• RSS

退職の手続きで「会社から受け取る物は?」「会社に返却する物は?」

退職の手続きで会社から受け取るものと、会社に返却するものをまとめてみました。

会社から受け取るもの

雇用保険被保険者証、年金手帳、離職票、源泉徴収票などです。雇用保険被保険者証は、失業保険の手続きをする際に必要となる重要な書類となりますので、必ず受け取りましょう。

また、転職が決まった際、転職先企業に提出する必要があるので、受け取ったら無くさないように注意しましょう。年金手帳も、転職先企業に提出する書類となるので、汚したり無くしたりしないように注意しましょう。

源泉徴収票は、確定申告をする際に必要となる書類です。退職した年に再就職することができれば、再就職した会社で確定申告をしてもらうことになるので、源泉徴収票を提出することになります。年内に再就職先が見つからない場合は、自分で確定申告をする必要があります。

離職票は、失業手当をもらうために必要となる書類です。退職後、10日以内に受け取ることができます。これがないと失業手当をもらうことができなくなるので、必ず、受け取るようにしましょう。

会社に返却するもの

健康保険証、社員証、社章、各種資料、会社の費用で購入した備品などです。健康保険証は退職した日に返却します。社員証も社章も退職日に返却することが多いです。

各種資料やデータは会社の機密事項となるので、すべて残さずに返却するようにしましょう。悪意がない場合でも、自分のパソコンから会社の機密事項が漏れてしまった場合は、損害賠償を請求されることもあるので、十分に注意しましょう。

会社の費用で購入したパソコン、携帯電話、また、会社の費用で受講している資格取得の講座、社宅なども全て返却することになります。資格取得の講座を続ける場合は、自費となってしまうので注意しましょう。

離職票の注意点

離職票を受け取る時は、必ず、内容をチェックしましょう。自己都合で退職した場合は問題ありませんが、会社都合で退職を余儀なくされた場合は、失業手当が早期にもらえるので、肝心なポイントとなります。会社によっては、会社都合の退職なのに、離職票に自己都合と書かれている場合があります。

そのような時は、しっかりと自己都合じゃない旨を主張しましょう。失業手当がもらえる時期に数ヶ月以上の差が出てしまうので、退職する人にとっては重要なことです。会社に都合よく利用されないようにしましょう。

また、会社によっては10日以上待っても離職票が送られてこないこともあるので、そのような時は、すぐに離職票を請求しましょう。離職票が届かないと、どんどん失業手当がもらえるまでの期間が長くなってしまうので、損をすることになります。