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お客様へのプレゼントを作るバイト…バイトも探すといろいろあります

以前やったバイトでちょっと変わった仕事をしたことがあります。リフォーム会社の内職…というものでしたが、普通の内職とはちょっと違いました。

内職というと、部品の検品や、段ボールの組み立て…なんていうのは聞いたことがありましたが。

知人は、仏様にあげる「榊(さかき)」を束ねるという仕事をしていました。榊をきれいなものと不良なものに分け、それを花屋に売っているように、きれいに揃えて束ねるという作業でした。

でも、だいたいの内職は、その材料が部屋中、もしくは家中に散乱して大変なことになってしまうのです。手は痛くなり、肩はこり、細かい作業で目は痛くなり、そこから頭痛。内職をする人にはよくある話でしょう。

ちょっと変わった内職の仕事

そんな中、私が求人広告でみつけた内職はちょっと違っていました。とあるリフォーム会社での仕事です。住宅関係の会社で、客先である各工務店の社長に、社長が喜ぶような品物、お手紙のような文面を考え、それを一つ一つ手作りするというもの。

今考えると、ちょっと学生の工作っぽいですよね(笑)その頃は夢中になって作りましたが、材料はよく100円ショップなんかを利用させていただきました。具体的に作ったものにはこのようなものがありました。社長様の名前の入った酒のラベルです。

まず、よくある酒のラベルのように、大きな文字を一文字ラベル中央に入れます。その社長様の名前一文字を入れるのです。そして、その下に、その一文字を説明する詩をそのラベルに入れる…という作品。

お客様は何人ずつ担当していたので、ラベルだとしたら、その形、デザイン、文面…等を自分で考えるのです。形も、丸いラベルだったり、春先だったら桜の花を描いたり。何もないところから、酒のラベルっていうヒントだけはもらってあとの内容は自分で考えるというものでした。

お客様が喜んでくれる物づくり

他にもあります。半紙に、お客様フルネームの入った文面を書くのですが、お客様を褒めちぎる内容です。

例えば「山本太」という名前だとしたら、「あなたさまは山のような大きな広い心を持ち、何事も本気で立ち向かう太い根性と精神力をも兼ね備えた立派なお人です」みたいな感じで、利き手じゃない方の手で、ちょっと崩した習字で書くのです。それを額に入れて一人ひとり贈るという内容でした。

相手のお客様に直接渡すわけではないので、相手の反応等ははっきりとはわからないですが、お客様が大変喜んでいらっしゃるとの話を営業の方や、社長から聞くと「次は何を作ろうかなぁ?!」と考えてしまいます。

ウキウキしながら…。自分のやった事で、人が喜んでくれるのってやっぱり楽しく、嬉しいですよねぇ。

ヒントは日常に転がっている

そういう仕事をすると、日常のいろいろなところに目が向き、ヒントが転がっていないか、これはヒントに結びつかないか…とアンテナがビンビン立つのです。

違った観点で日常を送れるようになって、刺激的な内職でした。意外とこういう変わった仕事、探せばあるのかもしれませんねっ!