履歴書に資格を書く時は統一性をアピールしよう
履歴書に資格を書く時は統一性をアピールしよう
履歴書を書く時に資格を書く欄があります。ここに取得済の資格に書き入れている時はちょっとした優越感を感じている人もいるのではないでしょうか。有資格者歓迎などと書かれている募集に応募する時などは特にその傾向が強まっているかも知れませんね。
さて、ここで注意しておかないといけない事があります。せっかく、履歴書に資格を書いておいても書き方に統一性が無いと魅力が半減してしまうのです。では、どのような事に注意すれば良いのでしょうか。
略称は使わない
資格を書く時に、もっとも大切な事は資格名を略さない事です。よく運転免許(普通)と書いてくる方がいらっしゃいますが、正式には、「普通自動車第一種運転免許」と書かねばなりません。
又、間違いの多いのが危険物(乙4)と書かれているものが多くありますが、こちらも正しくは、「危険物取扱者免状 乙種第4類」となります。正式な資格名が分からないというのであれば、その資格を証明している書類を見て書くようにしましょう。
細かい事にいちいちうるさいと感じられる方もおられるかも知れませんが、こういった所を略する事なく書くと言う事で正確さをアピールできるのです。簡単な事でポイントがアップしていくのですから是非実行してください。
取得順を崩さない
資格は取得した順番に上から順に書いていきます。ごく当たり前の事なのですが、極稀に最もアピールしたい資格を一番上に書かれる方がいらっしゃいます。
とくに応募先の企業で有効に資格であった場合にそれをアピールしたいのでしょうか。薬品販売・製薬会社に多いのですが、MR認定試験合格と真っ先に書かれている場合などです。優位性を強調したいのは理解できるのですが反対に常識を疑ってしまうものです。
資格を得た年、月ごとに一行ずつ下に移っていきます。稀に、同年同月に複数の資格を得た場合は、更にその先の日付で前後を決めましょう。但し、この場合の日付は履歴書の資格欄に記載する必要はありません。
年号を統一する
履歴書左の学校に入学・卒業年度、職歴の入社・退職年度の書き方と資格取得の年度の書き方は統一しておく事によって、どの時期にどの資格を得たのかが分かりやすくなります。
計算しやすいようにと西暦で書く方がよく見受けられますが、平成20年~平成23年まで医薬品販売会社に所属していた方が2010年にMR認定試験に合格したと記載すれば、一瞬どちらが先なのかを考えなければなりません。
人事や面接の担当者はある程度の感覚でそれらの整合性を見抜きますが、大切に事は履歴書は人に見て貰う為のものである事です。それを理解していれば、見る人が分かりやすいように書こうとするのが普通です。それらの簡単な気配りさえも出来ていない人なのだと判断されれば採用の道は更に遠くなります。
字体は分ける
履歴書は横書きとなっています。ですから、普通にかけば数字はアラビア数字で記載する方が良いでしょう。平成二十年六月と書くよりも、平成20年6月の方が見た目にも読みやすくなります。
企業でも行政でも数字はアラビア数字で記載される事が通例である事と数字は万国共通の認識からもこうすべきでしょう。漢数字による標記を多用するのは裁判所などの司法文書を書く時には多くありますが普通ではあまり見かけないでしょう。
このように書き方に気をつけておかないとせっかくの資格があってもそれ以前の問題として評価が下がってしまいます。
最後にもう一つだけお伝えしておきましょう。履歴書の資格欄に書いた資格名の後には、必ず「取得」の文字を書き入れましょう。平成○○年○○月 ○○○○ 取得と。これでもう大丈夫ですね。