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やりたい仕事がわからない?迷ったときの仕事の探し方

やりたい仕事がわからない?迷ったときの仕事の探し方

今の職場とは別の環境で自分を試してみたいと思いつつ、とりあえず転職サイトに登録してみたものの、ピンとくる求人がないってことはありませんか。

こんなに求人があるのに、応募してみたくなるようなものがない。自分のやりたい仕事がわからなくなってくるというのは、皆さんよくあることです。

自分のやりたい仕事がわからなくなるのには、いくつかの理由があります。それらをひとつずつ確認して、解決し、より自分にあった仕事に就けるようにしていきましょう。

仕事について知っていることが少ない

求人は限られたスペースにしか情報を載せることができません。しかし、その文字数から膨大な情報を読み取る人もいます。

例えば、営業職の求人を見ていたとします。ある企業のメッセージには「地味なことを継続することが大切」と書いてあり、また別の企業には「仕事がどんどん楽しくなる」と書いてあったとします。

営業職について何も知らなければ、これらのメッセージを見ても営業って地味なんだなぁという感想や、やりがいのある仕事ができるのかなぁと言う感想になってしまいます。

しかし、様々な営業の仕方を知っている人が「地味なことを継続することが大切」というメッセージを読むと次のような情報を引き出します。

  • 地道に電話をかけたり、訪問をしたり、手紙を書いたりしてお客様と深い関係を結びながら行う営業方法なのかもしれない。
  • 最初は先輩のアシスタントをしながら学んで下積みができるのかもしれない。
  • 派手に数が売れる商品ではないのかもしれない

また「仕事がどんどん楽しくなる」というメッセージであれば

  • 最初から自分にある程度の権限を与えてくれるが、仕事の負担も大きいかもしれない。
  • 結果・数字重視の営業方針であり、自分で営業先をどんどん新規開拓する必要があるだろう。この商品のお客様であれば自分は開拓することができるだろうか。

といったことを考えるようになるでしょう。

このように仕事について知っているかどうかで、求人を見たときの情報量が大きく変わってきます。多くの求人を見てもピンとくるものがないという人は、仕事についての情報量を増やすようにしましょう。

仕事についての情報量を増やすためには下記のような方法があります。

・新聞(特に経済紙)を読む ・ビジネス雑誌を読む ・職業に関する本、仕事のやり方に関する本を読む ・仕事について発信している人のSNSを見る ・周りの人がどんな仕事をしているのか聞いてみる

これらを心がけるだけで、全く知らなかった業界でもイメージができるようになってきます。

また、最後の項目についてですが、周りの人に仕事について聞いてみると、意外と知っているつもりでも、イメージと全く違う仕事をしていたということがよくあります。

知っているのと知らないのでは情報量が大きく違います。まずは情報を集めてみましょう。

ともかく面接を受けることが転職活動だと思っている

転職をするためには、企業に応募をして面接を受けるというのは欠かせない要素です。しかし、それは転職活動の最終段階です。

気軽に面接に行ける人もいますが、中にはハードルが高すぎて動けなくなってしまう人もいます。

面接を高いハードルだと思ってしまう人は、気になる求人があっても勇気が出ないので、「もしかしたらこの企業は自分には合っていないのかもしれない…」と思い込んでしまいます。

その企業はあなたに合っているかもしれないのに、面接を受ける勇気が出ないために、前に進むことができないのです。

ひどい場合は、求人を見る際に、自分に合っている企業を探すことよりも、自分でも面接を受けていいような企業を探してしまうようになります。

人はハードルが高いと動くことができません。そのため、自分が歩き出せるように一歩を小さくすることが大切です。

転職活動の一歩を小さくするためには

・求人サイトのセミナーやハローワークの相談会に参加してみる ・転職をした人の話を聞いてみる

このようにちょっとずつ行動をしていき、転職活動という場に慣れていけば、あとちょっとの踏ん張りで面接に臨むことができます。

経験や出来ることが少なくて自信が出ない

事務の仕事がいいなと思っても、事務のことを知らなければ応募をする勇気が出ません。何か企画をしたことがなければ、企画の仕事の求人を見てもピンとこないでしょう。

こう言ってしまうと「最初からそのようなことが経験できる所に就職できなかったら、一生他のところにも転職できないじゃないか」と思ってしまうかもしれません。

しかし、経験を積む場所は職場だけではありません。仕事以外の場でも様々なことを経験し、自分の出来ることを増やすことはできます。

例えば

・ボランティア活動をする ・イベントの幹事をする

これらに挑戦してみましょう。

ボランティアは未経験の人にとっては経験を積む1番のチャンスです。

近年はプロボノといって専門家がその知識を活かしてボランティア活動をしていることもあります。そういう人達との出会いもあなたの経験値を上げてくれるでしょう。

また、イベントの幹事について少し詳しくみてみましょう。

例えば、普段の飲み会と違ってあなたの知らない人も参加する、友人の結婚式の二次会の幹事をしてみるとします。まず、参加者の名簿を作成し、人数や予算に合わせて会場を決定します。

ゲームの景品はどうするか、席はどうするか、参加費のおつりはどうするかなど、仕事と同じようにちゃんと段取りをしないと当日慌てて、新郎新婦に迷惑をかけてしまうこともあります。

また段取りをちゃんとしていても、当日はハプニングが起こるものです。そのときにとっさにどんな判断をすればいいかというのも、とても勉強になります。

普段から幹事という役割に慣れている人であれば、仕事でもいろいろな提案ができるようになるでしょう。そうすると、求人を見ていても自分にも出来そうなことが浮かんできます。

他にも、様々な勉強やお手伝いをしているうちに自分の出来ることがどんどん増えていきます。

自分の出来ることが増えた分だけチャンスも増えます。ぜひ、仕事以外のことでも経験を積んでみてください。

いかがでしたか?以上のように、自分のやりたい仕事がわからなくなる原因は、視野が狭くなっていることが多いです。ぜひ自分の世界を広げて、あなたに合った仕事を見つけてください。