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30歳以上だって大丈夫!中途採用している公務員試験の年齢制限集

不景気な中、「公務員になりたかったな~」と 後悔している人もいるのでは。実は公務員だって中途採用の求人を募集しています。公務員試験は筆記試験と口頭での質疑試験。受験勉強に強い人には 逆に受けやすいかもしれません。

 

科学捜査官

科学の力で犯罪を暴くなんてちょっとカッコイイですよね。地方の県警などでは独自の採用方法で試験があるところもあるそうです。

東京の警視庁では毎年多くの新卒の大学院生を採用しているようです。もちろん、中途採用も行っています。選考方法は一般常識や専門分野での筆記式試験や口頭質疑などがあります。

採用後は警察学校での研修があります。刑法や職務倫理などが中心で、犯人逮捕のための訓練などは行いません。当然ピストルの所持もなく、警察官と言う肩書ではありません。

財務調査官

お金の出どころや流れから犯罪を暴く財務調査官。主な仕事は帳簿の確認や経理担当者への職務質問ですが、相手も法律の抜け穴を徹底的に研究しているので 相当の知識が無ければ対抗できません。

受験資格は税理士や会計士の資格のある人で、実務経験も5年以上で、公認会計士の資格があれば、警部の求人に応募することも出来ます。試験で出世出来るところは、民間とは違い公平感があるかもしれません。

悪い人を裁くのはやりがいのある仕事ですが、危険を伴うことがあるためそれなりの覚悟は必要です。

コンピューター犯罪捜査官

インターネットを利用した犯罪を暴く捜査官ですが、ネットいじめやストーカー、サイバーテロやサイバー戦争などネットを利用した犯罪は増えつつあります。今後、最も必要とされる分野かもしれません。

コンピューターウイルスを突きとめたり、なりすましIDを解読したりとかなり高度な技術も要求されます。犯罪者から押収したパソコンから過去のデータを回収したり、特別の知識も必要になるかもしれません。

こちらも実務経験が必要です。3~5年間、民間企業のシステム担当部門で働いていたという経歴が必要で、関連した資格も必要です。しかし、他の特別捜査官と比べたら条件は甘い方かもしれません。

受験資格

基本的に60歳の定年になっていない人と言うことで59歳までの人が受けられます。しかし、実務経験3年以上で 指定の資格を持っている事などの条件があります。

東京都の警視庁の特別捜査官は、3級(巡査部長)で34歳まで、4級(警部補)で39歳まで、5級(警部)で59歳までの年齢制限があります。

毎年必ず募集するわけではないですが、日本国内ならどこの県警に応募することが出来ます。寮完備で社会保障も手当も十分ありますから住みたい場所でたまたま募集していたらラッキーかもしれません。

募集要項は今後見直されるかもしれませんが、各県警察のホームページをご参照ください。

参照:http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/saiyo/25/ (警視庁特別捜査官募集要項)

労働基準監督官

労働者差別やブラック企業と戦う労働者の味方でこれもかっこいい業種に変わりましたが、実際は転勤も多く脅されたり泣きつかれたりと、ストレスのたまるお仕事です。

それでも正義のためにと希望者は結構多いそう。年齢制限は29歳までですが、大学卒業者(もしくは予定者)なら特別な資格や業務経験はいりません。

法律を持って悪徳事業主と戦うので、試験も法律の暗記物。頑張れば就職できる点では民間よりもやりがいがあるかもしれません。

参照:http://www.mhlw.go.jp/general/saiyo/kantokukan_pamphlet.html(厚生労働省・労働監督基準官募集要項)

都庁・県庁

県庁の職員だって中途採用があります。上級試験合格者はいきなり役職につくことも。条件や年齢は募集部署によって違いますが、やりたい業種に募集があれば是非トライしてみて下さい。

国家公務員試験も30歳前後まで大丈夫ですがこちらは試験に受かるだけでは入社できません。その後また各省庁に就職活動に入ります。毎年多くの無内定者が出るそうなので注意が必要です。

公務員の良さは福利厚生や年金

毎年若干名しか募集しない公務員の経験者(中途)採用者ですが、期間の定めのある契約社員だったら ハローワークでもよく募集をかけています。しかし公務員の良さは福利厚生や年金などの諸手当。正社員を目指したいものです。

就職難な時代ですので、競争率は若干高いですが、熱意を公平に判断してくれます。不採用の人にはどのぐらいの受験者がいてどのぐらいのランクで落ちたのかなども教えてくれるそうです。

民間企業の不公平感にイライラを覚えた人には良心的なシステムかもしれません。