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今日から実践!チームワークで仕事の効率が上がる方法

今日から実践!チームワークで仕事の効率が上がる方法

誰しも信じがたいかもしれませんが、チームワークがある程度存在している組織ほど、成果を出す可能性が高いです。

では実際に、チームワークとはどういうことを言うのかと言えば、以下のようなことだと考えられます。

1.互いの欠点や弱点を言い合える 2.互いの成果を喜び合える 3.他人の人格を否定しない

これらが実際にうまくいっているチームであればあるほど、目に見える成果を発揮しますし、たとえ1回では成果を発揮することができなくても、その後に大きな成果をあげられることだってよくあります。

これらの項目はいわば「チームワーク」の基本を表しているのです。

互いの欠点や弱点を言い合える素晴らしさ

実際、同じチームのメンバーと言えども、上司の評価は個人単位で行われますから、あなた自身が素晴らしい能力を発揮していても、チームが成果を上げられなければ、あなたの評価はチームによって足を引っ張られることもあります。

ですが、逆を言えば「あなた自身の能力があって、チームの成果をより上方修正することができた」ということもありえるわけです。チームメンバーが互いにこう思えるような状態であれば、そのチームはきっとうまくいくチームです。

そういう意味でいえば、互いの欠点や弱点を分かち合える関係は、非常に理想形です。チームの中で互いに弱点を言い合い、それを認識したうえで、フォアザチームの精神で仕事に取り組めることこそ、チームにとってもいいことです。

さらに言えば、チームを支えるために自分の能力を発揮するという献身的な姿勢こそ、上司をはじめとして会社の上層部に評価される部分でもあります。

スタンドプレイに終始するような人材は、最近評価されにくいというのが現状ですから、なおさらです。

互いの成果を喜び合えることは「人格者」の証

先ほどの項目で、スタンドプレイに終始する人材の評価が低いという話をしましたが、これにはもちろん理由があります。

それは、日本人独特の「組織」という考え方によるものです。日本人は集団の中で個を強調するのではなく、謙虚にふるまうことが「美徳」とされてきました。

最近では欧米的な考え方も入ってきていますが、まだまだ謙虚さは「美徳」です。

それに、スタンドプレイをして、成果を発揮したとしても、組織の一員としての振る舞いを評価するならば、スタンドプレイの陰で日陰に追いやられている同僚などもいるはずです。

もしかしたら、その同僚と手を組めばもっといい成果が出たかもしれませんよね。

むしろ、どんないい成果が出ても、チームとしてそれを成し遂げられることが、日本人の美徳には叶っています。

その美徳を背負っている世代が、今の経営者世代であり、上司の世代でもあるわけです。若い世代を評価する立場の人が、そのような物差しを持っているのです。

自然に、互いの成果を評価しあえること。ある意味「人格者」と言えるだけの行動ですが、これがチーム内で自然に行えることこそ、仕事の効率もしっかり上がっていく好循環につながるのです。

他人の人格を否定するのは「タブー」

誰にだって、失敗はつきものです。その失敗を捉えて、その人間の人格をも否定するのは絶対にやめましょう。

そもそも、誰だって失敗はします。失敗を容認しろとも言いません。失敗をしたならば、それを今後回避する方法があればしっかり悩めばいいし、チーム内の別の人間であれば失敗を回避できるだけの能力があれば、代わりにそれを担うようにすればいいのです。それが「チームワーク」です。

中には、失敗に至った行為を責めるのではなく、失敗した人間の性格を否定する場合がありますが、これはいけません。

人間はそれぞれ「ポリシー」を持っていますし、「プライド」を持っています。それぞれを尊重しあうことこそ、良きチームワークが生み出されるのです。

チームで仕事をする理由。それは、1人でだせる結果より、チームで出せる結果の方が大きいからですし、困難な仕事でもチームであたれば達成できるという「希望」があるからです。

チームは運命共同体であって、互いに人格を否定する場ではありません。

人格を否定された人間がどうなるか。それ以上、そのチームで能力を発揮することはできませんし、心の病になるまで悩むかもしれません。

貴重な能力を持った人材を失うかもしれない行為ですから、人格を責めるのは絶対にやめましょう。

チームワークで仕事の効率が上がる、その真髄は?

チームワークが良ければ、仕事の効率が上がる。それは紛れもない事実です。

今まで挙げてきたような項目を実践できれば、必ず仕事は成し遂げられます。

なぜなら、これらの項目によって成り立ったチームワークであれば、互いを尊重する気持ちが根底に存在しているからです。もちろん、どんなことがあってもです。

人間は「認められたくて」頑張る性質があります。仕事で成果を出すことももちろんですが、上司や同僚に「よくやった」と、承認してもらえることに生きがいもやりがいも見いだせるわけです。

そのことを忘れずにいれば、チームワークは自然に高まってきます。