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困った新入社員への対処法!困った理由別の上手な接し方、育て方

言われたことしかしない新人

昔は先輩に憧れ先輩のように早く一人前になりたいと思い見て学んだものですが、尊敬心が無いとなかなか難しいもの。最近は先に入社したと言うだけでは簡単に憧れてくれないようです。

「ついでにこっちもやってくれればいいのに、気が利かない」ということも良くありますが、余計な事をして怒られるのが嫌だからあえてやらなかったというのがこのタイプの新人たちの主張。

やってもらうことばかりになれている若者世代には、上司や先輩の気持ちになって考えることが苦手なのかもしれません。言われたことだけでもやってくれたらありがたいと思ってアナログのロボットのように使うのも一つの方法です。

しかし、こんな新人たちもやりたい事や夢を持たせてあげるとみるみる戦力になってきます。どんなことが好きなのか、どういう仕事がしてみたいのか聞き出し、頑張ればこの会社にいてもそんな仕事が出来るかもしれないと夢を見させてあげると変わるかもしれません。

なかなか本音も言わないし、飲みにも行かないタイプなので大変ですが、ちょっとしたことを何気なくほめてあげると、それがきっかけで心が解けてくる可能性もあります。自分を認めてくれる相手を求めていることが多いので試してみて下さい。(嘘やおだては逆効果です)

注意されると逆切れする新人

最近は怒られることを極端に嫌う若者が増えています。ちょっと間違いを指摘しただけで人格を否定されたように逆切れしたり泣き出したり。精神的に弱い若者が多いのでフォローする新人担当者も大変です。

甘ったれているようにも感じてしまいますが、注意された内容だけに怒っているのではなく、我慢していた事がたくさんこみ上げて来るのかもしれません。一度その新人の心に溜まっている事を否定せずに全て聞いてあげるとすっきりするかもしれません。

新人ですからかなり甘ったれているような意見も多いですが、初めての社会人生活での不安と疲れでストレスもたまっています。描いていた社会人生活と違った失望感もあるでしょう。

無条件で話を聞いてくれるそんな経験豊かで心の広い先輩が必要かもしれません。弱みを見せないあまのじゃくタイプなので簡単にはいかないかもしれませんが、慕ってくれるかわいい後輩に変身する可能性もありますよ。

余計な事をやってしまい失敗する新人

気が利かない人よりも厄介な余計な事をして失敗する新人。暗黙の了解が多い日本社会なので新人にはわからない事ばかり。ひらめきタイプの新人はどんどん自分の判断で仕事を進めてしまい取り返しのつかない事になりかねません。

それが正しい事なら優等生ですが、勘違いが多いからトラブルのもとに。プライドが強く報告したがらないなら新人担当者がにチェックしなければいけません。

とにかくせっかちなことが原因です。自分で仕事も見つけられるタイプなので、一つの企画をまるごと任せてしまうととてつもない威力を発揮することもあります。コミュニケーションをよくとり、アイデアが必要な仕事などを一人で任せると良いかもしれません。

勤務態度が悪い新人

先輩に友達の様なしゃべり方をする新人もいます。上下関係を経験したことのない子にとって敬語は少し難しいのかもしれません。

しかし、分かっているのにやらない新人もたまにいます。「尊敬しているわけでもないのに、どうして敬語で話さなければいけないのかわからない」など先輩を見下している人もしている人も。

型破りの社会人ヒーローが活躍し、会社を改善していくテレビや漫画のヒーローが流行っているので真似したい気持ちもわかりますが現実では無理です。礼儀作法が出来ない人間に大きな仕事も任せられません。

話し方一つで幼くもみえるし、甘ったれにも見えます。それはその人にとってもマイナス要素。こっそり動画にとって見せてあげると一番わかりやすいかもしれません。

おわりに

いろいろなタイプの困った新人がいますが、常識の通用しない人も多いもの。明らかに普通と違うと感じたなら、無理に普通の人と同じようにさせようと頑張らずに出来る事を出来る形で手伝わせる程度にとどめましょう。

同じ給料をもらっていると思うと腹も立ちますが、上司に相談し、上層部がわかってもらえているのならあなたが無理して心を開かせる必要もないかもしれません。

自分が変わろうと思わなければ変われません。本人が悩み、助けを求めてきた時には快くアドバイスして助けてあげましょう。「きちんとやれ」「変われ!」といくら言葉だけで強く言っても人間なかなか変われません。本人が気が付くまであきらめるというのも一つの方法です。