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家業を継ぐ、そして次世代に残すという大変さ、楽しさ!

あなたの街にはどのような職業が多いですか?どのような企業、店舗が多いでしょうか?

私の街には美容室がとても多いです。とても…というかやたらというか…。とにかく多い!人口のそれほど多い街でもないのに、なぜか美容室は山ほどあるのです。小さな個人の美容室から、チェーン店の大きな店舗まで、本当に多いです。

そんな中、友人の家の美容室に私は通っています。そもそも、友人である彼女はそこまでガッツリ働いていたわけではありませんでした。子供を3人ももち、そのうち1人の子は大きな病気になってしまいその看病もあってか、がっつり働くということができなかったのです。

家事、子育てをしながら数時間働いてはいました。自営業だとそういう融通がきくから楽ですよね。人間関係も、確かに楽ですよね、気を遣わないですむわけですし。そのころはまだ自分が家業を継ぐとははっきりとは思っていなかったようであった彼女でしたが、それでも、美容師という職業に導いてくれた母親には感謝しているといいました。

彼女が美容師になったのは、家で美容室を営んでいる母親に無理やり勧められたのがきっかけだったようです。彼女がまだ高校生の頃、彼女の店の主であったお母さんに言われ、仕方なしに美容師の資格をとることを考え出したのでした。

別にすごくやりたかったわけではなかったようですが、まだ何をやりたいか、どんな職業に就きたいか…まだまだ考えられない高校生だったらしく…。今も昔も、将来を考えづらい高校生…というのは一緒ですよね。私も、高校生のうちから将来何かになりたいなんて考えたこともありませんでした。でも、きっとそれからが大変なんですよね、家を継ぐのって。

むかしは美容師になるには、高校に通いながらでも資格をとれたようです。通信2年で学科を取り終え、1年現場経験を経て、美容師になれたらしいです。何せ中卒でも取れたのです!でも、今はダメですよ。高校卒業の資格をもってから美容師の資格をとることができるのですから。

1年の現場経験は全く別の美容室で修業、勉強を兼ねての仕事だったようですが、やはり人間関係はギスギスしていたようでした。指名をもらうもらわないでトラブルになったり、いないところでけなしあいだったり。そのような人間関係に嫌気がさして地元に戻ってきました。

そう考えると、家業はいいです。人間関係で嫌なことはそんなにないでしょうね。しかし、実家だったら、今度は店の経営を考えなくてはならないわけです。経営者としての立場に立つわけですから、これはこれで大変ですね。

きっかけはなんであれ、思った時、やりたいと思った時すぐに行動しないと、後回しにしてしまうと、どんどんハードルがあがってしまうということもありますし、チャンスを逃してしまうということにもなってきます。

実際、彼女は高校の勉強と併用して美容師の資格をとるため、通信で2年勉強して学科を見事パス!ただし、相当大変だったようです。高校生のするべき勉強プラス美容師の勉強をするわけですからね!時代は違っても、勉強の大変さや努力は同じようですね。

ただ、その時の数年間の頑張りがその後の数十年へとつながるとするなら、社会に出る前からの社会への勉強は大切のようです。そして、社会に出たとしてもそれで終わりではありません。仕事についての学習、学びはまだまだ続くのです。しかし、誰しもに起こりえる人生の分岐点をしっかり分岐点だと認識できれば、人生のがんばらなきゃポイントで頑張れるはずです。誰にもあるはずなのです。

家業を継ぐというのはある意味楽そうな将来への道であると考えましたが、存続させていかなければならないプレッシャーとの戦いへの道でもあるのでしょうね。どちらにしても、生きる事、働く事は、どちらも大変であることには違いないようですね!