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働き続けるポテンシャルには、どのような要因があるのでしょうか?

働き続けるポテンシャルには、どのような要因があるのでしょうか?誰だって1つの仕事を長期で続けるためには、それなりのポテンシャルが必要になります。

正社員ともなれば、アルバイト気分で無責任に仕事をするわけにはいかないのです。質の高い仕事を継続させるためには、1つ1つの業務に対するポテンシャルを上げていく必要があるのです。

今回は、社会人になって1つの仕事を継続させる上で、高いポテンシャルを継続する要因について考えてみようと思います。高いポテンシャルを維持する要因には2つの種類があります。それが外的要因と内的要因です。それぞれを分かりやすくご説明していきます。

外的要因

外的要因は、お給料、有給休暇、社会保障、福利厚生、出世、役職、表彰などです。待遇面や仕事の条件、自分のポジションなどが大きく関わってきます。

自分の理想とする待遇や条件を満たすことができれば、高いポテンシャルを維持できますが、それとは逆に、満たされない場合は、高いポテンシャルを維持するのが難しくなってしまうのです。

例えば、お給料や昇給、賞与が下がってしまったり、降格、左遷されてしまったり、仕事で大失敗をして責任をとらされたりなど、そのようなマイナスの出来事が連続して起こると、劇的にポテンシャルは下がってしまい、最悪の場合、転職をも考えてしまうようになるのです。

内的要因

内的要因は、情熱、やる気、目標、理想、夢などです。特に新入社員は、このような感情的な要因があれば、高いポテンシャルを維持して、若さを武器にした仕事をすることができます。しかし、何度も壁にぶつかり、自分の能力の限界の気付き、挫折したり、気力を失ったりを繰り返すのです。

そのようにして一人前の社会人になっていくのです。新卒で企業を選ぶ際に、外的要因だけを重視して選んでしまうと、内的要因の感情的な部分のポテンシャルを維持することができずに、早期で退職をしてしまうという若者が増えています。

確かに、働く上では外的要因のほうを重視し、優先してしまう人が多いですが、高いポテンシャルを維持して気持ちよく仕事を続けていくためには、内的要因を重視したほうが賢明なのかもしれません。お給料の高さや、待遇の良さは一時的な満足ですが、やりがいと情熱を持って仕事を楽しむことができるメリットは一生ものです。

自分の理想や夢を実現できるような仕事を見つけることができれば、もはや、お給料や待遇など度外視しても、十分にやっていけるのです。

バランスが大切

これから就職する企業を選ぶ時は、外的要因よりも内的要因を重視したほうが賢明と申し上げましたが、まったく外的要因を無視して良いという話ではありません。仕事をする上で、労働に見合う対価をもらうのは当然のことだし、仕事だけが人生ではありません。

就職して何年かしたら、結婚して自分の家庭を持ち、マイホームを購入する計画も出てくるかもしれません。子どもができれば、膨大な額の教育費が必要になります。そのような現実的なことを考えずに内的要因ばかり重視してしまうと、それはそれで後悔してしまうのです。

要するに就職する企業を選ぶ時は「外的要因と内的要因のバランスが大切」ということです。どんなに高いポテンシャルを維持することができても、普通に結婚することができないほど少ないお給料や待遇では、現実的に安心して仕事を続けていくことはできないということです。

また、それとは逆に、外的要因ばかりを重視して、やりがいや理想、夢などを度外視してしまうと、仕事に対する興味や関心が持てなくなってしまい、ポテンシャルも下がってしまうのです。外的要因と内的要因のバランスを考えた上で、「本当に不満もなく納得して、自分が長期で働き続けることができるのか?」をじっくりと検討した上で就職先を選びましょう。

やりたい仕事だけやれるわけではない!?

就職して社会人になると、やりたい仕事だけをやらせてくれるわけではありません。むしろ、やりたい仕事はやらせてもらえず、やりたくない仕事を任されるケースが多いのです。そのような時に、低いポテンシャルで仕事をしてしまうと、大きな失敗につながってしまうのです。

このような厳しい状況に追いやられてしまった時も、外的要因と内的要因のバランスがとれた上での就職なら、待遇や条件的には満足しているし、今は辛くても将来的には、やりがいの持てる理想のポジションにつけるかもしれない!という希望を持つことができるのです。

このような希望が持てないで、やりたくもない仕事を任されてしまうような就職先を選んでしまうから、心が折れてしまい退職という選択をしてしまうのです。そのような理由で退職しても、次に良い転職先を見つけるのは至難の業です。

ミスマッチの就職先でも、なんとかやりがいや目標を見つけて、少なくとも3年は働き続けることをおすすめします。3年のキャリアがあれば、転職に成功できる可能性も出てくるからです。