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わずか5分の投資で仕事が効率的になる、一見非効率な方法

わずか5分の休息が仕事を効率よくさせる

仕事を最も非効率にしてくれるのが疲労です。人間のサーカディアンリズムという、朝起きて夜寝るという自然なリズムがあります。そのDNAが何百万年も刻まれているので、そのリズムは時代がどんなに変わっても、もはや変えられません。

故に人間の最もパワフルな時間は、午前11時がピークになります。故に後は下がる一方。特に午後の仕事の効率はどうしても下がってしまいます。しかし、それを緩やかにすることは可能です。

それが5分の休息。具体的には食事の後のお昼寝です。たった5分の昼寝が、午後をとても効率的にしてくれます。大の字になって横になるのが一番ですが、イスに座っていてもできます。できる限りゆったり座って目を閉じます。仮に眠らなくても目を閉じるだけでも効果があるといわれています。

ちなみに昔の野球界の元老コニー・マックは、試合前に昼寝をしておかないと、5回くらいでヘトヘトに疲れてしまうのだが、5分でも昼寝をしておくとダブルヘッダーでも平気でやり通すことができたそうです。それぐらい昼寝の効果は高いのです。

ただし、1つ注意があります。昼寝は20分以内が望ましいといわれています。それ以上に長く寝ると、眠りが深くなり目覚めも悪く、昼寝した後も頭がボーっとしてしまいます。なので眠りの浅い状態で済ませることです。

また疲労は効率を下げるだけでなく、「悩み」の原因にもなります。とても身体が元気な状態で、悩むことは不可能です。疲労が悩みを生み、さらに仕事の効率を下げます。人間は本来疲れないのだそうです。疲れるのは精神的な悩みがあるから。

適切なタイミング、適切な量の休息は悩みの予防にもなるのです。忙しくてそんな暇がないという人ほど、仕事の効率が悪い可能性があります。それよりはなんとかして、むしろなんとしてでも5分の昼寝を確保したほうが効率的です。

ちなみにエジソンは疲れない偉人で有名です。ところが彼のおどろくべきエネルギーと耐久性は、寝たい時に眠る習慣だったといわれています。つまり、よく昼寝をしていた。

疲労の1番の対策は、疲れる前に休むことです。疲れてるのに無理をすると悪循環になるということです。時間は多く使うけど効率は上がらない。人間は機械ではありませんから、計算通りにはいきません。ところが、適度な休憩を入れると、計算以上の成果を出すことがあります。

忙しいビジネスマンだからこそ、この5分の投資をしたいものです。まず1週間試して、その効果を試してみる価値はあるかと思います。昼寝を入れた場合と、昼寝をしないでいつも通り仕事した場合、どれほどの差があるのか?

ちなみに結果を出す社長ほど、睡眠時間が長いというデータがあるそうですよ。今日昼寝しましたか?