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強烈なインパクトと誰もしない自己PRで面接官を逆にコントロール?

面接とは

なぜ、就職や転職の時には面接があるのでしょうか。面接を行うのはその人の人間性を見てみたいから行うのです。「仕事をするのは能力であって人間性ではない。」と反論する方もいらっしゃるかも知れませんが実は先ず人間性ありきなのです。

個人営業ならばそれ程問題となる事も多くは無いかもしれませんが、企業とは複数の人が集まってなりたっているものです。例え素晴らしい能力を持っていても全体の動きを止めてしまうような人は必要とはされません。

特別に貴方の持っている能力に魅力を感じて転職のオファーがあったのならば話の違いますが、通常の場合は「あなたがその企業カラーに合うか?」をチェックしたいのです。

面接官の心理

面接官は先ほど述べたように「あなたがその企業カラーに合うか?」をチェックしたいのですから反対の面接官の望んでいるタイプの人間を演じて面接を受ければ良いのです。

貴方だって、自分の望んでいる仕事に就きたいと思うのではないでしょうか?それと同じ事です。面接官とは大変な仕事なのです。自分が評価して採用した人が職場にそぐわなかったり、すぐに辞めたりすれば面接官自身の評価も下がるのですから真剣に取り組むのは当然の事なのです。

面接者の心理

面接を受ける方としては、まず殆どの方が個性をなるべく出さないようにしているのが普通です。紺を主体としたスーツを着用し白いワイシャツと無地のネクタイといった所でしょうか。靴は黒が無難ですよね。最近は多少の自己アレンジを取り入れる方も増えてきているようですが概ねこのラインは崩れないようです。

当然の事です、おかしな目立ち方をすれば面接で落とされてしまうかも知れないのですから無難にまとめようとするのです。しかし、皆さんが同じようにしているので特に好印象を与えるのにはインパクトが無さすぎます。では、どうやって個性を出してPRすればば良いのでしょうか。

安心感を与えるPR

人は最初に見た数秒の間でその人の第一印象を決めてしまうとの話を聞いた事があります。そして、ここで決められた第一印象は後々になっても7割強のイメージが残るとも言われています。そうです、最初の一瞬のインパクトが最大のPRタイムになるのです。

そして、もう一つ忘れて貰っては困る事があります。実は、面接官は面接の時に初めて貴方を見るのではありません。分かりますか?そうです、「履歴書の写真」を先に見ているのです。

この二つをコントロールして面接官に安心感を与えるのです。面接での会話が始まる前に他の面接者たちよりも一歩先に出られれば俄然有利になります。特に集団面接の場合にはその効果は顕著なものとなるでしよう。

原則はその企業の顔

「履歴書の写真」と「面接の最初の一瞬」で面接官にアピールするポイントは前にも述べましたが「安心感」です。そして、その「安心感」の根拠となるものは「企業カラーに合っている」と感じる事。それはいったい何なのでしょうか。

それは、その「企業の顔」となっているものに近い雰囲気を持っている事なのです。それを意識して写真を撮りそして面接に出向くのです。各企業ともに培われてきた社風がにじみ出ているものを取り入れるのです。「そんなもの、分からないよ。」と言う声が聞こえそうです。では、お教えしましょう。

貴方が就職しようとした会社ならば当然、ホームページを見たり会社案内を見たりしていますよね。そこに「代表者の写真」はありませんでしたか?

ホームページや会社案内に載せる写真をとる時に代表者は自分が最も気に入っている状態のものを使います。その状態は代表者が安定した気分の時ですよね、と言う事は面接官も含めて社員がもっとも平和な状態にある時です。それを取り入れるのです。

スーツの色合いやネクタイの色や模様、髪の毛を分けるならその方向も。まるっきりマネをしていると逆効果になってしまいますがなんとなく似ている雰囲気を醸し出せれば十分です。面接官も「なんとなく社長に似ているな。」と感じたら無意識のうちに良い方向へ話を進めていってしまうものなのです。