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気をつけて!バイト応募の際に心がけたい電話のマナー

気をつけて!バイト応募の際に心がけたい電話のマナー

バイトに電話で応募する行為は、その企業と初めて接触する機会となります。

この時の対応の良し悪しによって、以降の面接に至るまで印象が決まってしまいます。良い印象を与えるためにも電話をかける際のマナーを心得ましょう。

電話をかける時間帯に注意!

もし募集要項に受付時間が書いているなら、その時間帯に電話をかけることを厳守しましょう。

別の時間帯でも電話には出るかもしれませんが、募集要項をまともに読めない、または相手の都合を気遣うことができないと見なされて、悪い印象を与えてしまいます。

その場で応募を断られるかもしれませんし、たとえ面接を受けられたとしても採用には至らないかもしれません。

受付時間を設定しているのは、それ以外の時間だと忙しくて電話応対に時間をかけていられなかったり、担当者が不在だったりするなど、何らかの理由があります。受付時間は必ず守りましょう。

募集要項に受付時間が書かれていない場合は、どの時間帯にかけるのが迷惑にならないか自分で判断する必要があります。

例えば一般的な企業であれば出社直後と退社直前、昼休みの時間帯は避けるのが望ましいですし、飲食業であれば開店直後や食事時など混み合う時間帯は避けるなど、自分がそこで働いた気分になって考えてみるのも良いでしょう。

言葉づかいと発声に注意!

応募で電話をする際には言葉づかいがしっかりとチェックされています。友達に電話する時のような、くだけた言葉づかいで話すことは失礼にあたりますし、非常識とみなされます。

例えば見ず知らずの相手から電話がかかってきて、いきなり馴れ馴れしい口調で話されたら腹が立ちますよね。

電話は顔が見えない分、正しい言葉づかいを心がけることが礼儀となります。

「ありがとうございます」や「恐れ入ります」のような敬語や丁寧語をあらかじめマスターできれば望ましいですが、語尾を「です・ます」調にしたり、語尾をだらしなく伸ばさないようにするだけでも真面目な印象を与えることができます。

電話で次に重要なのが声の大きさや調子です。あまり小声でボソボソ話されると相手側にとっては聴き取りづらい上に暗い印象を与えてしまいます。

ハキハキ話すことは望ましいですが、大声過ぎるのも鬱陶しい印象を与えて企業によってはマイナスイメージを抱く場合もあります。

普段から電話での会話に慣れて、適切な声の大きさを把握するのが良いでしょう。

また、いくら電話では姿が見えないからと言って、応募の際に寝転がりながら電話をかけるのは論外です。

そのようなだらしない姿勢は発声の状態から意外と相手に気づかれてしまうものです。

電話は起きてかけるのはもちろん、十分な発声ができるように背筋を伸ばすなど正しい姿勢を心がけましょう。

電話の際に笑顔を作るよう意識すると明るい声が出しやすくなります。

聞き漏れ・話し過ぎに注意!

応募の電話をかけると履歴書の送付や面接の日程などについて、重要な情報のやり取りが発生します。

この時の確認が不十分だったために不採用になることも考えられます。手元に筆記用具を置いて重要な情報をメモするのはもちろん、相手の言ったことを繰り返して確認することを忘れずに行いましょう。

企業側が本来伝えなければいけない情報を忘れることもあるので、事前に確認すべきことをリストアップしておけば間違いありません。

逆に募集要項だけでは分からないことがあって、電話で延々と質問するのはマイナスイメージを与えてしまいます。

企業側は業務で忙しい中、電話を受けているため、必要最低限のやり取りだけで終わらせたいものです。

バイトの内容について疑問点があれば面接で聞くようにしましょう。もし質問で電話が長引きそうな時は企業側から「詳しいことは面接で確認してください」と促されるはずです。

まだ質問があっても、その時点で電話を済ませるようにしましょう。

電話をかける場所に注意!

携帯電話から応募する場合、電波状況が良くないところからかけると雑音が入ったり、音声が途切れるなど、相手方に不快な印象を与えてしまいます。

また周囲の騒音が入るところも望ましくありません。

電波状況が良くて、静かなところから電話をかけるようにしましょう。固定電話があれば、そこからかけた方が安定して声が届きます。

電話の切り方に注意!

原則的に最初に電話を切るのはかけた側、つまり応募者です。この時、失礼にならないように「失礼いたします」と一声述べておくと相手側も電話の切り時を判断でき、スムーズに通話を終了することができます。

受話器を置く場合は相手方に音が聞こえますので、乱暴にならないよう静かに置きましょう。

このように電話一つかけるだけでも多くの注意点があります。 けれども、これだけの配慮が必要なほど採用する側は短い通話時間で応募者の人間性をしっかりとチェックしています。 せっかく採用になるための他の要素は持ち合わせているのに、電話だけで不採用になってしまうのは、もったいないものです。 採用への入口として、一社会人であることを心がけて正しい電話応対ができるようにしましょう。