【例文付き】新卒の就活必勝法!志望動機の書き方解説します
就職活動の際にまず書くことになる履歴書やエントリーシート。採用担当者に最大限アピールするためには?
他の人とはひと味違った魅力的な文章に仕上げるには?必ずといっていいほどそこに含まれている「志望動機」で、周りと差をつけるポイントを例文を用いて徹底解説していきます。
志望動機をいきなり書く前に
就職活動において最も重要になる選考の際の質問は「自己PR」と「志望動機」であると言われています。
簡単に言えば「自己PR」は過去。自分の過去の経験から自分自身の魅力を語るもの。そして「志望動機」は未来。その過去の経験をもとに、未来においてその会社で自分がどのように貢献できるのかを踏まえて語るものです。
つまり、いきなり「志望動機」から書き始めるのではなく、「自己PR」を踏まえ、一度自分の過去を振り返ってから書き始めるほうがスムーズに志望動機を考えていくことができるでしょう。
志望動機NG例
それでは、志望動機のNG例を見ながらポイントを解説していきます。
- 企業理念への共感 →ついつい書いてしまいがちなこのパターンですが、注意が必要です。いったいどう共感したのか?他社と比較してどう違うのか?詳細に触れる必要があります。また、会社によっては企業理念が抽象的で、会社として達成する目標でなく追い続ける目的として設定されていることもあるので、企業理念を一番の志望動機とするには説得力に欠ける場合があります。
- 会社の制度に関して →福利厚生や教育制度に魅力を感じるのは分かりますが、会社は学校ではありません。あくまで自分自身がその会社にとって何ができるのか、会社にどう貢献できるのかをアピールする必要があります。
- 「グローバルな…」 →抽象的な表現は使いやすく、ついつい使ってしまいがちな表現ですが、代わりに説得力が弱くなるという欠点があります。例えばこの場合なら、「昨年の1年間で海外営業所を10ヶ所…」というように具体的にどの部分なのかを明記することで説得力が増します。
基本の文章構成
志望動機の書き方の文章構成にもポイントがあります。いくつか方法はありますが、最も基本的な文章構成は以下のようなものです。
- 結論
- 業界志望理由
- 企業志望理由
まず自分の志望理由をわかりやすく一言で述べたあとに、どうしてその業界を選んだのか?そして、なぜその業界の中でその企業を志望しているのか?という順序で書くとよみやすくなります。
志望理由に実際に自分が過去に経験したことや、強みを活かせる点を織り交ぜることもおすすめです。
つまり、さきほど例として出した例文には構成としてもまとまりがない上、それらがほとんど含まれていないので、良くない例文ということになります。
きらりと光る「志望動機」に仕上げる
もちろん採用担当者はこの時期一斉に送られてくる何百、何千もの志望動機に目を通すことになります。その中できらりと光る「志望動機」を書くために、あなたにしかないオリジナリティを強調しましょう。
過去の体験を上手く絡めていくことはおすすめの書き方です。過去に失敗した経験や感動した経験を含めることで、よりあなたの志望動機に説得力が生まれます。
理由がたくさんある場合は、理由は3つあります、と書いておきながらもっとも重要なものだけに絞るのも大切です。
だらだらと長い文章は読み手にとって不親切です。残りはぜひ面接でお話させていただきたく思います。と書いておけば面接時の質問も予想出来て一石二鳥です。
また、志望動機にはより具体的な数字や名前を入れることを意識しましょう。抽象的な表現はあなたの志望動機の印象を弱めてしまいます。
【最終チェック】押さえておきたいポイント
- 志望する動機になった具体的な体験やきっかけは?
- なぜその業界なのか
- なぜその業界の中でその企業なのか
- 入社したら会社のために自分に何ができるか
- 自分自身の夢のためにやりたいことは何か
- その企業にとって自分を採用するメリットは何か
書き上がったら一度、自分がその企業の採用担当者になった気持ちで読み返してみましょう。おっ、この学生は自分の会社に入ったら活躍してくれそうだな、と感じるような志望動機になっていれば完璧です。
いかがでしたでしょうか?「志望動機」をきちんと考えて書くことによって、その後の面接での質問にも答えやすくなります。
この機会に自分の過去を振り返り、また明確に未来の自分をイメージしてみましょう。
そして、今回紹介したポイントをしっかりおさえて、魅力的な「志望動機」を書き、新卒就活を成功させてくださいね。