休日に仕事のことを考えないリフレッシュのスタイルとは
働いている人にとって、休日はやはり「明日への活力」を見出すための、貴重な時間として活用したいものです。
ですが、それがなかなかできないと、せっかくの休みを満足に活用できずに困っている人も多いのではないでしょうか。
働くにあたっては、時に無理をすることもあるかもしれませんが、自分のポテンシャルをいかんなく発揮するためには、やはり適切な休息を取ることも仕事の一つだと思います。
せっかくの休日、仕事のことばかりを考えるのではなく、自分のコンディションを心身ともに整えることに費やすことを考えてみるのも、大事です。
社会人たるもの、二日酔いで仕事に来るとか、体調を崩して無理をし、長期間にわたって休んでしまうというのは、お勧めできることではありません。
「休むのも仕事」と考えて、休日の過ごし方もしっかりと考えておきましょう。
休日にやってはいけないこと
休日をより良いものにするために、やってはいけないことは数多くあります。特に、以下のことは気を付けた方がいいでしょう。
1.仕事を持ち帰ること 2.仕事につながる勉学に励むこと 3.時間に不規則な生活を送ること
これらのことですが、実際には人付き合いや取引先との付き合いもあって、必ずしも「100%仕事とは無縁」な生活を送ることは、なかなかできないと思います。
ですが、仕事関係の行動が、休日に占める行動のパーセンテージとして、おおむね30%未満になることが、心身のリフレッシュを図る意味でも、ぜひお勧めしたいことです。
30%を時間に換算すると、だいたい「午前中」「昼食のランチタイム」程度の時間帯に収まるのが理想と言えるでしょう。
仕事を持ち帰るのは休息の妨げになる
仕事が終わらないけど、家には帰りたい。そう考えると、仕事を持ち帰ってしまうことになる場合もあると思います。
また、仕事を持ち帰ることを前提にして、日中の仕事を進めている人もいるかもしれません。
最近は、個人情報の漏えいにかかわる事件も多いので、個人情報や会社の情報をむやみに持ち帰って、仕事をするというのはむしろ「ほめられたことではない」時代になりつつあります。
ですが、仕事をこなすうえで期限と内容を両方求められることはしばしばで、仕方なく仕事を持ち帰る人も多いのではないでしょうか。
そういう場合は、もう割り切ってとにかく職場で仕事をこなすことをお勧めします。心身のリフレッシュのためには、仕事を家に持ち帰らないことが一番です。
なにより、仕事を持ち帰ることで「仕事」と「プライベート」の境目があいまいになってしまうので、メリハリのある休息がとりづらくなるからです。
たとえ平日は遅くまで仕事をする羽目になっても、休日は一切仕事とはかかわらないようにする、その「メリハリ」をつけることが必要ではないでしょうか。
勉学に励むのも考えもの
職場の昇任試験や、資格取得のために勉学に励まなくてはならない場合も多いと思います。
ですが、そのことがプライベートであっても仕事のことから切っても切れない状態になり、リフレッシュできない休日を生み出してしまいます。
できることなら、勉学も業務の一環ととらえ、職場で勉強に励めるように、上司や同僚の協力を得られるように努めましょう。
それが難しいようなら、自宅での学習をやめることをお勧めします。自宅での学習は、勉強の効率から考えても、テレビやその他の娯楽があり、勉強の効率は上がりません。
むしろ、図書館や喫茶店、自習スペースなどに出向くことで、自宅は「休息を取る場所」という、メリハリを生み出すことができるのです。
なにごとも「ながら」で取り組んでいると、中途半端な結果になってしまうことがあります。自宅に帰ったら仕事のことは忘れる、ということを心掛けることをお勧めします。
これは、前述した「仕事を持ち帰る」こととも多少関連があります。休日にリフレッシュができないのは、やはり「仕事」を思い起こさせる環境が自宅に存在するからです。
仕事に関することは、できる限り自宅に持ち込まないことです。それが勉学であっても、人間関係であっても、メリハリをつけるときは必要ではないでしょうか。
朝寝坊や夜更かしは平日の活動に悪影響
仕事のことは一切さておいて、自宅やくつろげる場所でしっかりと休息を取る。そのことを推奨していますが、何事もとりすぎというのはよくありません。
一番お勧めできないのは、ただだらだらと過ごし、不規則な生活を過ごすことです。
できることなら、仕事に行く時と同じ時間に起床し、同じ時間に眠ることです。体内時計がずれてしまうと、平日に効率のいい仕事ができなくなります。
朝寝坊をどうしてもしたいという時もあるでしょう。その場合は、体内時計の調節が必要になりますから、朝よく寝たから夜更かしをする、というのではなく、夜はいつもの時間に寝ることです。
こうすることで、体内時計のずれを最小限に食い止めることができ、平日仕事に取り組む時間帯になっても、脳はしっかりと働いてくれるようになります。