知名度や人気ランキングだけを優先して就職先を選んではいけません！ - “働く”をもっと楽しく！仕事応援型ウェブマガジンJOBLY [ジョブリー]

ほとんどの大学生は自分が知っている、知名度のある会社への就職を希望します。知名度のある会社と言えば、テレビＣＭや各種メディアでも、宣伝広告を見かけることが多い業界です。

ＣＭでも雑誌でもお馴染みの会社だから、就職しても大丈夫！という考えを持つケースが多いみたいです。知名度があれば、友達や親戚に就職先を伝える時も、誇らしい気持ちになれるかもしれません。

また、それだけ宣伝する広告費が出せるということは、経営が安定している優良企業であると推測できるのです。不景気な昨今では、誰もが「安定」を求めているようです。大手金融機関や外資系企業へ就職する学生が増えているのも、そのような不安を打ち消すためなのかもしれません。

知名度だけで就職先を選ぶな！

知名度だけで就職先を選ぶと大変なことになります。なぜなら、極めて不採用になる確率が高くなってしまうからです。大手企業も人気企業も、大量の広告費を投じて知名度を上げ、優秀な人材を確保しようとします。

ここで言う優秀な人材の中に、知名度だけで就職先を選んだ学生は含まれないのです。つまり、人気があるから、知名度も高いからという浅はかな理由で就職試験を受けても、採用担当者には簡単に見抜かれてしまうということです。もちろん結果は、不採用となってしまいます。

不採用となってしまった学生に残されている選択肢は、非常に狭くなってしまうのです。本当にやりたい仕事や興味のある業界へ、チャレンジできる機会を失ってしまう可能性も高くなるので、自分の理想を無視しなければいけなくなってしまうのです。

つまり、やってみたい仕事ではなく、完全にお金を稼ぐための仕事という選択肢しかなくなってしまう可能性が高くなる、ということです。実際に、就職せずにアルバイトや派遣社員になるか、内定がもらえるところに興味がなくても就職するか、という二択を迫られてしまうことが多いのです。

結局、アルバイトや派遣社員になるのを避けるために、あまり興味もないような業界へ就職することになるのです。そんなことにならないためにも、最初から知名度だけで就職先を選ぶのは絶対にやめましょう。

その会社を知るきっかけはどんなものでも良いので、必ず、会社訪問やＯＢ訪問をして、本当にやりたい仕事なのかしっかりと見極めましょう。その作業をするかしないかで、志望動機のクオリティにかなり差が出てきてしまうのです。

そのような努力をしないで、知名度を優先して就職先を選んでしまった学生は、失敗してしまうケースが非常に多いのです。

気持ちよく仕事をするためには、やはり最低限、その仕事に興味や関心を持っていることが必要だと思います。知名度や人気ランキングだけで就職先を選んでしまうと、本当の自分の気持ちと向き合う時間が作れないので、ミスマッチの就職先を選んでしまうのです。

実際に仕事をしてみたら、モチベーションも上がらずに毎日が辛くなってしまうのです。逆に、知名度や人気は度外視して、自分のやりたいことや興味のあることを優先して就職先を選んだ学生は、就職後も気持ちよく、高いモチベーションを維持しながら働き続けることができるのです。

まわりが羨むような企業から内定をもらっても、心から喜べない学生さんも大勢います。なぜ、そのようなことが起きるのかというと、自分の意志や考えで就職先を選んでいないからです。

なんとなく、みんなが良いと言っていたから就職試験を受けてみたら、受かってしまった・・・このような感覚で就職をしても、心から喜べるはずもないのです。「こんなはずではなかった・・・」と後悔する前に、もう１度、本当にその企業に応募して良いのか考えてみましょう。

それを考える大前提として、自分が何をしたいのか？何ができるのか？に、じっくりと時間をかけましょう。