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20代男性が転職前に身につけておきたい12の力とは

20代男性が転職前に身につけておきたい12の力とは

男性の生涯におけるキャリア設計を考えると、男性は女性と違ってキャリアの分断がない人がほとんどです。しかし年功序列が崩れた現在、収入を増やしていく為にはプロフェッショナルになっていく必要があります。

そのため28~32歳までには「自分は何で稼ぎ、生きていくのか」を決めたほうが良いと言われています。30代はその専門性を磨き上げ、40代50代はプロフェッショナルとして活躍できるようにするのです。

このように30歳で自分の道を見定めるために、20代は様々なことに挑戦し、自分に合ったものを探す期間であります。

だからと言って、何のスキルもない人を雇うほど会社もお人好しではありません。20代を雇う際、専門性は入ってからでも身につけさせられると考えていますが、それ以前に社会人として身につけていてほしい能力があることも確かです。

それらの能力を今一度確かめて、自分はプロフェッショナルになるための専門性を学ぶ準備ができているのか確認してみましょう。

情報を集め、読み取り、活かす4つの力

情報が多いほど判断するための材料が多く、より正確な判断ができるようになります。何かの分野に強くなるとは、その分野の情報に詳しくなることであり、プロフェッショナルとは素人が知らない情報を持っている人のことなのです。

採用する側に立って考えた時、情報の集め方や読み方を0から教えなければいけない人と、普段から情報収集し自分なりの分析をしていてアドバイスを与える段階になっている人とでは、どちらを採用したいでしょうか?

もちろん、後者の普段から情報を集めている人ですよね。工業社会から情報社会に移りつつある現在において、情報に弱いことは痛手なのです。では具体的に情報を集めたり、読み取ったりするにはどのようなスキルがあるでしょうか。

  • インターネットを使った情報収集力
  • 統計資料を読む力
  • 財務・会計を読む力
  • キュレーション力

紙モノの情報は今や社会や業界の常識に遅れないために読むという感覚が強いです。新しい情報をいち早く得たり、顕在化していない感覚を空気として掴んだりするにはインターネットを上手く使いこなせないといけません。

これは普通に検索できれば良いという意味ではありません。常に最新情報が入ってくるように、自分のSNSのタイムラインをどのように構築するかというセンスや、アーリーアダプター達がどこで発信しているのかを知っておくということです。

統計資料や財務・会計を読むというのは数字に強くなるということです。まだまだビジネスにおいて数字は重要な要素です。最低限の基礎知識は持っておきましょう。

キュレーションとは集めた情報を選択・分類し、意味づけして提供することです。情報をいくら集めても、あなたがそれに価値を持たせて提供することができなければ、相手には意味がありません。

相手に伝えるための表現力4つ

物を売ったり、企画を実現したり、人を動かしたりするには、説得させるための表現力が必要です。上で書いたことにも繋がりますが、せっかくあなたが良いものを持っていても、相手に伝わらないともったいないですよね。

またこれとは別に、あなたの言い方が悪かったために相手には別の意味で伝わってしまい、トラブルになってしまったということもあります。しっかり伝える力は社会人に欠かせない力なのです。

表現力を具体的に分けると次のようになります。

  • コミュニケーション力
  • 語彙力
  • 文章力
  • プレゼン力

相手に自分の真意を伝えるために1番大切なのがコミュニケーション力です。相手が自分に対して心を閉ざしたままでは、自分の言葉が届きません。和やかな会話ができるような空気を作れるようになりましょう。

語彙力はあなたの表現力に直結します。様々な言葉を知らないと、上手な言い回しが思い浮かびませんし、相手は具体的なイメージができません。

近年J-POP歌手自身が作詞したものが全て同じ歌詞に聞こえるというのが話題になりました。それはプロの作詞家のような語彙力がないからそのようになるのでしょう。自由自在に自分の考えを述べる人は語彙力が豊かです。

文章力はインターネット時代になって必要性が増しています。自社のウェブツールを運営するにも訪問者数を獲得するにはコンテンツが必要とされているからです。文章を作成し情報を発信する側になりましょう。

プレゼン力は、相手を説得し自分の考えをアピールするために必要です。限られた時間や資源を使って、いかに上手く構成しアピールしていくかというのは、忙しい現代の中でこちらを見てもらうために大きな力になります。

社会人としての基礎スキル4つ

上記に加え、仕事をする上で前提となるものが次のものです。これらは特別なものではなく、必須として考えられています。必ず身につけておきましょう。

  • 体調管理、体力(常にパフォーマンスが良い状態で仕事をする力)
  • マルチタスク能力(同時進行で複数の仕事をこなす力)
  • 効率、生産性の高さ(限られた時間で多くの価値を生む力)
  • 社会人としてのマナー(人と気持ちよく仕事をする力)

会社では教えてくれないが必要とされている能力

いかがでしたか?これらのスキルは数値や資格としてわかりやすくアピールできるものではありません。しかし、会社側はこれらの力を持っている人をぜひとも欲しいと思っています。

そのため、面接での些細な質問や雑談からあなたがこれらのスキルを持っているかどうかを、面接官は必死に探ろうとします。

仕事に対する考え方、前職での仕事の取り組み方、前職での成果、これらを聞くだけでも上記の能力をしっかりと持っているのかがわかるからです。

20代のあなたは大きな可能性を持っています。土台となる力をしっかり身につけ、キャリアアップを叶えていってくださいね。