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転職者必見!!退職する際のトラブルに対処するには?

転職者必見!!退職する際のトラブルに対処するには?

転職は今の時代、当たり前のように行われるようになり、特に雇用流動性の高い業界では抵抗感なく新しい職場を見つけていくことが出来ます。

とはいえ、転職を機に退職する際に起こるトラブルというものは様々なものがあり、こういったものに上手く対処しないと失業保険が貰えなかったり、新しい転職活動を始められなかったり、変な評判が業界で立ったりと不都合だらけです。そこでこういった厄介なトラブルを乗り越えるコツを紹介します。

どうしてトラブルになるのか

多くの場合、退職時のトラブルの最も大きな原因になるのが準備不足とコミュニケーション不足です。

ほとんどの退職者が辞めると決心してから実際に辞めるまでが3ヶ月程度と非常に少なく、こういった点が申し送りの不備や人間関係の悪化といったトラブルの温床になります。

そのために辞めると決心してからの準備と段取りを考える時間をよく考えてから辞めるまでの日取りを考えていく必要があります。

またコミュニケーションの不足は退職してからの問題を引き起こしたりなど円滑な退職を阻害してしまいます。

これから退職にまつわるケースを紹介しますが、この2つが様々な問題を引き起こすということを押えておいてください。

金銭、契約関係のトラブル

裁判にもなりやすく、また最も厄介なのがこの金銭もしくは雇用契約に絡んだトラブルです。

多くの転職者が様々な問題で弁護士事務所を訪れますが、多くはこの2つということがおおいのです。

金銭的な問題としては何と言っても給料の未払いや残業代など雇用者側の不払いが大変多いのが特徴です。

こういったものを解決するには辞める何ヶ月前からの資料集めや、関係部署の人との関係作りは欠かせませんが、表立って退職する前にこういった問題は持ち上げないほうがよいでしょう。

最悪、就業している時にこういった問題を会社内で提訴でもするとやめさせてくれなくなったり、失業保険の手続きのために必要になる書類を出してくれなかったりと様々な妨害が入ったりして厄介な企業の場合には本当に始末に負えないのです。

そのため退職して身軽になってから弁護士などとともに、簡易裁判でもいいですから行動を起こしてみることが必要です。

この際、企業によって簡単に残業代などを払ってくれたりその逆に何年も係争が続いたりと会社によって様々で、相手の出方を伺うことが大事です。

長引きそうであれば手を引くというのも手です。何と言ってもこんなことで時間を取っているのは機会損失なのです。

また雇用契約のトラブルも忘れてはいけない問題です。特に悪質なのが新入社員の無知につけこんで研修期間に様々な契約をとりなして辞めたら損害賠償を50万円請求するとか、研修費用を徴収するとかいった契約を結ばせてしまうことです。

こういったものは契約してしまったらそれを取り消すのはかなり困難で、時間もかかりますから泣き寝入りが多くなってしまうこともよくあります。

そのためこういう契約を結ばない、結ばせられそうであれば潔く辞める覚悟を持つということが大事です。

他にも雇用契約で繁忙期には辞表を受け付けないなどといった強引な文句を忍ばせているものも多く、こういった雇用契約は大企業でもチラホラ見られます。

明らかに法律に抵触しているような内容も遠慮なく雇用契約に記載しているような会社も多いですから、辞める段階になってこういうことが支障になったら弁護士に相談してみるのが一番です。

場合によっては企業も表沙汰にしたくないために、あっさりと退職手続きをしてくれることもあり、試してみる価値が有るのです。

注意しておきたい人間関係のトラブルとは

他にもぜひ押えておきたいのが人間関係のトラブルです。十分に何ヶ月前から申し送りの準備をして、新しい業務にとりかからないようにし、職場の人にも礼を尽くして退職してもトラブルが後々持ち上がることはよくあります。

その最も大きいのが同じ業界に留まった場合に顕著です。

特に広告業界や旅行代理店業界などは業界の規模も少なく、人事交流もそのために盛んで他の会社に行っても前の会社の評判がよく付き纏います

こういったことは村社会的日本の悪いところですが、根も葉もない噂がどこからともなく立ってきて業務に差し障るということはよくあるのです。

何より、新しい転職先を探すにも狭い業界だとよく退職前の企業から情報を仕入れてこれますから、良好な人間関係を前の職場で作っていないとネガティブな印象を転職先の企業に与えてしまうことになります。

こういったことを起こさないようにするためには退職後もちょくちょく顔をだすことはとっても効果があります。

こういうことをするだけで仲間意識も続いて変な噂も立ちにくくなりますし、なにかと便利な関係が続いて、人脈として長く使えます。

よく転職後も前の職場に年賀状を出すという行為の是非が問われますが、こういうことからもぜひやっておくべきなのです。こういった地道な根回しともいうべき気配りがあなたの評判を上げ、前途を明るくします。

このように転職にまつわる退職時のトラブルの数々を紹介しましたが、最初に申しましたとおり、準備とコミュニケーションは何よりも重要です。この点を疎かにしないように転職に励んでみてください。