資格受験に落ちてしまう方へ!資格勉強のためのコツ教えます
学生や社会人の中には、資格取得のために日夜、勉強を続けているかたが多いです。
ですが、毎日勉強をしているはずなのに、結果が伴わないという人や、同じ試験に何度も落ち続けているという人が多くいます。そのような人たちは、本当に身になる勉強法を実践できているのでしょうか。
学校や会社の先輩たちは、勉強や仕事の専門知識などを教えてはくれますが、その勉強方法までは教えてくれません。
日本では全員が自分なりの勉強法を見つけ、自己流でその方法にたどり着きます。たとえそれが間違っていたとしても、誰も訂正してくれないのです。
学生の方はテスト勉強や宿題などで、資格のために勉強する時間を割くことが困難な状況にあるかもしれません。社会人の方も仕事がありますから、同様になかなか勉強の時間を捻出できないでしょう。
間違った勉強方法で、尚且つ時間もないという状況であれば、その結果は目に見えています。ですので、少ない時間でより効果的に勉強が身につく方法を実践し、資格取得の可能性を高めていきましょう。そのためのノウハウをご紹介いたします。
勉強教材によって、合格率は大きく変わる
皆さんは資格取得のために、どのような教材を使っているでしょうか。社会人のかたは店頭で購入したものを使っているでしょうが、学生の方だと学校から支給されたものを使っているかたも多いでしょう。
教材選びというのはそれだけで合否を分けるほど重要なものです。考えてみれば当然です。
せっかく勉強した内容であっても試験に問題として出題されなければ何の意味もないのですから。では、どのようなポイントを重視して、教材を選べばよいのでしょうか。
ポイントは、その本がどれだけ支持されているかということです。何度も増刷されている本はかなり売れている本であり、何版という形で長きにに渡って何度も更新されている本は、世間的に認められている本だということになりますので、おすすめの教材だといえます。
さらに、作者の名前や発行元も調べ、その作者がこれまでどのような本を出してきたかを調べるのも重要です。その資格に関する本を何冊も出している人であれば、かなりその道に詳しい人なのだということがわかります。
だからといって、最新のあまり売れていない本がまったくダメだというわけではありません。
むしろそういう教材にこそ、他の本には載っていない情報が隠れていたりするものです。ですので、最新のものと、スタンダードなものを二冊以上買うことをおすすめします。
そして絶対に忘れてはならないのが、過去問がのっている教材です。最低でも十年分の過去問は欲しいところです。最近ではネットでもダウンロードできたりするので、どのような形であっても、絶対に手に入れておきましょう。
どのような資格であっても、過去問の中の問題が、数字や言葉、選択肢を変えただけでそのまま出題されるというのは、多く見られます。
問題を少し読んだだけで答えがわかるくらいまで、何度も問題を解き、丸暗記するぐらいまで繰り返し勉強しておくべきです。
それ以外にも、資格の中にはその年から新たにできたもの、例えば司法試験であればその年にできた法律など、最新の変更ポイントというのは試験に出る確率が高いです。教材の中にその情報がなければネットで調べるなどして必ず予習しておきましょう。
守れるスケジュールをたてる
勉強のスケジュールをたてている人も多いと思いますが、それを確実に守れている人はあまり多くはありません。
急に予定が入った、ということであればそのスケジュールを守れないことも仕方ありませんが、なんとなく気分が乗らないということだけでそれを破ってしまう人が多いというのも事実です。
そもそもそのスケジュールは本当に正しいものなのでしょうか。意気込んでスケジュールを立ててしまったはいいけど、結局は時間的制約や体力の限界などで、おざなりな状態になってしまうのであれば、それは正しいスケジュールだとはいえません。
自分の趣味や仕事、やる気や維持できるモチベーションの時間などを考慮したうえで、正しくスケジュールを作成すれば、そのような事態が起きることを防げます。具体的に、以下のようなポイントに注意しながらスケジュールを組むと良いでしょう。
- 短い間隔で休憩を挟む …人の集中力は長くは続きません。一時間続けば良いほうでしょう。そのため、ある程度短い間隔で休憩する時間をいれておけば、短い時間で効果的な勉強を行うことができます。スケジュールに組み込み、まだやれる、と思っても必ず休むようにしましょう。
