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就職を成功させる確率を上げるために必要な3つの事とは?

少なからず、皆さんよりは先に社会人となり、それなりの社会経験をしている私が、就職を成功させるコツをご紹介します。就職を成功させる確率を上げるためには、3つの作業が必要となります。

①経験値を稼ぐ

学生時代ほど時間が自由に使える時はありません。学生時代にしかできないことを、是非とも積極的に経験してみましょう。勉強以外の経験値を稼ぐことが、就職を成功させる鍵になるのです。なぜ、勉強以外の経験値が就職を成功させる要素になるのかというと、現在の企業や採用担当者が求めていることが、勉強やスキルよりも「経験値」だからです。

つまり、就職に有利と言われている様々な資格を取得するために時間を使うよりも、興味のある新しいことにチャレンジした経験のほうが、就職試験でも高く評価されるということです。もちろん、資格がないよりはあったほうが良いですが、免許証だけの資格なら、就職試験でも就職後も活かすことはできないでしょう。一昔前と比べると、確実に資格や学歴に対する評価の割合は低くなっているのです。

その点、経験値に対する評価の割合は非常に高くなっているのです。要するに、学生時代にどれだけ人と異なる貴重な経験を積むことができたか?そこが重要なポイントとなるのです。資格など、就職をしてからでも働きながら勉強して取得することができるのです。

そう考えると、貴重な時間を資格取得に向けて使うのではなく、新しいサークルを作ってみたり、ゼミでリーダーシップをとってみたり、1人で誰も行かないような国に行って、言葉も伝わらないような人達と生活してみたり、などなど、社会人になってからでは絶対にできない貴重な経験を、1つでも多くしてみましょう。

就職試験の職務経歴書でも面接でも、資格や能力より、このような経験が重視され、高く評価されるケースが非常に増えているのです。

②余計な情報を排除する

今や、就活サイト、就職情報サイトなど、パソコンやスマホで検索すれば、いくらでも情報を仕入れることができます。自宅にいながら、普通なら知ることができない情報を簡単に仕入れることができるので便利ではありますが、デメリットもあります。そのデメリットとは、「情報が多すぎて逆に混乱してしまう」という点です。

求人情報、就活ノウハウ、内定をもらうコツなど、様々な情報が散乱しており、初めて就職活動を経験する人からすれば、いったいどの情報を信じて、何から始めれば良いの?という疑問が出てきてしまうのです。インターネットから得ることができる情報は、会社案内レベルの情報だと割り切ってしまいましょう。

興味や関心のある業界や、会社の表面的な情報を知るツールとしては、まさにインターネットほど便利なものはありません。しかし、やりたい仕事、方向性、就職したい業界を絞り込むことができたら、もっと深い情報を仕入れる必要があります。そのためには、会社訪問、セミナー、OB訪問、他社への見学など、自分の足を使って現場を見に行くことが何よりも大切です。

現場には社会人の先輩がいたるところにいます。1人でも多くの先輩方から話を聞くことができれば、それが自分の肥やしになるのです。そういった現場の社会人から聞いた情報は、インターネットでは入手できない情報だからこそ価値があるのです。

③折れない心を作る

「折れない心」があれば就職活動はもちろん、就職後にピンチがあっても乗り越えることができます。また、仕事以外のもっと厳しくて辛いピンチも、心さえ折れなければ乗り越えることができます。ピンチや失敗を乗り越えることで、人は何倍にも大きくなることができるのです。

逆に言えば、成功体験しか経験したことがない人は非常に不利です。なぜなら、やがてやってくるピンチや失敗を乗り越えることができず、挫折してしまうケースが多いからです。年齢を重ねてから挫折すると再起するのは難しくなってしまうので、人生設計が大きく狂ってしまうのです。

だからこそ、学生時代から入社1年目までに、人よりもたくさん失敗を経験しておきましょう。失敗と言っても、わざとミスをするという意味ではありません。失敗をするためには、何か新しいことにチャレンジしたり、上司から言われたことにプラスαで自分の仕事を探して実行してみたりなど、自分の考えを試すことが必要です。

もちろん社会経験も人生経験も薄いので、結果は失敗の連続です。失敗する度に説教されることでしょう。説教されることを辛いと思うのではなく、自分がレベルアップできる機会を与えてくれている!と捉えることができれば、失敗をする度に、その人は成長することができるのです。このような作業を繰り返すことで、成長した自分と折れない心も育てることができるのです。