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必見!ブラック企業対策を始めよう≪知識がない人は危険ですよ!≫

近年、国家レベルでも問題視されているブラック企業対策。労働基準監督署も一部の政治家達も、ようやく真剣にこの問題に取り組む姿勢が見えてきました。しかし、どんなに国が対策を講じても、ブラック企業は減るどころか増え続けているのです。

ブラック企業に明確な定義はないし、働いている社員が「うちの会社はブラック企業だ・・・」と思わない限り、少なくとも、その人にとってはブラック企業ではないのです。働いている社員によって、勤めている会社に対する感情は異なるので、一概に「あの会社はブラック企業だ!」と決め付けることはできないのです。

しかしながら、現実問題として、健康を害してしまうレベルの酷い扱いを受けている若者が増えているのは事実です。これは今に始まったことではありません。何年も前から、若者は悲鳴をあげているのに、大人が耳を傾けなかっただけです。

ようやく、若者の悲鳴に耳を傾ける姿勢になったのは良いことですが、実際のブラック企業対策はまったくと言ってよいほど効果が出ていないというのが現実です。ブラック企業は上手に自社がブラック企業であることを隠すので、国も効果的な対処をすることができないのです。

また、一時的に警告や処罰を与えることができたとしても、それほどブラック企業に与えるダメージは大きくないので、びくともしないのです。残念な話ですが、ブラックならブラックなほど、企業の成長は著しく、将来有望の企業として紹介されているケースも少なくないのです。

何も知らない学生達は、その情報だけを頼りに、自ら進んでブラック企業へ就職してしまうのです。就職してみて初めて気付くのです。「連日のサービス残業、休日出勤、セクハラ、パワハラ、労災、雇用差別、不当解雇、暴力・・・」このような社員を苦しめる現実が、毎日のように引き起こされているのです。

「両親の期待に応えなければ!どんなに辛くても3年は我慢しないと・・・」という気持ちから、転職という選択をすることができず、オーバーワークになり、それが原因でうつ病になったり、最悪の場合は自殺してしまうこともあるのです。実際に、ブラック企業での悲惨な労働環境から逃げることができずに、自殺してしまう若い社員も存在するのです。

ブラック企業から自分を守るために必要なこと

ブラック企業から自分を守るために必要なことは、働く上での権利や、基本的な法律の知識を学んでおくことです。なぜなら、自分の会社がブラック企業だと気付いていない社員も多いからです。

労働関連の法律をちょっとかじっておくだけでも、「これって違法なんじゃないの!?」と気付くことができるのです。全社員が一丸となってブラック企業と闘えば、勝機もあります。

ただし、ブラック企業と闘って勝利したからといって得るものは少ないので、あまり賢い選択とは言えません。最も賢い方法は、ブラック企業だと察知した時点で、すぐに退職して転職活動を始めることです。

学校では教えてくれない!

なぜ、高校でも大学でも、労働関連の知識を教えてもらえるようなカリキュラムがないのか理解できません。高校も大学も、将来のビジョンを開拓するために卒業するのが最大のテーマです。それなのに、就職活動をする際に自分を守ることができる知識や法律を教えてもらえないというのは、おかしな話です。

未だに両親や教師は「知名度のある大企業に就職すれば間違いない!」などという古い考え方を持っています。しかし、その考え方は危険です。なぜなら、知名度が高い大企業の中にも、驚くほど多くのブラック企業が潜んでいるからです。

あえて企業名は伏せておきますが、「ブラック企業偏差値ランキング」というホームページを見てもらえれば、知名度のある大企業でも、一般的に人気の高い優良企業と呼ばれるところでも、ブラック企業としての偏差値が高いことが明白です。

社会経験のない世間知らずの若者は、両親や教師のアドバイスを鵜呑みにしてしまうのです。そして、多くの若者がブラック企業に就職して、人生を狂わせてしまうのです。ブラック企業を回避するためには、両親にも教師にも国にも頼らずに、自分自身が知識を身につけて、対処していくしかないのです。

知識を身につける方法としておすすめしたいのは、ブラック企業の裏情報を提供してくれる指南サイトや、専門的な知識を学ぶことができる書籍です。大学生になって就職活動を始める時期になったら、人生を狂わせないためにも、自分でできるブラック企業対策を始めるべきです。