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集団面接で話す内容が被ったら?解答にバリエーションを用意しよう

集団面接で、隣の人が自分が言おうと思ってた事を話し始めたら!想像するとゾッとしますね。臨機応変に話す内容を変えられたらいいけれど、そんなことできたら苦労しないですよね。でも、そんなに高度な事をしなくても、同じ内容の答えでも、ちょっとだけ日本語を駆使することによって、内容まるかぶり!という事態をさけられるかもしれません。

今回は、自己紹介などで使われがちな言葉をいろんな表現法で話せるように、自己PRに絞って、ほんの数パターンだけご紹介しておきましょう。コツをつかめば、いろんなシーンで使えるテクニックになることでしょう。

例題!サークルや、部活動などの経験を自己PRに使う場合

新卒生で自己PRを考える場合、多くはサークルなどの活動での活躍を利用する人が多いと思います。内容は、それぞれ違うと思われがちですがざっくりまとめてしまうと、「○○のような事態を○○で解決した」とか、もっと意地悪にいうと「くじけそうになったが頑張った」というような内容が目につきます。もちろんそれでも悪くないですが、多用する人が増えてくると、面接官としても、「またか・・・」と思う人もいるかもしれません。

そこで、似たようなPRが増えてきた場合、ちょっと印象をよくしたり、内容が被った場合でもすこしかっこよくするテクニックがあります。まず、初めに普通に上記のようなPRを普通に作成したあとに、違うパターンを作ります。

(1)数字を駆使する

たとえば、サークル活動でなにか成果を上げた場合○○%から、○○%まで引き上げることに成功した、とか、前年比○○%、とかこのように数字を使うだけで、ちょっと賢い感じになります。日本人は数字に弱い人がおおいので、ちょっとしたごまかしですがこういった物を用意しておくと良いと思います。

(2)続編を作る

「このような困難に打ち勝って頑張った」アピールが続くと、自分はもっといいこと言わなければ!と焦ってしまい人もいるかもしれませんが、そこは発想を逆転させて、「こんなに頑張ったけどこれがだめだったのです!」というダメな続編を用意しておきましょう。

みんなが良い事を言うと良い事の価値が低くなり、せっかく考えた文章も水の泡です。自分よりも前の人が似たようなアピールをしてきたら、自分もまずは用意した「いいことアピール」をしたあとに、「しかしながら、もっと時間があればこういった事も出来たのではと、悔いも残ります。このような反省点が出てしまったことも事実ですが、良い経験ととらえ、それを踏み台にしてマイナスの反省をプラスにできるように自分の糧としたいです。」というアピール方もあるのです。良い事をアピールするためには短所を研究しておく必要もあるのです。

(3)具体的な固有名詞や色や匂いの表現を使う

これはちょっと高度なテクニックになりますが、どこかから来た知らない人が、知らないサークルの知らないイベントで成果を上げた話をしても、どうしても印象にはのこりにくいです。もちろん、面接官の方もプロですから、しっかりと聞いてくれていると思うのですが、内容が似たようなアピールになってしまったら、内容よりも、表現力で印象に残る努力ができます。

たとえば、学園祭の実行委員会などのばあい、模擬店で、焼きそばを出したとして「焼きそば」と「とてもいい匂いの焼きそば」だとなんだか違うとおもいませんか?ソースの香りが漂う、とか表現方法はいろいろあるのですが「匂い」の表現をいれるだけで文章のイメージがしやすくなります。

どうように、「とても奇麗な色」は、「黄色からオレンジにグラデーションがかかったような」と具体的にしたり、誰もが知ってる場所の話をするときは、思い切って固有名詞をつかって、「某ホテルにて」より「○○ホテルの」と言った方が、イメージが湧きやすいです。こういった表現方法を覚えておくと人と話をするときでも役に立つことがあるかと思います。

このように、「サークルで頑張ったアピール」一つとっても、表現を変えるだけで表情の違った文章になるものです。もちろん、このような変化をくわえなくても、自分が成果を上げてきた事を伝えるのですから、本来はそれで十分なのです。

しかしながら、集団面接と言う場で自分が考えてきたPRが埋もれてしまう事のないよう、つねにこのようなパターンの解答を用意しておくことが、心のゆとりにもつながり、きっと、良い面接結果をあなたにもたらしてくれる事だと思います。