- 時間帯を考える …勉強する時間はどのような時間が良いか、それは人それぞれだと思いますが、社会人の方は仕事から帰ってきて疲れた状態で勉強をするのは、なかなか辛いものがありますし、それだとさぼってしまいがちになります。朝早くおきて勉強するなど、自分の状態を考え、ベストな環境で勉強ができる時間帯を選択しましょう。
- 時間だけではなく勉強内容のスケジュールを考える …時間的に何時から何時まで勉強をすると決めていても、どこからどこまでをこの一週間で覚える、という計画をたてている人は少ないです。自分がこれからどれだけの教材の量を頭に叩き込むかを考え、勉強内容という観点からスケジュールを組むのも重要なことです。
- 時間の有効活用 …通勤の電車の中や学校での昼休みなど、時間を有効活用できる場面は多くあります。トイレの中に重要な部分を書き出したメモを張り出しておくというのも良いアイデアです。いつもと違う環境で勉強すると気分転換にもなるはずです。
以上のような条件を考慮したうえで正しい自分に合ったスケジュールを組むことができれば、効率よく勉強を行うことができます。重要なのは必ず、守ることのできる範囲で無理のないスケジュールを組むことです。
人間心理として、一度スケジュールをやぶってしまうと、そのスケジュールを守らないことに対してのハードルが低くなり、勉強が持続しないようになってしまいます。時間的に余裕を持って、勉強をしなければいけない最低ラインぐらいを目処に、スケジュールをたてることが重要なのです。
生活習慣や体調管理を考える
睡眠不足や精神的なストレスを抱えたままだと、なかなか勉強もはかどりません。それを考えれば、体調や精神の管理も資格合格に向けた重要な要素だといえます。では、具体的にどのようなことに注意しておけばいいのでしょうか。
- 食生活に気をつける …三食の食事はもちろんのことですが、勉強をするときなどにおすすめなのが、チョコレートとコーヒーです。この二つには、集中力をあげる効果や、心をリラックスさせてくれる作用がありますので、勉強の際には重要なアイテムとなります。
- 睡眠をしっかりとる …睡眠不足のまま勉強を行っても、その知識は頭の中にまったく入ってきません。勉強の時間を少なくしてでも、睡眠はしっかりととるべきです。勉強した知識は寝ている間に記憶に変わるので、睡眠をとることも勉強の一部だといえます。
- 適度に運動をする …運動をすることで気分もスッキリとしますし、頭の回転も速くなります。運動と脳の関係性は科学的に証明されていますので、学生の方は大丈夫かもしれませんが、社会人の方は健康のためにも、適度な運動をすることが大事です。
- リフレッシュする日をつくる …毎日勉強ばかりだと気が滅入ってしまいます。そのストレスによって、勉強が嫌なものになってしまうと、途端に記憶力が下がってしまいますので、定期的にリフレッシュする時間をつくるように心がけましょう。
基本的には普通の生活をおくっていれば問題はないのですが、社会人ともなると仕事の事情でそうできない人も多いでしょう。ですが、それが資格勉強に対しても影響を与えてしまうこともあるのです。
全てを絶対に守るのは難しいかもしれませんが、このようなことが自分の集中力や記憶力にどのような影響を及ぼすかということを知っておけば、未然に防げることも多いはずです。普段から極力注意しておきましょう。
モチベーションの維持
勉強が好きだという人は、この世の中そう多くはないでしょう。勉強とは面倒くさくて退屈で辛いものです。それでも人が、そのようなものを毎日持続して行うのは、その先にそれに見合った対価があるからに他なりません。
とはいえ、資格取得の勉強というのは誰かから強制されたものではありませんし、必ずとらなければならないものというわけでもありません。多くの方が、自分のキャリアアップなどを目的として資格取得を目指しているため、諦めやすいものなのです。
今年がダメでも来年がある、という考えは、一番モチベーションをさげてしまう考え方です。
たしかにその言葉に嘘偽りはありませんが、その考え方こそが、来年、再来年の試験結果をある意味で予兆しているともいえます。
モチベーションというのは長く続きません。短期決戦を自分の中で決めることによって、短い期間で高い集中力とモチベーションがわいてくるものです。
それは全てにおいて良い結果をもたらしてくれ、試験結果をも良い方向へ変えてくれるはずです。