• RSS

履歴書の趣味・特技の書き方を変えて採用率が格段にアップ

履歴書の趣味・特技の書き方を変えて採用率が格段にアップ

履歴書を書く時に案外手を抜いてしまう所があります。それが、趣味・特技の欄です。しかし、ここが絶好の自己アピールの場である事を知らない方が多いようです。趣味・特技は仕事に直接関係がないからあまり詳しく書く必要が無いであろうと考える事が多いようです。

そう、誰もがそのように考えているのです。という事は、他人と比べて一歩差をつけるのにはこれほどありがたい項目は無いのです。そこをうまく利用みませんか。では、その書き方を考える前に趣味と特技の違いはお分かりでしょうか。先ず、そこからお話しましょう。

趣味とは

先ず、趣味とはいったい何なのでしょうか。意味としては、人が生きて行く為に必要な行為を行う時間(睡眠や食事など)と労働時間(勤務中や通勤時間も含む)以外の時間でその行為を行う事を好んで継続的・習慣的に行う行為である考えます。

釣りや映画鑑賞、読書など色々なものがあります。本来は実益を伴わない道楽的なものなのですが、時と場合によっては実益を生む事もありえます。

特技とは

では、特技とは一体なんなのでしょうか。一般に、常人のレベルを超えていると思われる事。又は、常人より優れた技術を発揮できる事。と解釈できます。

例えば、ペット好きな人が日曜大工も好きで、犬舎を自作すると言えば、特技と言えるでしょう。CADで図面を引けるとなると特技を超えて資格のレベルになってしまいます。つまり、特技は資格などの裏付けを必要とはしません。又、人からの評価も一定ではない訳ですから自分がそう思えるのであれば特技として書けばよいのです。

趣味と特技の差

このように趣味と特技の差は非常に曖昧であると言えます。ですからこそ、趣味が高じて特技になる事もおかしくはないのです。もうひとつの例を考えてみましょう。

映画鑑賞が好きで、とくにある俳優のファンであったと仮定しましょう。その俳優について色々と知りたくなり様々方法で調べを長年に渡って続けた。その結果、その俳優の子役時代、役者デビュー、初主演作、現況などを正確に語れるようになっていた。

趣味が高じて特技となった場合の例として分かりやすいのではないでしょうか。

なぜ、趣味・特技を書くのか

このように話してくると、趣味と特技の違いについてはお分かり頂けたかと思います。では、なぜ履歴書には趣味・特技の欄があるのでしょうか。その人の実務力を知りたいのならば資格欄で事は足りる筈です。答えは、その人を別面から見る為の話題づくりの為なのです。

趣味が野球観戦ならば、どのチームのファンなのか?好きな選手は誰なのか?と話が続きますし、野球をする事が趣味ならば、ポジションはどこなのか?最近の試合は?などと話しが続けられます。この話か澱みなく続くなら嘘ではないという事になります。

さらに、リトルリーグの監督やコーチをしているとなれば、それは特技のレベルです。このこのように話題のきっかけでありその人の本当の姿の一面を垣間見る為の材料なのです。

趣味・特技の書き方とは

いよいよ、話は趣味・特技の書き方ですね。これまで話したように、趣味は何でも良いのです。但し、嘘を書けばすぐに見破られてしまいます。一般的に多いのですが、読書が趣味と書いたならば、質問は、「最近、読んだ本は何ですか?」と聞かれます。

そこまでは、想定内でしょう。しかし、次の質問は「その本の作者の別書を読まれましたか?」なのか「その本のどこが良かったのですか?」などの複数の分岐から考えなければなりません。

趣味は勤務時間外のものなのですから、気取る必要はなく本当に熱中できるものを書けば良いのです。そして、本当に熱中していれば何らかの常人を超えたレベルに達した分野が出てきます。それを特技と書けばよいのです。

手前味噌になりますが、私の趣味は熱帯魚の飼育(アクアリウム)です。熱帯魚とはとても水温と水質の管理が大変なのです。その結果、私には特技が出来ました。それは、指を水に浸けるだけで大凡の水温が変わる事と水槽ごしに見るだけでその水槽の水質が分かるようになりました。

いかがですか、こんな事を書いてる履歴書をみたらそれだけで会ってみたくなりませんか。