• RSS

新卒ニートと中年ニート…ニートがはびこる現代社会!

世界の人口はいまや70億人と言われています。そのうち、6億2100万人がニートのようです。

Not in Education, Employment, Training これがニートの正確な言葉らしいです。頭文字からNEET(ニート)なのだそうです。教育を受けておらず、職業についていなく雇用されておらず、職業訓練も受けていない…これがまさにニートの意味になります。

ニートというと、やはり、若者という感じですよね。15〜34歳の中から学生と専業主婦を除き、求職活動に至っていない者をニートというらしいです。34歳までって、意外と幅が広いですよね(笑)

最近、「新卒ニート」という言葉があるようです。少子化の現代だというのに、大卒にも関わらず、進学・就職も決めていないという人が多いのは確かのようです。今年卒業した大学生55万人のうち、3万人もの人がニート。原因は、今は大学入学がとても簡単だからなのです。現在の状況は大学が多すぎるぐらい多すぎて、お金を払えばだれでも入れると、高校でも先生が言うくらいなのです。

しかし、入学して「大卒」という名前がつくとはいえ、そうなると、就職率の高い学校ばかりではありません。就職率が低いということは、当然就職できない学生が多いということになるわけですからね。仕事に就くにはどうしたらよいか…というよりは、ニートにならないようにするにはどうするか…ということを考えなくてはいけなくなっているような気がします。

他にも、最近では、「中年ニート」と呼ばれるニートもいるらしいです。中年というぐらいなので、年齢は通常の年齢より、そこからさらに上。ちょうど、40歳くらいの年の人の事を言うみたいで…。まさに働き盛りの年代。

定年まではあと20年もあり、社内ではそれなりの立場になるお年頃。上司と部下との狭間で、仕事だけでなく、人間関係もしんどくなる感じですよね。そうすると、職場の状況もどんどん過酷になって耐えられず、退職することになってしまうのだそうです。

いろいろな事がつらくて辞めてしまうと、その後、働くことが困難になり、なかなか世の中に出る事が厳しくなってきてしまうようです。結果、ハローワークに通ったり、求人情報には気を配るものの、就職には至らず…。さらに、実家暮らしの人だとその親が世間体を考え、ニートの子供を隠そうとするのです。子供といってもいい大人なんですけどね。

一口にニートと言っても、いろいろな環境、状況があると思います。しかし、とにかく、いかなる状況でも、社会に出る事が大切です。アルバイトでも、パートでも、なんでもいいのです。そして、働いてお金をもらう大切さを感じて日々前進しましょう!