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転職面接で必ず聞かれる退職理由の言い方講座

転職面接で必ず聞かれる退職理由の言い方講座

転職活動をしていると面接で必ず聞かれるのが退職理由です。

しっかりとした退職理由のある方もそうでない方もいます。退職理由も伝え方一つで評価ポイントになりうるのですから、好印象を与える面接にしたいものです。

近年では新卒3年以内に退職する割合が30%を超えています。そして、退職理由のほとんどが特に理由のないミスマッチであると言われています。 だからこそ退職理由を語ることのできない転職者が増えている今、重要なアピールポイントになるのです。

だからこそ、現在の転職活動では面接官が納得できるような退職理由であれば他の転職者と比べて心象は良いものになります。

有利になることがわかっているとはいえ、納得できる退職理由が浮かばないことも事実です。

面接指南本は時代遅れ?

退職から転職をする際に参考にする書籍では時代にそぐわないアドバイスが散見されます。

特に退職者用の面接指南本などで退職理由で言ってはならないキーワードとしてよくあげられているものがこれらです。

  • 前の仕事の悪口を言わない
  • ブラック企業で辞めたはNG
  • トラブルの詳細は言わない

実はこれらは面接官が不快にならないような表現であれば全て退職理由として通用します。

むしろあなた自身がどのような判断基準で行動しているかを評価するために、きちんと説明しなければならないのが退職理由です。

仕事の愚痴は潤滑油

前の仕事の悪口は言わないといっても、職場環境や人間関係で悩んだ経験は社会人であれば必ず経験しています。

退職理由として挙げる際にどうしても、悪口になることはやむを得ません。

職場の愚痴は面接官も吐きたいと思っているものです。度を越さない愚痴程度であれば、退職理由に前の仕事の悪口を盛り込んでも構わないのです。

話が盛り上がり、次の話題も弾みやすくなるでしょう。

もちろん前の職場を根拠なく悪く言うような人を転職者で採用したくないというのも事実です。そのため、理由を付けたうえで前の仕事の悪い点を指摘しましょう。

転職活動が盛んでない頃には会社の悪口を言うような人を採用しない、という企業があったのは確かです。

しかし、今は時代が変わり転職も盛んで、転職者に求めらるものは会社への忠義ではなくその人自身の能力になりました。

数少ない面接の機会で自分の能力を見てもらうために、悪口を言わないというような制限をかけていてはもったいないのです。

悪口一つとってもアピールポイントにするのが転職活動を成功させるコツです。

ブラック企業での経験は活かせる

ブラック企業で辞めたはNGというのも転職業界での定説のように噂されています。

しかし、現在ブラック企業に就職してしまい退職する方は多くいます。つまり退職理由としてもメジャーなものとなりつつあるのです。

問題はブラックで辞めるほどの理由となったところをいかに説明できるかにかかっています。

長時間拘束かサービス残業といったものからパワハラ、薄給とブラックにも種類があります。

転職先が同じような職種であれば、どれだけの拘束時間か給料かというのも想像できますし、サービス残業の有無も判断できるでしょう。

業界の常識以上の仕事量をこなして、自分の限界も知っているのであれば戦力としても計算しやすくなります。

雇う側からしても計算しやすい人材が一番欲しいものなのです。ですから、一度でもブラック企業を経験していることを自分の能力とリンクさせて伝えることができれば高評価となります。

トラブルに遭った経験すらウリになる

トラブルの詳細は言わないということも転職に際して注意が必要とされています。

たしかに、自分のミスでトラブルを招いてしまったのであれば、その原因を教える必要もありません。面接の場で自分を下げるような発言をする必要はないからです。

しかし、トラブルが原因で退職しているのであれば、それなりに責任を取れる立場にあったということを表します。

責任を取るために自分がした対処の流れを説明することも仕事ができるというアピールになります。

実際に仕事をしているとトラブルへの対処というのは毎日のようにあるものです。

面接官にその能力を見極めてもらうためには、トラブルをいかに対処したかの詳細を語ることも必要です。

面接はアピールの場

退職理由というものはネガティブなものという考えを持ってしまう必要はありません。

必ず聞かれる事柄の一つですので、どう隠すかを考えるのではなくどう武器にするかを考えましょう。退職自体に後ろめたさを感じずに前向きに考える必要があります。

転職先に良い印象を与えられるかが第一なので退職理由も好印象を与えるように言えばいいのです。

どれだけネガティブなものでもポジティブな表現で伝えるように心がけましょう。面接全体での印象が大きく変わります。

今まで退職理由を考えるのがニガテだった人も表現を変えてみるだけで面接官の受ける心象は大きく変わります。

転職活動の中でも面接をする機会は非常に多くなります。あなたも表現方法を変えてみることで生まれてくる良い結果にきっと驚くことでしょう。