若手必須!チームワークも良くなる仕事の飲み会マナーと会話術
近年、会社の飲み会が苦手な人が増えてきているようです。お金はかかるし気は遣うし話すのが苦手だし……なんて思いながらも断れないからだらだら参加。こういった人が増えていることは少し勿体無いように感じます。
また、新社会人で初めての飲み会に緊張している、マナーがよく分からない、上手く会話が出来るか分からない……なんて人も多いのでは?
普段うまく話せない上司とコミュニケーションをとったり、同僚に相談に乗ってもらったり、逆に乗ったり、部下と仲良くなったり、普段の仕事では体験できない折角のコミュニケーションの場なのですから、どうせ参加するなら楽しくて身のあるものにしたいとは思いませんか?
今回はそんな会社の飲み会を上司や後輩との大切なコミュニケーションの場に変える飲み会マナーと会話術を伝授していきたいと思います。
何事もまずはマナーと礼儀!知っていて損はない最低限の3マナー
飲み会でいくら上司に今日は羽目を外していいよと言われても最低限のマナーと礼儀は必要です。このマナーがかけているとコミュニケーションをとるよりも早く、礼儀のなってない駄目な部下だと思われ、自分では礼儀正しくしてるつもりでも更に飲み会が辛くなってしまうかもしれません。
まずは必要最低限のマナーを身に着けましょう。飲み会で最低限必要な3つのマナー、それは
- 席順
- お酒の注ぎ方
- 乾杯
他にも沢山マナーはありますが、とりあえずこの3つさえ知っていれば社会人としては合格と言えるでしょう。
最初にして最難関?意外と分からない席順マナー
座席なんてどこでも同じと思ってる方、残念ながら座る席にもマナーは存在します。新人がいきなり上座に座る……なんてことがないようにしましょう。簡単に2つのポイントを紹介します。
- 上座に位の高い人、出入り口に近づくほど下っ端
- 床の間があれば床の間の前が一番くらいの高い人
席には上座と下座と呼ばれる席があります。上座は出入り口から遠い奥の席、下座は出入り口に近い席となっていて、位の高い人が上座に座ります。上座は、床の間があれば床の間の前が一番位の高い人が座る場所になり、次に偉い人は一番位が高い人の向い側に座ります。
注ぎ過ぎ注意!お酒のマナー
お酒を注ぐときはまず「注ぎますか?」と声をかけましょう。人それぞれお酒を飲むペースが違うので勝手に注いだり無理に注いだりしてはいけません。では簡単に注ぎ方を説明します。
ビールを注ぐ場合
- ラベルが上になるようにして瓶のなか程を右手で持ち、左手は軽く添えて注ぐ
- グラス一杯分以上入っているお酒から注ぐ
銚子の使い方
- 銚子は片手でなか程を持ち八分目くらいまで注ぐ
- 女性は両手で注いでも良い
やってはいけないマナーとして逆手の逆注ぎというのがあります。手の平が上になってしまうことで失礼になるので、絶対に手の甲が上になるようにしてお酒を注ぎましょう。
お酒を注いで貰う場合はグラスを飲み干し中身がない状態で、グラスに手を添えて注いでもらいましょう。
乾杯マナー
絶対にしてはいけないのは乾杯前に飲み物を飲んでしまう事です。当たり前ですが、乾杯まで待ちましょう。
目上の方とグラスを合わせる場合は右手でグラスを持ち、左手をグラスの底に添えながら相手のグラスよりも低い位置に合わせます。でも低すぎるのはいけません。相手が乾杯しやすい位置で持ちましょう。
マナーが身についたらいよいよ本番!飲み会で使える会話術
話すのが苦手な人でも大丈夫。飲み会の会話に特別な技術はいりません。自分から無理に話さなくても話すのが大好きな人の話に乗っかってみたり、簡単なポイントを抑えるだけで会話が途切れる事態を防ぐことが出来るのです。そのポイントがこちら。
- 相槌のバリエーションを増やす
- リアクションを大きくする
- 簡潔に話す
まず1つめの相槌ですが、相槌が単調だと相手は本当にちゃんと聞いてるのかなという風に感じてしまいます。色々な相槌を打つことでリアクションにも波が出来ます。「はい……はい……」という風にワンパターンで打ってた相槌を「はい……ほうほう……」などと何でもいいので変えてみましょう。
さらに、相槌に加えて会話を促したりする言葉を少し入れるのもいいですね。例えば、「はい……ほうほう……それでどうなったんですか?」といった感じです。また、自分の話も軽く挟んだりしながら話を聞くのもいいですね。
次にリアクションです。嘘の反応はNGですが、ある程度の反応の大きさは会話を盛り上げる為には必要です。文章でいえば「!」の記号にあたる部分をしっかり活用して会話を盛り上げましょう。同じ様に表情も豊かに変化させることが出来れば、より会話が弾むでしょう。
最後ですが、これは自分が話をする時の話になります。簡潔に話すとはどういうことかというと、要点をまとめて長々と話さないということです。会話が弾むにはテンポも重要ですので、だらだらと体験談やうんちくを話さず、簡単に相手が反応をしやすい話し方をしましょう。
もっともっと会話が上手くなりたい人はテレビでお笑い芸人のトークを沢山聞きましょう。芸人さんは会話のプロです。どんな風に話してどんな風にリアクションをとるのか、観察してみるのがおすすめです。
何よりも大切な事は
いろいろと書きましたが、やっぱり一番大事なのは会話に入ろうとする姿勢です。苦手だからといって最初から飲み会で携帯を弄っていたり話の輪に入る気がないというのはやっぱり失礼に値します。飲み会が嫌なのであれば、多少嘘を吐いても飲み会を断る方がまだマシかもしれません。
どんなに会話が苦手でもちゃんと人の話を聞こうとしたり会話しようとする人を嫌がる上司や同僚はいないでしょうから、まずは会話をしようとする姿勢をもって、どんどんコミュニケーションをとりましょう。