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フリーランスで仕事をするなら欠かせない!上手な仕事の断り方とは?

フリーランスで働くということは、決まった企業や団体に所属せず、個人として仕事を請け負い、報酬を得ることです。ざっくり言ってしまえば、自営業の一種というところでしょうか。

自分の才覚、身一つで仕事をするわけですから、ある意味とても自由です。そして働いた分が収入に直結するわけですから、頑張れば頑張っただけ高収入も可能といえるでしょう。

しかし、それは当然のことながら、働かなければ収入にはつながらない、ということの裏返しでもあります。そうなると、請けられる仕事は何でもかんでも請けたくなってしまうのが人情というもの。

しかし、一人の人間が抱えられる案件にはどうしても限界があります。なんせ、体は一つしかないわけですから。

それなのに、クライアントから依頼があると、実はいっぱいいっぱいなのに、つい請けてしまう――。なんてことをしてしまうのは、だいたいが駆け出しのフリーランスかもしれません。フリーランスとしてきちんと循環している人は、自分の範囲と限界を理解していますから。

どうしてオーバーワークになってしまうのか?

とはいえ、クライアントとの関係で断りづらい、ということもあるでしょう。また、今後のことを考えると無理してでもこなしておきたい、と判断してしまう気持ちも理解できます。

「少し無理をすればもう一個ぐらい引き受けても大丈夫かな?」そういう見通しの甘さがオーバーワークを招くことに。

自分の抱えられる限度を超えた仕事を引き受けたり、能力を超えた内容を請けてしまうと、自分がつらくなるだけではありません。クライアントにも迷惑をかけ、結果的には信用をなくすことだってあるのです。

そうならないためにも、フリーランスで働くなら、上手な断り方を覚えなければいけません。では、どのような断り方であれば、クライアントとの関係を壊さずに伝えることができるのでしょうか。

現在の状況が手一杯である場合は…

フリーランスで働いているのですから、案件を抱えていても何も不思議ではありません。そのため、オーバーワークが予想される量の仕事を依頼された場合は、正直に現在が手一杯であることを伝えましょう。

そのうえで、いつからなら体が空くのかをきちんと知らせましょう。フリーランスなのですから、そこはきっちり売り込んでおくことを忘れてはいけません。そうすれば、その仕事は断るしかなくても、ひょっとしたらその次があるかもしれないからです。

また「お引き受けしたいのはやまやまなのですが…」と、断ることが残念でならないという気持ちを強調するのを忘れずにおきましょう。さらには「しかしこの状況でお引き受けしたら、かえって御社にご迷惑をおかけすることに…」と申し訳なく思う気持ちを前面に押し出すことが大切です。

自分に可能なスペックを超えている場合は…

できないことを「できる」と言って引き受け、結局できないのは最悪です。信用を失った挙句、二度と仕事をもらえなくなりますから、これだけは絶対にやめておきましょう。

ただ、ずっと同じレベルにとどまっていては、引き受けられる仕事の幅が広がっていかないのも、また事実。「勉強してスペックを上げておきますから、次回はぜひやらせてください」、と意欲を見せることも大切です。

また、その分野は今の自分には無理ですが、これこれこういうことならお引き受けできます…というように、関連する分野で自分にできる仕事がないかをたずねてみるとよいでしょう。

フリーランスの肝とはなんだと思いますか?それは、『やる気があって、きちんと取り組んで、納期にきっちり間に合わせる』これに尽きるでしょう。