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転職時の面接で名刺を渡されるかも?知っておくべきルールとは

転職時の面接で名刺を渡されるかも?知っておくべきルールとは

面接に行くと場合によっては面接官から名刺を渡される事があります。そこで今回はこの名刺をどう受け取った方がいいかなど、名刺の扱い方についてご紹介したいと思います。

こちらも名刺を渡す必要はない

普通名刺を扱う場面では交換するのが当たり前のように考えてしまいますが、転職時の面接の場合は、この限りではありません。何故ならば前職の名刺は会社を辞めた時点で返却するものなので、本来持っている訳がないからです。

つまり、フリーでの活動でもしていない限り、名刺が用意できるはずもなく失礼に当たらないという事です。

なので、手持ちに前職の名刺があったからといって渡してしまうと、かえって悪い印象を与えてしまうので注意しましょう。

仮に在職中に転職活動をしている場合でも、これから辞める予定のある会社の名刺を渡すというのはあまり雰囲気の良いものではないのでおすすめできません。

ですから、どうしても名刺を用意しておきたいならば、個人的な名刺を刷っておくしかないでしょう。

名刺の受け取り方について

普段、名刺交換など全くしない仕事についていたとしても、社会人として受け取り方のマナーはしっかりおぼえておきましょう。

それでは実際のマナーですが、まずは名刺を差し出されたら着席状態にあっても、一度立ち上がり、胸の高さ程で両手を揃えて「頂戴いたします」と一礼をしながら受け取るのが基本です。

焦って片手で受け取ったり、着席したまま受け取ると非常に失礼なので注意しましょう。

また受け取った後は、通常のビジネスシーンであればこちらの名刺も差し出すべきなのですが、上記の通り転職活動中は手持ちがない場合が殆ど。

なので、「個人の名刺は持ち合わせていませんので」といったような事を伝えるようにしましょう。

名刺を受け取った後はどうすべきか

名刺は受け取った瞬間にしまったりしないように注意しましょう。礼儀上はいただいた名刺は机の上に出しておくのがマナーです。

面接中は自分の左斜め前に置くのが基本で、ずれたりしないよう真っ直ぐに綺麗に置きましょう。雑に斜めに置いたりするとそれだけで「この人はマナーがなってない」と思われかねません。

複数の人から名刺を渡されたら

面接時に複数の人から名刺を渡された場合は、並べ方も注意しましょう。

基本的に同じような役職の方ばかりの場合は、こちらから見て座っている通りの並び順で名刺を並べていくべき。意外とこういう部分の作法も観察されているので、忘れないで下さい。

次に、明らかに役職の高い人が混じっている場合は、役職の高い順に上から並べていくようにしましょう。

名刺をしまうタイミング

面接においては、多くの資料を広げたりしないので、面接終了時にしまえば充分です。ただししまうといっても、お財布やカバンにささっと入れるのは微妙なので、空のもので充分なので名刺入れを持っていくと良いと思います。

いずれにしても、一番まずいのは回収を忘れてしまう事なので、会話が終わったからと安心して気を抜かないように注意しましょう。

あえて名刺を用意する場合

個人の名刺をあえて用意するというのは、なんとなくではなくアピール行為にあたるものです。

つまり印象付けたかったり、個性を出したかったりと明確な意図があるならば用意していくのも良いかもしれません。

名刺の質は、職業や自分の雰囲気などによって大きく変わっていくと思いますが、あまり遊び心がありすぎると、マイナスイメージになりかねないので注意しましょう。

また、「個人の名刺をもっているんですね」と会話に発展する可能性があるので、「なんとなく持っている」とか適当な理由ではなく、何故持っているかというアピールできる一言を用意しておきましょう。

ちなみにクリエイティブな仕事の場合は、名刺のデザインで自分のセンスをアピールする事もできるので、見栄えの良い格好良い物を自作しておくと、プラスイメージになるかもしれません。

そういった職種の場合は、作品集などを提出するのも基本になってくるわけですが、まず最初に名刺で心を掴み「お、この人センスが良いな」と思ってもらえれば、その後の作品集の印象もワンランクあがる可能性があります。

営業職などの場合は、自分の仕事自体が相手の心を掴む仕事なので、格好良いというよりは、相手に親しみをもってもらえるような名刺を用意したほうが評価があがるかもしれません。

センス良くクールすぎると、人避けしてしまうのであまりおすすめできないという事ですが、自分の名前が大きすぎるというのも我が強いといった印象を与えてしまうので、評価は微妙だと思います。

いずれにしても名刺というのは、自分や相手をそのまま表す顔のような物なので、扱いや並べ方はしっかり注意し、個人名刺を用意する場合は、自分の雰囲気にあったものを刷るようにしましょう。

名刺だけで仕事が決まるという事はあまりないかもしれませんが、名刺を扱うマナーの悪さで面接を落とされるという事はありえる話です。