。異質であるが故に一番最初に見てしまう。すなわち、第一印象が履歴書の写真でイメージされるのです。ですから、ここをうまくコントロールしておかないと面接自体がうまく進みにくくなるのです。

写真の違和感

写真で人物を観た後に本人を見る、これが通常の面接の流れになります。その流れの中で避けなければならないのが写真と本人との違和感です。さすがに、スーツ姿で写真を取って私服と言う服装で面接に行く事はないでしょうがこれに類する違和感は実は皆さんが犯しています。それは、違う服である事です。

履歴書のスーツは紺なのに面接の時にグレーのスーツだったりする場合です。先に紺と色とあなたの顔を見てイメージした印象がグレーのスーツであったが為にぜんぜん違う印象を受けてしまう場合があります。一瞬に見た目が判別できないような色合いであれば良いのですが、そうでない場合のイメージはダウンします。

同じようでいて違うのが、ネクタイです。赤系のネクタイでやる気をアピールした写真を履歴書に貼ってあるのに、面接の時はブルー系の慎重さをアピールしてはいけません。全く同じものである必要はありませんが、せめて同系の色にしておくべきでしょう。

服装のコーディネイト

このように考えて行くと、基本は同系統色のスーツとネクタイを組み合わせる事で良いと言う結論になります。そうです、基本はそれで良いのです。そこから次の段階になります。

概ねの場合、スーツは紺でストライプの無いものを選べば大半は何の問題も無いでしょう。但し、就職しようとしている先が衣類の販売を行っているのならばそこで買ったものを着用しましょう。量販店や百貨店ではPBブランドがあります。不思議とこれらは見る人が見ると分かってしまうものです。

A社を受けるのに、B社のPB商品で行くというのはあまりにも失礼な話です。その会社のPBブランドであっても最上級のものと最下級のものは避ける事。先ほども言った通り分かってしまうものだからです。

選ぶなら、中間程度のものを選びます。かといって、面接先によってスーツを変えるなんて不経済ですよね。もし、PB商品のある2社以上の面接に行くなら、小売(直販)をしていないメーカーのものを選びましょう。純然たる、スーツのメーカーのものですね。

服装のコーディネイトで印象付けるならばその会社の社員が良く着ている服装を見てそれに近くすると言う方法がもっとも簡単です。裏技ですが、ある百貨店に就職を希望していた学生がその百貨店に行きスーツ売り場で「御社を受けるので、良いスーツを見つくろってください。」と頼んだのという逸話を聞いた事があります。結果は、当然合格したらしいですよ。