• RSS

女性面接官には要注意!就職を成功に導くイメージアップ作戦

就職活動において1番重要なのは、経歴や技術でもなく面接です。それは面接で実際に応募者の人柄を見て、自分の会社やポジションにふさわしいかどうかを判断するためです。就職するのに技術や経歴だけでいいのであれば、二次、三次と、忙しい中わざわざ時間を割いて面接をやる必要はありません。

それだけ企業は面接を重要視しているのです。では実際に面接官は応募者をどういうふうに判断しているのでしょう。それはズバリ「勘」です。もちろん面接は、経歴やスキルなどを確認する場でもあるのですが、面接官はそれ以上に応募者の声のトーンや話し方、表情やクセなどを見ています。

意識して見ているというよりは、無意識に感じていると言った方がいいかもしれません。つまり「勘」で採否を決めているのです。人は初対面の人に出会った時、相手がどういう人物か分からないために、緊張と不安が生じます。この人は自分の敵ではないか、仲間なのかを無意識に判断しようとします。

これが面接の場だと、会社に不利益をもたらす人物ではないか、一緒に働ける人物かどうか、というポイントに置き変わります。たとえどんなに素晴らしい経歴の持ち主であっても、面接官に「一緒に働きたくない」と思われてしまってはダメなのです。

結局は面接官個人の感覚によると言ったら身も蓋もないですが、NGになってしまうリスクを減らすことはできます。特に、面接官が女性だった場合は要注意です。女性は生物学的に、些細なことに気づいたり、人を判断する感覚が男性より研ぎ澄まされているからです。

それは赤ちゃんの顔色などの些細な変化に気づいたり、子孫繁栄に適した人かどうか判断したりするために身に付いた感覚と言われています。そのため、面接官が女性だった場合、自分では気づいていない部分を、個人の感覚で評価されている可能性があるのです。

清潔感が大事

では女性面接官は、一体応募者のどんなところを見ているのでしょう。ハキハキと話しているかどうか、などといった面接の鉄則と同時に、応募者の身なりや髪型などから受ける印象である程度を判断します。

高いスーツに身を包んでいたとしても、シャツがシワになっていたり、肩にフケがついていたり、爪が汚れていたりしたら、「一緒に働きたくない」と思われてしまいます。そんな細かいところは気づかないだろうと思ったら大間違い。女性は些細なことに気づいてしまう生き物なのです。

たとえば前にこんなことがありました。女性と男性が半々ぐらい参加している講義で、その日講師の男性がシワだらけのジャケットを着ていました。講師が退席した後の雑談でそのことが話題になったのですが、女性全員が講師のジャケットのシワに気づいていたのに、男性は誰1人として気づいていなかったのです。

ポイントは「無難」

他にも、個性的な服装も気をつけた方がいいかもしれません。以前、真っ白なスーツで面接に現れた男性がいました。その場に居合わせた女性達は全員「NG」。理由は「いけ好かない感じだから」でした。女性は応募者が会社に有益な人かどうかを判断するよりも先に、感覚で判断しているのです。

1度NGと思われたら最後、どんなに素晴らしい発言をしたとしても、リカバリーするのはかなり難しいでしょう。また、女性は同性のオシャレにもシビアです。たとえ、応募者が髪を黒く染め、真面目なリクルートスーツに身を包んでいたとしても、髪の痛み具合や髪型、ピアスの穴、化粧の仕方や持ち物などから、この応募者の普段の生活を垣間見ます。

もうこれは女性の持つ特技と言ってもいいかもしれません。特に同性を見る目は厳しくなりがちなので、オシャレして個性を出したくても、無難にまとめた方が安全です。ネイルアートをそのままにしている人が多いですが、これもリスクを避けるため、面接時にはとりましょう。

個性を出すことはプラスの評価を得るかもしれない反面、マイナス評価になるリスクも大いにあるのです。見た目を無難にまとめれば、プラスにはならなくてもマイナスになることはないでしょう。

第一印象でがっかりさせない

また、履歴書の写真写りがいい人や、素晴らしい経歴を持っている人ほど、会う前の面接官の期待も高いので、印象が悪いと評価はいとも簡単に下がります。しかもそこには「がっかり」というマイナスの感情も含まれるので、そこから再浮上するにはかなりの努力が必要です。

逆に考えれば、そんなに輝かしい経歴がない人でも、会う前の期待が薄い分、面接できちんとしていれば好印象を持たれやすく、採用される可能性が高くなります。いかがでしょうか。

面接官も人間なので、採否には個人の感情も大きく関係してきます。どの面接でどんな面接官に出くわしてもいいように、きちんと身なりを整え、出かける前にもう1度鏡で全身をチェックしましょう。