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志望動機を中身のあるものに変える面接の話し方ポイント4つ

志望動機を中身のあるものに変える面接の話し方ポイント4つ

アルバイトの志望動機を書く際、面接で言う際、皆さんはどのようなことを考えますでしょうか。あくまでもアルバイトということで真剣に考えない人もいるかもしれません。

しかし、志望動機を考えることは、自分の生き方そのものに関わってくる非常に重要なポイントなのです。志望動機の話し方で重要な点をあげていきます。

1. 自分が住んでいる場所を明確に示す

自分が住んでいる場所や交通手段は、志望動機と密接な関わりがあります。住んでいる場所というのはとても重要で、これがすなわち動機にもなります。「勤務先が家から近かったから」というのは立派な志望動機です。なぜなら基本的に会社は交通費を払いたくないからです。

よって職種にもよりますが自分の居住地が会社、もしくは勤務先に近ければ近いほど有利である傾向はあります。

もちろん、勤務先から遠くてもあえて志望するというのも手です。それは「どこでも働ける」というアピールになりますし、「どうしてもやりたい仕事だったので志望した」という熱意に受け取られる可能性も高いからです。

2. 自分がどうしてここに志望するに至ったのか経緯を明確にする

自分が今までどう過ごしてきたのかという経緯を具体的に話せることは、とても重要です。なぜなら「この会社を志望するに至った理由」がそこに隠れているからです。面接官は、ここを重要視します。採用した際に戦力になってくれるか予測する為です。なるべく具体的に経緯を話せるようにしましょう。

人によってはこの経緯が話しにくいこともあるかもしれません。大学を中退していたり、前の会社を短い期間で退職していると、それが不利だと感じることもあるでしょう。しかし、大切なのは「なぜその行動に至るようになったか」の過程の言語化です。

たとえば「前の職場が嫌になったのですぐ辞めてしまい、仕方なくこの会社を志望した」というよりも「前の職場では○○や××ということができず、自分はより○○できる仕事がしたいと考え退職し、新たにこの会社を選びました」というだけでだいぶ印象が良くなります。具体的に、そしてより良い方向性を持った話し方にしましょう。

自分が面接担当だった経験上、だいたいこの「居住地」「経緯」でほぼ決まります。

3. 自分にとって何が大切か、何が楽しいかを明確にする

自分にとって何が大切か、これも重要です。家族、恋人、お金、時間、人によってそれぞれ大切にしているものがあると思います。何が楽しいかも大切です。買物だったり、趣味だったりギャンブルだったりするかもしれません。

ケースバイケースであすが、これらの自分の価値観も言えるほうが望ましいです。なぜなら、その価値観や趣味の傾向であなたの人となりが見えてくるからです。これは志望動機に密接にリンクします。むしろリンクしていない志望動機は弱いと言えます。

たとえば「よりお金をかせぎたいのでこの仕事を選びました」というのは立派な志望動機になります。「家族との時間を大切にしたいのでこの仕事を選びました」でも良いです。会社が家族を大切にする姿勢があれば歓迎されます。

極端な話、「ギャンブルが好きでお金が必要なのでここで働きたいです」も志望先の従業員にギャンブル好きがいる場合や会社がギャンブル商材を扱っている場合など、場所によっては受け入れられます。大切なのはそういう自分の動機とマッチしている会社を探しているかなのです。

4. 仕事でやりたいことや目標を示し、更に自分の人生のビジョンを描く

よく「仕事でやりたいことを明確にしろ」と言いますが、それは最後でいいです。なぜなら実際に働いてみないとやりたいことが出来るかどうかは分からないからです。

なので「仕事についたら○○ということがやりたいです」というのも大切ですが、それ以上に「仕事を通して□□な人生を歩みたいです」という人生のビジョンを示せるほうがより重要です。たとえアルバイトであっても、ビジョンがあるほうが仕事を託しやすいからです。

将来に対するビジョンがない人はあえてそこにふれず「今を一生懸命生き、仕事します」というのも良いでしょう。それも生き方を示していることになります。

いかがでしたでしょうか。志望動機を考えるのは、なにも「その仕事につきたいから」だけではありません。もっと自分の根本に関わる「自分はどう生きたいのか」という問題への問いかけなのです。そしてこれを深く追求するのは、その会社に受かること以上に重要です。

なぜなら哲学がない人はうわべのテクニックだけで内定がとれても、仕事をしていく途中で壁にぶち当たるからです。

私が面接担当時もやはり、履歴書の書き方ばかりがうまい人や受け答えばかりが得意で中身が伴ってない人がよくいました。逆にほとんど何にも考えずに面接に来る人もいました。一番大切なのは「自分がどう生きたいか」を言葉で示せることです。

志望動機を考えながら、自分がどうなりたいかをなるべく具体的な言葉にする習慣をつけましょう。話すのも良いですし、書くのも良いです。そしてこの「言語化する」という習慣を繰り返すことが、たとえ面接結果が合格であろうと不合格であろうと、必ずあなた自身の力になります。