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集中力アップに!資格の勉強におすすめの場所6選

集中力アップに!資格の勉強におすすめの場所6選

TOEIC、簿記、MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)、FP(ファイナンシャルプランナー)…世の中にはさまざまな資格があります。業務に役立つものであれば、就職や昇進・昇給を大きく後押ししてくれるでしょう。

ほとんどの資格では、取得するために地道な勉強が不可欠となります。自宅での勉強だけでは集中力が続かない!という方に向けて、自宅以外で勉強のできる場所を紹介します。

この記事では、図書館・喫茶店・ファミレス・ネットカフェ・コワーキングスペース・レンタル自習室、6つの勉強できる場所をご紹介。それぞれの利点と注意点をチェックしてみてください。

図書館/地域の公営施設

勉強する場所といえば、老若男女問わず定番なのが図書館です。図書館の最大の魅力は、なんといっても無料で利用できることでしょう。地域を問わず地元にある施設ですので、アクセスも良く、馴染みのある場所ではないでしょうか。

図書館の学習スペースは机が広く、調べものをするための蔵書も揃っているので、勉強できる環境が整っている場所です。

短所を挙げるならば、開館時間が比較的短いこと。公共の施設ということもあり、夕方過ぎにはに閉館してしまう施設が多いです。仕事帰りに寄りたい場合など、やや利用しづらいかもしれません。

平日は8時ごろまで開館しているところもありますが、多くの場合土日の営業時間は短めとなっており、土日に勉強したい方はなるべく早い時間に行くと良いでしょう。

また、確実に席を確保できるわけではないという点にも留意しておきましょう。土日はやはり利用者が多く、特に学生の試験前の時期など、なかなか席を取れない場合もあります。

社会人用の席と学生用の席が分けられている場合や、貸出カードを作成することで予約席を確保できる図書館もあるため、賢く利用したいですね。

利用する際の注意点としては、図書館は基本的に音を立ててはいけない空間ということです。友人と教え合ったりすることはもちろん、パソコン・電卓の使用も席によっては制限されています。また飲食は原則NGです。

ちなみに、あまり知られていませんが図書館だけでなく、県や市区の運営する公共施設で学習スペースを開放している場合も。主に地域の住民が会議や学習会を行うための施設で、「○○地区センター」などの名称がついていることが多いです。

公共施設の学習スペースは知名度で劣る分、図書館よりも席が空いていることが多いため、地元に利用できる施設があれば、勉強場所の候補に加えてみてはいかがでしょうか。

喫茶店・ファミレス

喫茶店やファミレスなど、比較的ゆっくりできる飲食店でも、しばしば勉強をしている学生や社会人を目にします。街中のどこにでもあり、チャージ制でなく飲食料金のみで滞在できるため、気軽に勉強するには便利な場所です。

ただし、ここで注意しておきたいのは、飲食店はあくまで飲食する場所であって、勉強のためにスペースを提供しているのではないという点です。この原則を踏まえたうえで、以下の最低限のマナーを守った上で利用しましょう。

喫茶店・ファミレスで勉強をする際に守るべき最低限のマナー
  • 店内が混んできたら退店する
  • 長時間の滞在は避ける
  • 最低一人一品は注文する(喫茶店の場合、サイドメニューのみは不可)

どれも常識的なマナーですが、最低限のマナーを守っていないと、お店にとっては迷惑な客になってしまいます。度が過ぎると退店を促されることもあるため、注意しましょう。

節度さえ守っていれば、喫茶店・ファミレスは非常に便利な場所です。混雑時は避ける、長時間の勉強をしたい場合はお店を変えるなど、迷惑のかからない範囲で利用しましょう。

ネットカフェ

個室で利用できるネットカフェは、集中して勉強するための場所として活用することができます。

短時間の利用も可能ですが、おすすめの活用法は3~5時間プランといった時間ぎめパックの利用です。区切られた時間を勉強のための時間と決めることで、数時間のまとまった時間を集中して勉強に充てることができます。

PC設備が充実しているため、パソコンで調べものをしたり、ファイル作成・プリントアウトできる点も便利です。うまく活用することで、勉強をより効率的に進めることができるでしょう。

注意点としては、テーブルは基本的にパソコンを載せるスペースしかないため、資料などを広げるには狭いことです。書き物をする際は、小さめのノートかルーズリーフを使うと良いです。

また漫画やインターネットなど娯楽に囲まれているため、誘惑に負けて遊んでしまうと本末転倒です。限られた時間を集中的に活用できる人なら、有効な勉強場所となるでしょう。

レンタル自習室

レンタル自習室は、主にビジネスマン向けに自習スペースを提供するサービスです。図書館のように区切られたデスクを利用する形式が多く、フリードリンクや電源利用OKなど、快適に勉強できる環境が整っています。

料金形態は多様で、価格にもばらつきがあります。定期利用者向けの月額会員制をとっている自習室が一般的ですが、回数券で購入できるところもあれば、一日のみの利用も可能な自習室などさまざまです。

腰を据えて勉強したいビジネスマン向けのサービスですので、ネットカフェなどと比べるとやはり料金設定は高め。その分設備は整っており、集中して勉強をするには最適と言えます。

利用者も基本的にスキルアップや勉強を目的に来ているため、引き締まった空気の中、モチベーションを高く保って資格の勉強に臨めそうです。

コワーキングスペース

レンタル自習室と少し似ているサービスで、コワーキングスペースという考え方が近年広まっていきています。自習室と大きく異なる点は、仕事を目的とした場所・空間であるということです。

コワーキングスペースは、コミュニティの形成やモチベーションの維持を図るための共同作業空間及びスタイルだと定義づけられます。近年急速に広まった形態なので、料金プランや設備などは多種多様です。

インターネットの普及により、在宅で仕事を行う人が急速に増えたことが背景にあります。そのため、利用者はWeb・IT系の仕事をしている人が多い点が特徴。

スペース内での仲間意識が強いコワーキングスペースも多く、利用者同士で情報交換や、イベントを開催したり、共同で企画やビジネスを行うケースもよく見受けられます。

もちろん勉強場所として利用できるコワーキングスペースも少なくはありません。サービス内容はホームページ等に記載されていることが多いので、利用する前にチェックしてみると良いでしょう。

以上、資格の勉強におすすめの場所を紹介させていただきました。

こぼれ話になりますが、自宅でサボリ防止を目的とする「さぎょいぷ」という変わった方法も広まってきているようです。さぎょいぷとは、作業+Skype(無料のネット通話サービス)を掛け合わせてできた造語と言われています。

Skype通話しながら作業・勉強することで、サボリを防止し、モチベーションを高めようという、ネットならではの新しい試みです。

資格の勉強というよりは、イラストなどの制作をするアート仲間同士で行われる場合が多いようですが、友人や資格学校に通う仲間同士でやってみると自宅での勉強も捗るかもしれません。

資格を取得するには努力が欠かせませんが、少しでも勉強を楽しむことができれば、それが何より合格への近道となります。勉強を楽しむため、集中するために、場所を変えてみるのも手段の一つです。

本記事で紹介した場所をいくつか回ってみて、お気に入りの場所を見つけるのも面白いかもしれませんね。僭越ながら、皆さんが資格に合格されることを祈っております。