• RSS

相手から好感をもたれる対面と会話術を会得しよう!

ここでは面接場面を想定した対面と会話で、面接者に好感をもたれる技術を修得しましょう。「彼を知り己を知れば百戦あやうからず」と孫子の兵法には書かれています。互いの実力をしっかり把握しておけば失敗しないということです。

兵法とは戦術論です。平和な日本とはいえ資本主義社会ですから常に企業間競争という生き残りをかけた闘いの毎日です。つまり面接も労働者にとっては採用されるか否かの闘いそのものです。ということで、孫氏の兵法に学ぶことで採用を勝ち取りましょう。

面接する相手を知ることからはじめよう

まずは面接する相手をよく知ることです。相手とは会社と面接者です。会社の概要はもちろんのこと、理念も調べておくことが大事です。会社が社会の中でどんな役割を担っているのかを知ることで、そこに働く人たちのプライドに共感できれば、「この会社で働きたい」という熱意も伝わるものです。

つぎに、面接者を知ることです。とはいっても、どんな人が面接するのか面接会場に入るまでわかりません。ここで知っておくことは、面接専門社員はほとんどいないということです。

会社では毎日面接をしているわけじゃありません。面接は年に一回。多くても数回というところでしょう。面接する社員の日常は他の社員同様、仕事に追われているものです。そういう人の目線は、どんな人と一緒に仕事したいかです。

職場の和を乱しそうな人と一緒に仕事することはいやです。かといってあまりに軽々しい人は職場の品位を下げてしまいます。もちろん人並みの仕事ができるのが大前提です。つまり、面接担当者に「この人となら一緒に働きたい」と思われることです。それが「相手を知る」ということです。

視線は相手のネクタイの結び目にしなさい

「目を見て話せ」という言葉を聞きます。キョロキョロせずに相手の目を見て話すことで信用性が高まるからですね。とはいっても相手の目を直視するのは恥ずかしいものです。視線というものはどこかに集中させておかないと、ついキョロキョロ視線になるものです。これでは落ち着きがないと烙印を押されてしまいます。ですからここは乗り切るしかありません。

ではどうやって乗り切ればいいのか。そう、目ではなく面接者、質問者のネクタイの結び目あたりを見るのです。そうすることで相手の目線に怯えることもなくなります。こうした対面時の視線は日頃から心がけることでドキドキ感を押さえることができます。

笑顔も度が過ぎると嫌われる

笑顔とヘラヘラ顏は違います。面接の終始、笑顔ばっかりでは不真面目と思われてしまいます。笑顔はスパイス程度に必要なもので、声を出してヘラヘラ笑ったりしては「舐めている」「バカにしている」と印象づけられます。

面接場所は緊張を伴ってあたりまえの場所。でも緊張しすぎると怒り顔になる人もいますから、そこは要注意。自分自身の面接態度を客観的に分析することが大事です。真面目に受け答えし、面接担当者が軽いジョークを言ってくれたときには微笑むくらいの笑いがちょうどいいでしょう。くれぐれもヘラヘラ笑いしないことをお勧めします。

こんなクセや態度、服装などは敬遠されます)

腕組みをする人。場所をわきまえず大声で喋る人。知ったかぶりをする人。周囲と合わないどぎつい服装。清潔感がない人。自分のことばかり話す人。露骨なごますりをする人。世間で嫌われるようなこうしたクセなどを持つ人はもちろん職場でも嫌われます。

「無くて七癖」ということわざもあるくらいですから、気づかずに「嫌われるクセ」を持っているものです。クセが気になりはじめると、せっかくの好感度も見えなくなるものです。自分に嫌われるクセがあるか、家族や友人に見つけてもらいましょう。クセの早期治療は大事ですよ。