思い切って古いものを捨てることは、新たなものをGETするチャンス
新しいものやシステムなどを導入する時ってどんなタイミングなんでしょう。自然にまかせておいて本当にその時が来るかはわかりません。
皆さんはどのようなきっかけで買い換えたり、入れ替えをしていますか?
古いものを持ち続けていたり、使い続ける事は経費や費用の面で重要ですし、物を大切にするという一つの基本でもありますが、それだけ新たなものを得るきっかけを失うポイントでもありますね。そこで今回は古いものを捨て、新たなものを得ることにあたり気をつけるポイントや考え方をご紹介させていただきます。
古いものを使い続けるメリット・デメリット
基本的に古いものは新しいものに比べ性能が低く、高い修理費用を支払ってまで使い続けるメリットはそれほどありません。敢えてメリットをあげるとすると、使い慣れたものであり、使用効果がきちんとわかっているのでミスや問題が起こりにくい。そして、新しいものは合理性を重視した生産をしているものが多いので、現在使用しているものと同じ使い勝手ものが見つからない場合がある。後は、修理費用は掛かるものの新しいものを導入する費用が掛からないことだと思います。
デメリットとしましては、概ね性能が低いものを使い続けることによる非効率性、老朽化したものを使うことによる不具合、そして一番のリスクは新しいものを導入するきっかけを失ってしまうことにあります。
何故新しいものを導入する必要があるのか
ここでの一番のポイントは、時代の流れに遅れをとってしまうということです。システムにしても器具や機器にしてもそうですが、古いものを必要以上に使い続けていることは、競合相手に技術的な遅れを取ってしまう危険もありますし、なにより限界まで使い続けていざ新しいものに変えようとしてもその間が長すぎると、使用者の知識や使用感覚が新しいものに追いつかない場合があり、対応できない恐れがあるのです。
PCで例えるならばウィンドウズ98を使用していた人がいきなりウィンドウズ7や最新版の8を使用しても使いこなせるようになるまで時間がかかり、その間に発売されているXPを使っていた人に比べて格段の差が生じるからなのです。
理想的な導入方法
しかし、いきなり古いものと新しいものを交換するといってもそれらにもリスクがあり、求めていた性能や、操作性が得られない場合があります。そこで大規模な導入予定をする場合は、あくまでも現状をメインとして、小規模なテスト導入を先行させるべきなのです。そうすればテスト期間で従業員の使用訓練も出来ますし、結果大量導入した後もスムーズに進められることと思います。
旧品はある程度捨てずに保管しておく
保管が困難だったり、既に使い物にならないという場合でない限り、ある程度の期間は旧品を保管しておくべきです。何故ならば、新品と旧品の仕様が異なる以上旧品でなければいけない部分の作業があることが後で発見されたり、新しいものを導入した後、致命的な問題が発生した場合、以前の状態に戻せるからです。特にオーダーメイドのものは初期不良が多いので、安定するまではいつでも旧品を再使用できる状態にしておくことが肝心ですね。
新しいものを導入する場合は以前の知識や技術が転用可能なものにする
もちろん著しく性能や効率性が異なる場合はそれに限りませんが、以前のものを使用する技術や知識は間違いなく会社にとっての財産でありますので、なるべくそれらを有効活用できるようなものを導入するべきですね。
新しいものやシステムは良いものであれば導入も情報も徐々に拡散していき、それらの判断材料にするのは基本ですが、競合他社に先駆けていち早く新しいものを導入することは、リスクの反面効果も絶大です。2番煎じよりも先に導入した方が納入元の待遇も全然良いものとなりますので、これはと思うものを見つけた場合是非導入を検討してみてくださいね。