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エコと自然保護が叫ばれ、有利な就職が出来るグリーンコーディネーター

「地球の生命を守る」と言う、社会的意義のある仕事であるグリーンコーディネーター。地球温暖化による異常気象が頻発している昨今、地球の自然と緑を守るグリーンコーディネーターの需要が急増しています。

このグリーンコーディネーターの仕事の範疇は広く、造林事業へのアドバイスから、観葉植物を使った公共施設や事業所、そして一般家庭のガーデン造営なども業務となります。

グリーンコーディネーターの就職先は多岐に渡り、企業の環境対策室や社会貢献室、園芸店やフラワーショップ、ゴルフ場や園芸関連のリース会社、そしてデパートやホテル、遊園地などがあります。また地方の振興局からの需要も旺盛です。

この仕事にでは学歴は不問と言う所が多いのですが、各地の山林の植相や植物の特徴、環境保護など、幅広い知識が求められます。そして何よりも自然が好きで自然を守ると言う熱意を持ち、エコに対する積極的な見解を持っていなければなりません。

では、現役のグリーンコーディネーターとして活躍している2人の方の仕事の状況を公開します。

Aさん(仮称)は、中国地方にある某振興局に勤務しています。ほぼ毎日管轄する国有林や金融雨林を定期的に巡回し、伐採することで植相が良くなる場所をチェックして報告書にまとめています。

同時に、長期間手入れがされていない山林や荒れ地を確認する業務もしています。

そしてその報告書に基づいて、山林の所有者の所に出向き、伐採後の植林についての各種提案とアドバイスをしています。

彼はこの業務に携わるようになってから10年以上が経ちますが、日本の国有林を除く山林のほとんどが野放し状態にある事を嘆いていました。また、関東地方のある営林署に出向した時に見た、日光白根山連山の西側の樹木が殆どかれている現実に唖然としたと言っていました。中国からの黄砂と亜硫酸ガスを含んだ風の影響との事です。

次にBさん(仮称)の場合ですが、彼女は某企業の環境対策室に勤務し、全国、そして海外にある工場の緑地化について腕を振るっています。彼女は、大学時代に園芸装飾技術士検定と言う資格を取得し、日本園芸協会と財団法人クリーンジャパンセンターの準会員的立場にもあります。

彼女の場合、勤務する会社の各部署に配置される観葉植物の選定から、国内工場の緑地帯の植栽の企画立案や指導、海外工場の敷地内の緑化など、世界を舞台にグリーンコディネーターとして活躍しています。

彼女が内々に話してくれた事があります。彼女の勤務する企業の某国にある海外工場の敷地の緑化プロジェクトのサブリーダーとして出張した際に、現地の取引先の副社長から直々に彼女に対してヘッドハンティングが掛かったそうです。

条件は、年俸1500万円、3LDKの住居の無償提供、自宅と会社への送迎付き、日本への帰国や海外出張時にはビジネスクラスの利用など、さまざまなフリンジベネフィットが付帯されたと言っていました。

彼女は断ったのですが、世界的に自然環境破壊が進んでいる現在、グリーンコーディネーターの職は日本だけでなく海外でも注目を浴び需要が旺盛な仕事と言えます。あなたもグリーンコディネーターを目指しませんか。