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薬剤師の仕事に復活!パートでの働き方で気を付けておきたいこと

薬剤師の仕事に復活!パートでの働き方で気を付けておきたいこと

普通のパートよりも時給が高いパート薬剤師は薬剤師資格を持ち、経験のある人ならばちょっと働きたいと考えたときに希望する仕事になるのではないでしょうか。どの仕事でも同じですがパートをしようと思ったときに考えておくこと、パート薬剤師をするときの心構えについて少し考えてみませんか。

どの位の時間、働きに出るのか

結婚や出産をきっかけに仕事を辞めて主婦業に専念していたけれど、少し自分の時間が持てるようになったのでパートに働きに出たいと思うことがあります。パート薬剤師の仕事は、病院の時間に合わせて午前、午後など短時間で働くことのできるパート先やドラックストアなどで働くこともできます。

午前中に働きに出たいのか、午後のほうが都合が良いのか、週に何日くらいが良いのか自分の中で決めてから求人を探すと良いですね。恐らく今までやっている主婦業も継続してやっていかなくてはならないので、無理のない範囲で仕事をできる場所を探すことが一番です。

税金と社会保険

自分が会社員だった頃は給与から天引きされていた税金と社会保険、会社を退職してからは旦那さんの扶養に入ってしまったため税金や社会保険について今まで考える機会がなかった人もいると思います。

しかし、パートで働くということになるとこの税金と社会保険のことをよく考えなくてはならないのです。主婦パート103万円の壁…という言葉を耳にしたことがある人は多いと思います。ざっくり言うと年収が103万円を超えると税金や社会保険を自分で納めなくてはならなくなるということです。

パート薬剤師の時給は、他のパートに比べて単価が高いので少し働く時間が多かっただけでアウトになってしまう可能性があります。税金や社会保険料を支払うのであればそれなりに稼げるように働いたほうが良いのでパートではなく正社員採用を探すという選択肢も出てきます。

パート薬剤師は活躍しています!

今の時代、院外処方が多くなり、調剤薬局の数も増えました。その分競争もありますが、それだけ薬を必要としている人も多いということですね。常勤の正社員薬剤師の補助としてパート薬剤師は大変活躍をしています。せっかく身に付けた資格です。資格を生かして活躍できる場があると良いですよね。

今はまだ1日に数時間パートに出るのが精いっぱいだけれど、子供がもう少し成長したらもっと働きたいと考える人は、パート薬剤師をやりながら経験と勘が衰えないように新しいものを知り乗り遅れないように将来は正社員を目指すことも視野に入れ働くことは大変意味があることです。

正社員時代にはよくあった残業もパート薬剤師であれば基本的に時間で帰ることができます。また、パート薬剤師の良いところは転勤がないところです。職場の調剤薬局が色々な場所に薬局を持っていると、正社員の場合は転勤があります。せっかく自宅から通いやすいところと勤めはじめた先で、通勤時間のかかるところへの転勤がないことはメリットですね。

パート薬剤師に不向きな人

実はパート薬剤師には不向きな人がいます。薬剤師という職業に対して思い入れが強く、何でも仕事をこなしていきたいという人にはパート薬剤師は不向きかもしれません。職場によって差がありますがパート薬剤師は正社員薬剤師の補助的業務にあたることも多いのです。

もちろんパートでも、正社員でも責任感を持ち仕事に取り組むことは当然です。しかし、より責任が重いもの、重要なものについてはパート薬剤師が担当することはありません。ですので補助的業務でもOKだ、という人や割り切って仕事ができる人が向いていると言えるでしょう。

パート薬剤師の求人

薬剤師の求人は探してみるとたくさん出ています。売り手市場ということですね。さて、パート薬剤師の求人はどこで探しますか。週末になると新聞と一緒に入ってくる地元の求人にも掲載があったり、無料の求人情報誌にも掲載されています。

しかしそれだけ見ているとパート薬剤師の求人は少ない様な気がしませんか?そのほかに調剤薬局にパート薬剤師募集のポスターが貼ってあることも多いので通りがかりに気にしてみたり、ドラッグストアであれば買い物に行ったついでに店内を見てみるようにしましょう。

また、ネットで薬剤師に特化した求人情報サイトやコンサルティングがみられるようになってきましたので、そこでチェックするというのもお手軽で良いですね。多くの求人を見ていると環境の良さそうなところ、待遇の良さそうなところなどもわかってくるものです。

薬剤師資格を持っている人は皆、心得ていることだとは思いますが、薬剤師は薬を扱い、人の命にかかわる仕事です。正社員の常勤薬剤師も、主婦パート薬剤師も同じ薬剤師です。それだけ大きな責任がある仕事をするということを忘れないでください。そして、自分がより輝けるパート先を見つけて家庭・育児・仕事をバランスよく両立できることをお祈りします。