ここで差が出る就職面接!薄い内容と濃い内容について
みんなが気になる就職面接のコツ。学生時代や、今までやってきたことがどうしても薄い内容にしかならず、どうやってアピールしようか困っていませんか?
今回は、ここに気をつけるだけでびっくりするほどよくある質問の回答が、ありきたりな薄い内容から濃い内容に変わる方法をご紹介します。
自己紹介から差はついている
面接で多くの場合最初に要求される「自己紹介」。「自己紹介」はあくまで自分のことに関して簡潔に述べるだけの場です。「自己PR」とは違います。
自分を大きく見せようなどと思わずだらだらと長く話すのはやめましょう。面接の内容を濃くするのは自己紹介ではなくそのあとの話です。
氏名、年齢、出身校、部活、趣味などを長くても1分以内にまとめてさっと話しましょう。最後に、質問があればどうぞと付け加えれば問題ありません。
自己PRを最大限活かすには?
「志望動機」とならんで重要視される「自己PR」ですが、まずは自分の過去を振り返ることから始めましょう。就活を始めるとよく耳にする「自己分析」というものです。
過去の出来事から自分の長所や欠点を見つけ出し、その中からもっともその企業にマッチするものを選んでいきます。
まず最初に原稿用紙などに、自分が生まれてからいままでしてきたことを些細なこともどんどん書き出してみましょう。余裕があれば、その結果感じた感情や、それが後に活きた経験なども結びつけて書いておくと、後から話を展開する助けになります。
薄い内容の共通点
面接官に「薄いな」と感じさせてしまう面接時の質問に対する回答には、いくつかの共通点があります。自分の書いたエントリーシートや面接で聞かれそうな質問項目への回答が以下のポイントに当てはまっていないかチェックしてみましょう。
- 抽象的な単語がやたら多い
- 出来事にしか触れておらずそこから話が発展していない
- 自分の中身や考えがない
- 誰かと重なっていそうな内容
これを取り入れるだけでここまで変わる
どうしよう、上のポイントに当てはまっている!というあなたでも大丈夫。そんな「薄い」内容の「濃い」内容に変えるための秘訣をお教えします。
- 具体的な数字や場所などを盛り込む →そのアピールポイントがいったいどれくらいなのか?わかりやすく面接官に伝わる方法として効果的です。5W1Hを意識して、自分がアピールしたい出来事がより具体的に説明できるようにしておきましょう。
- 必ず自分が考えたことや感じたことを話に含める →例えば、バイト先で上司から褒められた。学生生活で新しい発見があった。などの、一見誰にでもある出来事でも、それを経験したのがあなただったからこそのユニークさが伝わることが重要になります。
- 考えに一貫性がある →あれもこれも、と話したい気持ちはわかりますが、自分の中でその企業に合った「一本の軸」を決め、それに則して話を発展していくと、あれこれ欲張りすぎて結局全部印象に残らない。という最悪の事態を防ぐことができます。
- 過去から未来への時間の流れを意識する →ひとつの出来事に対して、過去と未来を考えることであっという間に薄かった内容が3倍に膨れ上がります。それをする前はどうだったのか?それをしたあとにどうなったのか?ひとつの出来事に対して時間軸をもとに考えてみるのがおすすめです。
- これからその会社でどう活かしていけるかをアピールする →そして最後に最も重要なのは、自分がその会社に入ったらこういう面で役に立てます、今までの経験がこういう場面で活かせます、と具体的にアピールすることです。自分がその会社で働いている図をイメージしながら、ぜひ同じ職場で働きたいと思ってもらえるようにその会社に合った強みをアピールしていきましょう。
薄い内容をもっと掘り下げる
自己質問法で内容をぐんぐん掘り下げてみましょう。ひとつの出来事や、そこから感じたこと考えたことに対して、自分自身に質問を投げかける方法です。
「ボランティアを通じて、誰かの役に立つことが好きだと感じた」→どうして?→「その人の笑顔を見た時に自分も幸せな気持ちになったから」→いつ?→「一緒にひとつのモノをつくりあげるのに成功したとき」→どうやって?
のように、5W1Hをヒントにしながら自分自身の回答にどんどん質問していきましょう。これを繰り返すことで、ひとつの出来事がどんどん濃い内容になる上に、面接の際に聞かれるであろう質問に答えるための準備にもなります。
参考になりましたか?就職面接で多くの人が頭を悩ます「自己PR」ですが、ここで面接官が知りたいのは「あなた自身のこと」についてです。
下手に誇張したり、虚勢を張る必要はありません。今まであなたが体験してきたことから、あなたが感じたことや考えたことを素直に考えてみましょう。
そして、あなたが志望する会社の業務内容や、社風に合った強みをアピールしていきましょう。
大切なポイントをしっかり押さえて自己PRをマスターして、思い通りの内定をゲットしましょう!