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どっちでバイト?チェーン店と個人商店のメリット・デメリット

どっちでバイト?チェーン店と個人商店のメリット・デメリット

アルバイトを探すとき、求人雑誌を見ると、アルバイト募集情報がたくさんありすぎて選べないことがありませんか?

アルバイトには飲食店、販売店、工場、はたまた家庭教師などいろいろなジャンルがあります。

まずは、おおよその仕事のジャンルをイメージするのは当然ですが、次の段階として、アルバイト先をチェーン店とするか、個人経営店とするかで、同じ飲食店でも作業内容から、勤務体系、給料の時間計算の仕方まで違う場合があります。

そこで、チェーン店と個人経営のアルバイトの差を知っておいた上でアルバイト先を選ぶことをお勧めします。

チェーン店と個人経営店との違いとは

実際は店によって様々ですが、おおよそ4つの違いがあります。

  • ①仕事の教え方
  • ②勤務時間の数え方
  • ③給料の渡し方
  • ④シフトの入れ方

①仕事の教え方

チェーン店にはマニュアルがある

皆さんが想像できるように、チェーン店にはマニュアルと呼ばれる、誰でも仕事ができるように教えるツールがあります。それは、研修のビデオだったり、チェック表だったりします。

例えば、販売店であれば、最初は品物の整理や陳列からで、慣れてきたらレジを教える等段階がある場合が多いです。

なお、これは他でのアルバイト経験により、段階を踏まずに説明だけあることもあります。

個人経営店は一緒に働いて覚える

個人経営店では、マニュアルは基本的にないか、簡単なマニュアルがあります。原則は、先輩アルバイトといっしょに入り、やり方を教えてもらうということがほとんどです。

品物の出し方から、掃除の仕方までその店独自のやり方があります。その都度メモをとることや、自分で考えて行動するといった努力が必要となります。

②勤務時間の数え方

バイト終了時間が事前に読めない・・・

チェーン店でも個人経営店でも今はタイムカードを導入し、時給を管理しているところがほとんどだと思います。

ただ、アルバイトの終了時刻についてチェーン店は、人がいない、トラブルが起こった等の理由で残業が出ることもありますが、基本は規定の時間に勤務が終了します。従って、毎月の給料は大体事前に計算することが出来ます。

個人経営店の場合は、おおよその終了時間が決まっているものの、実際は客の多さで変更することが普通です。

予定上は午後10時に勤務終了の予定になっていても、客があまり来なければ早めに閉める店も意外にあります。特に飲食店はその傾向が強いです。反対に、客がなかなか帰らないと時間が延びることもあります。

お昼の時間は勤務時間?

また、午前10時~午後5時までの勤務とする場合、通常はお昼ご飯をとるための休憩が入ります。この時間に対して給料を払うかどうか違いが出ることがあります。

チェーン店は、お昼休憩のときは勤務時間ではなく休憩時間としています。給料はでません。休憩時間も1時間なら1時間としっかり決まっています。

個人経営店であっても、チェーン店と同じく時間が定まっていて給料が出ないところもありますが、休憩とみなさないという考え方で、給料がでるところもあります。

今人が少なくなってきたからお昼食べに行っていいよ、と言われ、大体の時間で戻って、また次の人が食べるという具合です。 これには一長一短あり、給料が出るのはいいのですが、休憩としてしっかり休めるかは状況次第です。

③給料の渡し方

個人経営店はまだまだ手渡しのところがある

チェーン店で働く人に、給料を手渡しでもらうというと驚かれることがあります。もちろん、個人経営店だって店によって違いますが、意外に、手渡しという店がまだあります。

手渡しというのは自分で預金口座からお金を引き出す必要がない、現金をもらうことで働いた実感がわくといった利点もあるかと思いますが、重要な欠点があります。

それはアルバイト先に行かないと給料がもらえないということです。だいたい25日だとか15日だとか給料日は決まっていますが、その日にアルバイトに入っていなければ、店長に会いに行ってもらうか、次の勤務日にもらうかになります。

また、アルバイトをやめた後に給料をもらいに行く場合、不要な気まずさを感じるかもしれません。

④シフトの入れ方

テスト週間でもアルバイトが抜けられない?

テスト週間などは他の学校と重なる場合が多く、シフトに穴があきがちです。

このようなとき、チェーン店には社員といわれる、アルバイトとは違う身分の人が数人います。シフトの調整は基本的にこの人たちで行われます。

テスト週間に、多少の協力は学生アルバイトに依頼するものの、その時期は社員がいつもより長時間働き、カバーするという体制があります。

一方、個人経営店では、社員はいません。店主とその家族や知り合いが一緒にやっているところが多いと思います。

学生でないパートがいれば問題ないですが、学生ばかりのアルバイトだと、誰かは働かなければいけないため、テスト週間でも通常通りアルバイトが入ることがあります。

1週間ごとに予定を出す

シフトのスケジュールを出すタイミングはチェーン店の方が早いと思います。おおよそ一ヶ月前にアルバイトの予定を出してもらい、決定するというところが多いのではないでしょうか。

それは他の店にヘルプを頼んだりする必要があるかもしれないという場合等、店舗間でもシフトを調整する必要があるからかと思います。

一方個人経営店はヘルプというシステムはなく、完全に1店舗だけで勤務を考えるため、ところによっては1週間前までに予定を出せばいいということもあります。

この場合、1週間前までシフトが決まらないという焦りがあるかもしれませんが、近くにならないと予定がわからないようなことがあるときは、助かります。

さあどちらにする?

アルバイト初心者はチェーンがおすすめ!

アルバイト初心者は、基本をきちんと教えてくれるチェーン店がおすすめです。あいさつの仕方や、レジから小銭をとる方法、クレジットカードをきる方法など細かいやり方について、教えてくれるでしょう。

自由を求める人は個人経営店

アルバイトをある程度経験し、自分のやり方等がある方は個人経営店のほうが向いているかもしれません。

ただ、個人経営店でアルバイトを始める場合は、知り合いにそこで働いている人がいないか探して話を聞いた上で決めることをお勧めします。店主が度の外れた変な人だった場合を避けるためです。

以上、皆さんにはどちらがあっているでしょうか。どっちのアルバイトをやるか、自分の状況と、アルバイト募集情報とを兼ね合わせて選んでみてください。