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ちょっとまって!勘違いしていませんか?自己紹介と自己PR…

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会社の採用面接に行くと疑問に感じる「自己紹介」と「自己PR」。どちらも一見同じように感じますが、この二つは違うものになります。何に重点を置いて話すのかということが違うのです。面接官は質問されたことに対して的確に回答できるか、ということも面接官は見ています。では何が違うのかということをご紹介します。

「自己紹介」と「自己PR」の違い

自己紹介は自分を紹介するためのもので、自己PRは自分を売り込むためのものです。よく会社の採用面接では、面接が始まり着席すると「それでは、自己紹介をお願いします。」と言われます。そのあとに「志望動機」や「自己PR」を尋ねられるわけです。

よくある間違いに、自己紹介の時に志望動機や自己PRをしてしまう人がいるということです。面接官を「まだ聞いていないんだけどな…」という気持ちにして、さらに志望動機や自己PRを尋ねられた時にすべて話終わってしまっていてもうネタ切れでパニックになってしまう…という事態に陥ります。

一体自己紹介は何を話せばよいの?

では具体的に自己紹介は何を話すべきところなのか?ということになりますね。新卒面接の場合と、社会人面接の場合では少し内容が変わります。該当部分を参考に、自分の自己紹介文を組み立ててみてはいかがでしょうか。

新卒面接の場合

  • 学校名・学部・名前の紹介(○○大学○○学部の○○○○です。)
  • 学生生活において学んだこと(専攻分野やゼミの事、部活動などの活動や成績)
  • 課外活動において学んだこと(アルバイトやボランティア活動など)

社会人転職の場合

  • 名前の紹介(○○○○と申します。)
  • 卒業学校名・前職について触れる(○○大学○○学部を卒業し、○○○で営業の仕事をしてまいりました。)
  • 簡単に前職の仕事担当職務について

どちらの場合も、上記を軸に得意なことや趣味を志望動機と絡めて簡単に紹介したり、自己PRも少しだけ混ぜて自己紹介文を考えましょう。最後に今、始まった面接に向けて「本日はよろしくお願いいたします。」という言葉で締めます。

自己紹介の時間とポイント

自己紹介に掛ける時間はおよそ1分ほどで大丈夫です。小学校時代に「1分間スピーチ」などという名目で朝礼の時に話をする機会があったという人も中に入るのではないでしょうか。同じような感覚で語り掛けるようにしましょう。

その中に面接を進めるうえで興味を持ってもらえるようなワードがいくつかあると良いです。すると、面接官があなたに質問をしてきます。自分の得意分野や経験をしたことに対する質問事項ですからあなたもすらすらと質問に回答することができるでしょう。

採用側も必須面接質問事項とそれ以外のものがあります。全く予想していなかった質問があるよりも、ずっと楽に回答できる質問の方がありがたいですね。そういう質問をしてもらえるかどうかというもの実は自己紹介の内容にかかっていたりするのです。

自己紹介は、的確にわかりやすく、そして何より大切なのが面接官にきちんと届く声の大きさで話すことです。内容は当然大切ではありますが、面接官に届かない声で話していてはせっかくの自己紹介が台無しになってしまいますし、面接官のあなたへの興味が薄れてしまいます。

自己PRとは

自己PRの時には、自分の魅力的である部分を大いに売り込みましょう。今までしてきた経験をもとに学んだことと、その結果どのような成果を得られたのかということや自分の性格を交えて伝えたりします。その時に大切なのはその出来事の具体性です。

例えばリーダシップがあり、皆に頼られている…という人であれば、どのような場面でのリーダーなのか・どんな時に頼られるのか・その結果チームはどうなったのか・そこで何を感じ学んだのか、という過程のエピソードが必要になります。

決して大きな大会でどうだったとか、表彰されるようなことでなくて良いのです。普段の何気ない生活の中の気づきで良いのです。急に文章にしようとすると上手くまとまらなかったりしますので、メモ帳などに箇条書きで単語を並べて組み立ててみると比較的簡単に文章を作ることができます。

もし、学生生活であったり、アルバイトであったり、趣味特技で何パターンか自己PRが作れるようなら作成してみると良いでしょう。面接を受ける企業によってカラーが違います。求める人物像も違っているので、パターンがあるとその企業ごとに違った角度からアピールすることができます。

最後になりますが、自己紹介や自己PRとして考えると自分の話したいこの内容はどちらに入れればいいのか?と悩んでしまうこともあるかもしれません。そんな時は新製品のお菓子が販売されているとしたら…と置き換えて考えてはいかがでしょうか。

お菓子の紹介とお菓子のPR。紹介は簡潔に買い手に興味を持ってもらえるように単語単語でアピールしています。PRでは製法だったり今までとの違いなど、より深い内容になっています。あなたの自己紹介と自己PRも同じように考えればよいのです。上記を参考にして自己紹介と自己PRを作成してみてはいかがでしょうか。