魅力的な自己PRのコツ!面接に合格できる自己紹介をしよう!
はじめに、新卒であれ中途であれ、入社にあたっては面接をすることになります。そして必ず聞かれる質問が自己紹介を兼ねた自己PRです。面接ではこの内容は非常に重要視されます。これの結果如何で合否が決定すると言っても過言ではありません。
それでは正しい自己紹介とは何でしょうか?今回はこの点に関して焦点を当てました。これを読めば間違いなく採用へ向けて大きく前進できるはずです。
面接で聞かれることは「過去の自分」と「未来の自分」しかない
面接前に過剰に緊張をしてしまう人がいます。何故でしょうか?答えは聞かれる質問がわからないことと、それに対して自分がきちんとした答えが返せるか心配だからです。
でも心配いりません。面接で聞かれるのはたった2つの質問です。これはどこの企業であっても、どこの国であっても同じです。聞かれることは「過去の自分」と「未来の自分」についてのみです。
この2つの質問について「言葉」や「表現」を変え、面接で質問されているに過ぎません。ですから面接で聞かれた時に考えるのは、「過去の自分」と「未来の自分」のどちらについて聞かれているのかを考えるのみで十分です。
質問が予め分かっているので答える内容はきちんと考えてあるはずです。それを後は答えましょう。
面接の自己紹介はコンパでの自己紹介とは違う
面接で聞かれることは「過去の自分」と「未来の自分」と言いました。今回は「過去の自分」について考えてみましょう。面接官がなぜ「過去の自分」に関する質問をするのか考えれば、自ずとすべき回答が分かってきます。
面接の目的は入社希望者に会い、その人がこの会社にふさわしいか否かを見極めるために行われます。会社にふさわしいか否かを見極めるためには、会社に入った後にどのような働きをするのかを、過去の行動から予測するのです。
ですから面接官へ答える「過去の自分」への質問は、自分の信念であったり、大学時代を如何に過ごしたか、どのような価値観を持っているかなどが非常に重要になっています。コンパでは趣味などを伝えて異性との共通点を探しますが、面接でこれは絶対にやってはいけません。
自己紹介で「趣味」のみの話をしようものなら、面接官はあなたがこの会社にふさわしいか否かを見極られる情報を一切入手できないことになります。その状態にあれば面接は終了となり、不合格決定です。
面接官に会社での活躍をイメージさせよう
上記でも触れましたが、「過去の自分」への質問に対しては、面接官が将来あなたが社内で活躍している姿をイメージ出来るようなものでなければなりません。この点に関しては、自分の信念や価値観を語るのが良いと思います。
まずなぜそのような考えを持っているのか。そして、その価値観や考えがこれまでどのように発揮されてきたのかを詳しく説明する必要があります。これは簡単ではありません。
面接の本でよくある面接の質問とその回答パターンを暗記する意味は極めてゼロです。市場に同じ本が出回っている限り、似たような回答者が続出し、あなたは特別な人とは見られません。
しかし、その様な本に頼らずに「過去の自分」について徹底的に考えてください。何を聞かれても、まるで昨日の事の様に語れるまで考え続けることが大切です。その回答が準備できれば、面接で採用に向けて大きく前進できるでしょう (但し、価値観自体が企業の持つものと乖離しすぎると不合格になります。これは仕方ありません。嘘をついて企業の価値観に合わせてはいけません。入社後に苦しむことになりだけです)。
過去の自分から未来の自分を想像させよう
十分に「過去の自分」を聞かれた後は、おそらく「未来の自分」について聞いてきます。この質問の代表例が志望動機は何か?なぜ当社を選んだか?といった質問です。過去の自分を検討した結果、自ずと自分の強みを活かせる企業が分かって受験しているはずです。
ですから、「過去の自分が○○であると考え、御社の△△に貢献できると考え希望しました。」といった回答が出来るはずです。「過去の自分」と「未来の自分」は同じ線上に有り、その為に過去の経験を考えると御社にとって私は役に立てますと言えます。この様に「過去の自分」と「未来の自分」が繋がってなければいけません。
以上を纏めると以下のようになります。
- 面接で聞かれることは「過去の自分」と「未来の自分」しかない
- 面接の自己紹介はコンパでの自己紹介とは違う
- 面接官に会社での活躍をさせよう
- 過去の自分から未来の自分を想像させよう
面接者の9割を越す人間が「入りたい会社を選ぶ」→「自己分析を行う」という順番を取っています。これでは本当に説得力のある回答をすることができません。正しいのは「自己分析を行う」→「自分が活用できそうな会社を選ぶ」やり方です。 このやり方にすると面接での回答に説得力が出ます。是非皆さんも順番を間違えずに、自分を活かせる会社への入社を果たして下さい。